スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
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サッカーW杯アジア最終予選で日本は1勝1敗スタート
サッカーの「2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会」のアジア最終予選が9月2日、各地で始まった。
7大会連続の本大会出場を目指すB組の日本は大阪・パナソニックスタジアム吹田でオマーンに0−1で敗れ、2大会連続でホームで黒星スタートとなった。
日本は1対1の局面では何度も後手に回り突破を許した。後半6分には自陣深く進入されて上げられたクロスに対応した長友がハンドの判定を受けた。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でPKの判定は取り消されたが、後半43分に決勝点を奪われた。
試合後、主将の吉田は「負けるべくして負けた。テンポもコンビネーションもよくなかった」と言葉を絞り出した。
森保監督は「この敗戦を取り返さなければいけない。次の中国戦へ修正したい」と前を向いた。
日本の次戦は7日の中国戦(ドーハ・ハリファ国際競技場)。しかしこの間、MF南野とDF酒井が離脱。2連敗は許されない中で、嫌なムードが漂ったが、1−0で勝利を収めた。日本は前半40分に大迫のゴールで先制。後半途中から4バックへシステム変更して得点を取りにきた中国にペースをつかまれる時間帯もあったが、粘り強く守り切った。
決勝点を挙げた大迫は格下の中国相手とはいえ、まずは1勝を挙げ「最低限の結果は出せたかな」と安堵の表情を見せた。
1トップで出場した初戦のオマーン戦は徹底マークに苦しんだ。得点に絡むどころか、シュートは後半の1本のみにとどまった。2次予選でともにゴールを量産した南野が負傷離脱し「戦術うんぬんよりも負けないこと。それをピッチの上で表現しないといけない」。重責を背負って挑んだ試合は序盤から積極的に走り回り、しっかり結果を残してみせた。
森保監督は「気持ちを切り替えて日本らしく戦ってくれた」と選手をたたえた。
日本代表は10月には7日にアウェイでサウジアラビアと、12日にはホームでオーストラリア(埼玉スタジアム2002)と対戦。ともに連勝で1位と2位の両チームを破り、一気の浮上を狙う。
元Jリーガー水内猛さんらがサッカー、ラグビー、陸上を通じて子供たちに夢の大切さを伝える【夢の課外授業】
「できないことは悪い事じゃない。できないことをできるように頑張って」
元Jリーガーの水内猛さんが発起人となり、サッカーやラグビー、陸上競技といったスポーツを通じて子供たちに夢や目標を持つためのきっかけづくりを目指す「夢の課外授業スポーツ体験スペシャルinさいたま VOL.6 Supported by PLEADY」が8月10日、埼玉・浦和駒場スタジアムで開催された。
この企画は子供たちへ向けたさまざまな形での教育支援を続けている二十一世紀倶楽部が行っている「夢の課外授業」の特別版。水内さんがかつて浦和レッズでプレーしていた縁もあり、2015年から浦和駒場スタジアムで開催。通常の「夢の課外授業」は一人もしくは1グループの著名人が学校を訪問し、それぞれの得意分野を生かした授業を行うのだが、この特別版はサッカーを水内さん、ラグビーを元ラグビー日本代表の堀越正巳さん、陸上を元陸上選手で現在プロスプリントコーチとして多くのプロスポーツ選手を指導する秋本真吾さんがそれぞれ受け持ち、指導するという豪華版となっている。
昨年は新型コロナウイルスの影響により開催を見送ったため、今回は約2年ぶりの開催となる。
今回も小学生男女を一般公募し、約100人が参加した。
【東京五輪】男子400mリレーはバトンがつながらずまさかの棄権。バスケット女子は日本が決勝進出
陸上女子1500メートルで田中希実が8位入賞
東京オリンピック第15日となる8月6日、陸上競技の男子4×100mリレー決勝でメダルが期待されていた日本は1走・多田修平から2走・山縣亮太へのバトンが渡らず、途中棄権という結果に終わった。
日本は5日の予選では1走・多田修平、2走・山縣亮太、3走・桐生祥秀、アンカー・小池祐貴のオーダーで臨み、1組の3位で決勝進出を果たしたのだが、山縣と桐生の間でややバトンが詰まるなど安全運転のバトンワーク。メダルがかかる決勝では攻めのバトンワークで臨んだが、無念の結果となった。
女子1500メートル決勝では、この種目で日本人として初めて決勝に進んだ田中希実が、3分59秒95のタイムで8位入賞を果たした。田中はスタートから積極的に前に出て一時は2番手。道中は4、5番手につけると、ラスト1周も先団に食らいつき、8位でゴール。準決勝に続き4分を切る快走を見せた。日本人の女子選手が五輪の中距離種目で入賞したのは1928年アムステルダム五輪800メートルの人見絹枝以来93年ぶり、トラック種目に広げても1996年アトランタ五輪5000メートルで4位に入った志水見千子以来25年ぶりの快挙だった。
札幌で行われた陸上男子50キロ競歩では川野将虎が3時間51分56秒でで6位入賞した。
また女子400メートル決勝で、アリソン・フェリックス(アメリカ)が最後の100メートルでのステファニー アン・マクファーソン(ジャマイカ)とのデッドヒートを制し49秒46で3位に入り、オリンピックで10個目のメダルとなる銅メダルを獲得した。
レスリングでは女子53キロ級で、初出場の向田真優が金メダルを獲得した。向田は前半0-4とリードされるが、後半、じわじわと追いつくと終了間際に場外押し出しで1ポイントを獲得し5-4で逆転勝ちを収めた。
【東京五輪】侍ジャパンが初陣!7月28日の見どころと放映スケジュールをチェック
7月23日〜8月8日まで、史上最多33競技339種目の熱戦を繰り広げる東京オリンピック。日本代表が登場するのはいつ?対戦する国は?放映スケジュールは?など、気になるポイントをまとめてチェック。
◎7月28日の見どころ
この日から、いよいよ侍ジャパンが登場する。初陣となるドミニカ共和国戦は、福島県営あづま球場で行われる。2008年北京大会以来、3大会ぶりに正式種目としてオリンピックに帰ってきた野球。田中将大や鈴木誠也、坂本勇人などタレント揃いの代表チームで、金メダル獲得を目指す。
サッカー男子はグループリーグの最終戦。日本はフランスと対戦する。初戦の南アフリカ戦、25日のメキシコ戦で得点を挙げたエース、久保建英は、オリンピックで2試合連続得点を挙げた史上3人目の日本代表選手となった。日本の「至宝」を起点に、首位通過なるか。
競泳は男子200mバタフライ決勝で、本多灯が表彰台を狙う。女子200m個人メドレー決勝では、女子400m個人メドレーとの2冠を狙う大橋悠依に注目。体操競技の男子個人総合も決勝が行われ、新エース橋本大輝ら、日本勢のメダルが期待される。
編集部が独断と偏見で見どころピックアップ「家でじっくり東京五輪」
7月23日に開会式を迎える「東京オリンピック」では五輪史上最多となる33競技・339種目が行われる。今回の五輪は新型コロナウイルスによる感染症の拡大防止のため、6月23日に東京2020組織委員会が観客数を「収容人員の50%以内で1万人」と発表した。同時に応援スタイルについても飛沫感染の防止の観点から、大声を出しての応援にも自粛の要請が出された。おまけに不要不急の外出については自粛の要請が出されていることから多くの人がテレビでの観戦となる。そんな中ではあるが、編集部が独断と偏見で注目競技をピックアップする。
長友佑都、専属シェフとかまぼこ大使に就任「魚肉たんぱくをしっかり摂って高みを目指す」
サッカー日本代表DF長友佑都が28日、専属シェフの加藤超也(たつや)氏とともに「魚肉たんぱく同盟」新プロジェクト始動記者発表会に登場した。
サッカー男子 五輪代表18人発表。海外組9人、強力オーバーエイジで目指すは「金」
堂安、久保、冨安のA代表常連が順当に選出
日本サッカー協会(JFA)が6月22日、会見を開き、今夏に開催される東京オリンピックに出場するU-24日本代表メンバー18人を発表した。
A代表でも活躍するDF冨安健洋(ボローニャFC/ITA)、MF堂安律(アルミニア・ビーレフェルト/GER)、久保建英(レアル・マドリード/ESP)らが順当に選出。海外組は過去最多の9人を数える。オーバーエイジ(OA)枠には6月の国際親善試合にも出場したDFの吉田麻也(サンプドリア/ITA)、酒井宏樹(浦和レッズ)、MFの遠藤航(VfBシュツットガルト/GER)が名を連ね、現段階で考えられるほぼベストメンバーという陣容が揃った。
会見でU-24日本代表の森保一監督は「できることならすべての選手をメンバーに選びオリンピックに参加させてあげたいとは思っているが、18人という非常に限られたメンバーでチームを編成しなければいけない。本来なら選ばれてもおかしくない選手たちを外さなければいけないということについては難しい作業だった。しかし我々は東京オリンピックで金メダルという目標を掲げている。金メダルを獲得するために現時点でのベストのメンバーを選ばせていただき、東京オリンピックに臨みたいと思っている。選ばれた選手にはこれまで戦ってきた仲間たちの思いを胸に刻み、全力で戦ってほしいし、日本のために全力で力を出し切ってほしいと思っている」と金メダル獲得への意欲を見せた。
そして「東京オリンピックは人生をかけられる大きな大会だとは思うが、ここがゴールではない。今回選ばれなかった選手たちにはさらに上を目指して成長していってほしい。私も指導者である限り、そういう選手たちの成長をこれからも見守っていきたいと思っている」とここまでチームに関わったのべ90人に及ぶオリンピック世代の選手たちにメッセージを送った。またA代表の監督も兼任する立場として「今回選ばれなかった選手も、これからの成長を見続けて、力を示してくれた選手にはA代表の道も開けるようにしっかり選手の情報を見ていきたいと思っている」と今後の飛躍に期待した。
日本サッカー協会がSDGs推進活動の一環として海洋資源保護活動「RUN FOR THE OCEANS」に初参画
「JFA 2021 CHALLENGE」で走行距離2021kmの達成に挑む
日本サッカー協会(JFA)は5月26日、日本代表のオフィシャルサプライヤーであるアディダス ジャパン株式会社が全世界で推進する「RUN FOR THE OCEANS」の取り組みに賛同し、その活動を通じた海洋資源保護活動に初めて参画することを発表した。
「RUN FOR THE OCEANS」は、アディダスが 2017年にスタートした海洋プラスチック汚染に対する取り組み。今年は5月28日(金)~6月8日(火)の期間中、「走行距離1kmごとにプラスチックボトル10本相当の海洋プラスチックごみをアディダスが海洋環境保護団体とともに回収する」という試みを全世界で展開する。
JFAはかねてからSDGs(持続可能な開発目標)の推進活動として、エコ製品の推進、省エネを意識した大会運営、発達障がいの子どもを対象にした「センサリールームの設置」など、社会の発展や環境に配慮した施策を実施している。
今回はサッカーファミリーが一丸となって、日本代表戦2試合での走行距離2021kmの達成に挑む「JFA 2021 CHALLENGE」を実施し、海の豊かさや環境の保護活動への貢献を目指すとともに、このムーブメントの啓発にも取り組む。
「JFA 2021 CHALLENGE」はサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)や、U-24日本代表はもとより試合関連スタッフ(ボールパーソン等)、ファン・サポーターが一丸となり、期間中に合計走行距離 2021kmの走破を目指すプロジェクト。
日本代表は5月28日にワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼AFC アジアカップ中国2023予選でミャンマー代表と、U-24日本代表は6月5日に国際親善試合でU-24ガーナ代表と対戦するのだが、試合で選手たちが実際に走った距離を特別に RUN FOR THE OCEANS の走行距離としてカウント。また、この2試合のボールパーソンや、業務にあたるスタッフの走行距離も「アディダス ランニングアプリ」を使ってカウント。ファンやサポーターもこのアプリを使ってこの活動に参加できる仕組みになっている。
薮宏太と知念侑李『EURO 2020』の興奮届ける「ファンの方々と一緒に楽しみたい」
Hey! Say! JUMPの薮宏太と知念侑李が25日、都内で行われた、WOWOWの『UEFA EURO 2020 サッカー欧州選手権』の制作発表記者会見に出席した。6月11日に開幕する同選手権の全51試合を完全生中継で放送およびライブ配信するもので、薮は番組MC、知念はスペシャルサポーターを務める。
番組のコンセプトは『5年分の期待と進化 史上最大の祭典を楽しもう』。新型コロナウイルスの影響で1年の延期を余儀なくされた今大会について、知念は 「サッカーファンの方々の期待も1年分大きくなった」とコメント。薮も「新旧スターの競演に加え、出場チームが1年分の進化を武器に戦います。私たちもこの魅力を精一杯お伝えし、ファンの方々と一緒に楽しみたい」と熱っぽく語った。
記者会見には、元日本代表でSC相模原所属の稲本潤一、WOWOWサッカー解説者の野口幸司も登壇。
野口は 「普通に考えれば1年延びたことでチームの熟成度や若手の成長は高まっていると思います。今まで出場機会のなかった選手が急激に伸びることもありますし、チーム層を厚くできたチームが勝つと思う」とコメント。
また、稲本と野口は注目選手としてイングランドのフィル・フォーデンをあげた。稲本が「今一番乗っている若手で、持っている“モノ”が違います。国際大会でどれだけ力を発揮できるのか楽しみ」と期待を寄せると、野口も同意しつつ「この1年での成長が著しい選手。ゴールも決められるし、素晴らしい。ドリブルの姿勢も特徴的です」と加えた。
優勝予想については、知念が前回大会王者のポルトガル、藪はフランスとした。知念はクリスティアーノ・ロナウドの活躍に期待しながら「よりパワーアップしているはず」とコメント。薮は「前回大会は決勝で負けているので、並々ならぬ決意で臨んでくると思います。(カリム・)ベンゼマ、(キリアン・)エムバペ、(ア ントワーヌ・)グリーズマンという攻撃陣の共演が楽しみ」とした。
「ワールドカップでは観られない選手が観られるだけでなく、ワールドカップよりもレベルの高い大会になる可能性もあります」と、薮。「この大会で生まれる感動やドラマをみなさんと楽しんでいきたい」とメッセージを送った。
大会期間中、サッカーコミュニティサイト 「WOWOWサッカーアリーナ」では、試合開催日夜にサッカー深掘りトークイベント「WOWOW サッカーアリーナ Talk Live」をWOWOWオンデマンドで届ける。薮や稲本らが出演予定。
記者会見のパネルディスカッションの様子は、26日18時にWOWOW 公式YouTubeチャンネルで公開予定。
日本代表の森保監督がストイコビッチ監督との再会に「お互いが国を代表して戦えることを幸せに思っている」
5・28W杯アジア2次予選ミャンマー戦のメンバー発表
日本サッカー協会(JFA)が5月20日、オンラインで会見を開き、「ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選」のミャンマー代表戦(5月28日、千葉・フクダ電子アリーナ)に臨む、日本代表(SAMURAI BLUE)メンバー26人を発表した。
今回の代表はミャンマー戦後に同じく2次予選でタジキスタン代表(6月7日)、キルギス代表(6月15日、ともに大阪・パナソニック スタジアム 吹田)と対戦。そしてその間に「キリンチャレンジカップ2021」のジャマイカ代表戦(6月3日、北海道・札幌ドーム)とセルビア代表戦(6月11日、兵庫・ノエビアスタジアム神戸)が行われるという長期日程となる。
ミャンマー戦は国際Aマッチデーではないため、Jリーグの選手を招集することができず、海外で活動する選手を中心に招集。その後にJリーグを中心とした日本で活動する選手を追加招集する。
日本はミャンマー戦に勝って勝ち点3を獲得すれば2次予選の突破が決まる。以降の4試合は最終予選へ向けての強化のための試合にできることになる。