6月にU-24ガーナ代表、ジャマイカ代表と国際親善試合
日本サッカー協会(JFA)が5月20日、オンラインで会見を開き、6月5日に福岡でU-24ガーナ代表と、6月12日に愛知でジャマイカ代表と国際親善試合で対戦するU-24日本代表のメンバーを発表した。
U-24日本代表は7月21日に開幕する東京オリンピックに出場。この日の発表ではDFの吉田麻也(サンプドリア)、酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)、MFの遠藤航(VfBシュツットガルト)の3人がオーバーエイジ(OA)として選出された。
A代表と兼任する森保一監督は「基本的には3人のOA枠の選手に本大会でも戦ってもらいたいと思っている。しかし何が起こるか分からないので、その時には臨機応変に対応したいが、現段階ではこの3人で行きたいと思っている」と本番もこの3人で戦っていく意向を示した。このタイミングで3人に絞った経緯については「オリンピックエイジは最後まで競争だと思うが、オーバーエイジ枠は競争であってはいけないと考えた。できるだけいいタイミングで決定し、シーズンが終わる選手にはリフレッシュしてもらい、今後の活動に向けて、選手個々のメンタルに支障を来さないようにというリスペクトを持って、このタイミングでの発表になった。しかしこの先、何が起こるか分からないので、何かが起こった場合はまたお願いすることもあるかと思う」と話した。
そして3人には「3人ともに言えることだが絶対的な戦力であること。プレーをもってチームに貢献でき、経験の浅い選手たちにも影響力がある選手だと思っている。プレー以外でも背中で行動を示すとともに、経験の浅い選手たちとコミュニケーションを取りながら、彼らの成長を促してくれると思う」と期待。守備的なポジションの3人が選ばれたことについては「試合を安定して戦えるということ。守備的なポジションをこなす選手たちではあるが、キーパー、ディフェンスラインから攻撃を仕掛ける時に、攻撃の部分を支えることが攻守両面においてできる選手たちということで考えた。彼らがリーダーシップを取って安定して戦うことで、経験が浅いオリンピック世代の選手たちがより思い切って自分たちのプレーを発揮できるということに貢献してもらえるということで決めた」などと語った。
日本はオリンピックではグループAで南アフリカ、メキシコ、フランスと戦う。