真のコント日本一を決める『キングオブコント2020』の決勝が26日、東京のTBSで行われ、ジャルジャルが新王者に輝いた。大会がスタートした初回から挑戦しつづけ、13回目の挑戦でのキングの座を手にいれた。
ジャルジャルが念願だったキングオブコントの第13代目キングのタイトルを手にした。
後藤淳平は「1回から挑戦していて、12回悔しい思いをしていた。本当に気が狂いそうになるぐらいへこむこともあったし、決勝にすら行けない時期も長かった。こうやって優勝して、悔しい思いとか吹き飛んだ。これがチャンピオンなんやと実感している最中です」
結果を聞いて涙を浮かべていた福徳秀介は「同じぐらいの芸歴の芸人さんたちが辞退していったりするなかで、僕らは出続けていて。芸歴も17年、18年になってきて、若手が輝くべき大会に僕らが出ていいのかという不安もあったんですけど、どうしてもチャンピオンになりたくて、優勝したかったので挑んだ。諦めず、しつこく挑み続けてよかったと心の底から思います」
昨年大会は、実家の椅子を蹴って足を骨折した状態で挑んだ。
「もしかしたら折るかもしれないという思いで、今年は決勝決まってから一回も実家に帰らなかった。たくさんのかたに迷惑をかけて、後藤にも迷惑をかけて、ネタ2つも変えてもらった。優勝という形で許してもらえないかという思いで、今年挑ませてもらった。」
今年は「客観的に自分たちを見て、“もういい加減に優勝しろよ! ジャルジャル”と思っていた。客観的な叱咤激励がジャルジャルに届いたんじゃないかな」と、後藤。
念願だった王者のタイトルを手にした今大会を、福徳は「僕らが最年長で芸歴があるコンビだった。後輩には負けられないというプライドの戦いだった」という。
一方で後藤は、「準備段階から優勝がイメージできていた」とし、新型コロナウイルスの影響で観客を入れた公演がままならないなかで「吉本さんが劇場をたくさん持っていて、万全な対策のうえで、お客さんを減らしながらも公演をやってくれていたので、僕たちもそこに出させてもらって、たくさん準備ができた。今年はそれが良かった」と、勝利を分析した。