日本ブラインドサッカー男子日本代表の高田敏志監督が19日、報道陣に向けたオンライン説明会に出席。現在の男子日本代表チームの活動状況や、感染症対策、パラリンピックに向けた思いなどについて語った。
新型コロナウイルス感染防止のため、3月より活動を休止していたブラインドサッカー男子日本代表チーム。今月から協会が策定したガイドラインのもと、一部のメンバーで屋外トレーニングを再開した。
日本ブラインドサッカー男子日本代表の高田敏志監督が19日、報道陣に向けたオンライン説明会に出席。現在の男子日本代表チームの活動状況や、感染症対策、パラリンピックに向けた思いなどについて語った。
新型コロナウイルス感染防止のため、3月より活動を休止していたブラインドサッカー男子日本代表チーム。今月から協会が策定したガイドラインのもと、一部のメンバーで屋外トレーニングを再開した。
サッカーのJリーグは5月22日、「第7回臨時実行委員会」を開催し、開幕節以降、中断しているリーグ再開に向けての指針を示した。
この日は臨時実行委員会の前にJリーグと日本野球機構(NPB)による「新型コロナウイルス対策会議」の第8回会議が行われ、専門家らから再開へ向けての新たな「提言」が出されていた。
村井満チェアマンは臨時実行委員会の後に行われたメディアブリーフィングで「全クラブと対策会議の内容、競技日程、感染対策のアップデートした内容、財務面での共有を行った」としたうえで、日程については「5月29日をめどに再開の方向での議論を行う」と話した。29日には実行委員会が行われる。「現段階では具体的な日程については確定していない」としたが、その一方で「選手には4~5週間程度、練習する期間を確保したい」とし、この練習というのは全体練習であるとした。
Jリーグでは以前、全体練習については緊急事態宣言が解除されてからというガイドラインを示している。現在、政府が緊急事態宣言を25日に解除するという見方もあることから、開幕は早くても6月下旬ということになりそうだ。
また対策会議では「無観客試合」も提言されているのだが、こちらについては各クラブからの疑義や反論はなかったという。
選手へのPCR検査については「国民の需要が優先」という基本姿勢は崩さないが、「選手を守るためにも検査体制を整えていくことが望ましいという踏み込んだ意見もいただいた」として、今後、どう実践し継続していけるかといった問題を医療関係者などと協議していくとした。その場合は個々のクラブで行うのではなく、リーグが率先して均一な検査環境を目指していくことが望ましいとの考えを示した。
移動に関するリスクに関しては、飛行機や新幹線の場合は換気設備が整っていることから、健康管理をしっかりしたうえで、マスク着用、密接な状況での会話をしないという状況であればある程度の危険は回避できるという認識を示した。
そういったことから新型コロナの終息がある程度進むまではホームが隣接しているチーム同士のマッチメイクにすることも考慮するという。
また県をまたいで選手たちが移動してくることに不安を感じる地域があった場合は、知事や市長といった地域の首長らにJリーグの感染予防に関するプロトコルを説明し、理解を求めていくことも必要とした。
現在議論に上がる「無観客」についてはサッカーにおいてはペナルティーとしての「無観客試合」があることから村井氏は「お客さんがいないという同じ状況ではあるが、意図するものや狙いは全く違う。言葉の選び方そのものもしっかり定義していきたい」などとも語った。
またこの日は2015年からJリーグのタイトルパートナーとなっている明治安田生命と新たな特別協賛契約が結ばれたことが発表された。
今回の特別協賛については「とことん!地元応援キャンペーンwith J」という明治安田生命が取り組む活動をともに推進していくという。
具体的には地域の人々の健康促進のための「みんなの健活プロジェクト」、地方自治体と共同で地域活性化に貢献するための「地元の元気プロジェクト」といったものに取り組んでいく。
メルボルン発のソーシャルサッカーブランド「PARK SSC」が日本に初上陸した。
同ブランドはかつてアップルでグローバルクリエイティブディレクターとしてステーブ・ジョブズ氏とともに働いていたサム・デイビー氏が2015年9月に創立。アップル時代のジョブズ氏との仕事の経験やジョブズ氏と交わした会話を原点とし、『SOCCER CAN CHANGE THE WORLD』をコンセプトに「サッカーを通じての社会貢献」「地球環境に配慮したものづくり」「社会の課題へのメッセージ」といったテーマを掲げ活動している。
例えばPARK SSCのプロジェクトである「Pass-A-Ball Project」はサッカーボールをひとつ購入すると、同じ型のサッカーボールが恵まれない環境にある子どもたちに届けられるというもの。これまで25カ国、約8000球以上のボールを寄贈しており、サッカーボール以外の商品の利益の一部は地域に根ざしている慈善団体に寄付されている。またその商品は地球環境への負荷の少ない素材の調達や生産プロセスに努めるなど地球に配慮したものになっている。
新型コロナウイルスに感染し、治療中だった日本サッカー協会の田嶋幸三会長が4月2日に退院し、協会を通じてコメントした。
田嶋氏は2月28日から海外出張に向かい、8日に帰国後、14日にEFA総会で近くにいたセルビア協会会長の感染をネットで知り、15日に体温を計った時に微熱があったことから16日に文京区の保健所に相談。診察の結果、陽性と判定されていた。
田嶋会長はまず「はじめに、この度の新型コロナウイルスの感染に伴い、多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。多くの方がお亡くなりになり、また、現在も闘病中の方が多くいらっしゃる中で、本日退院することができ、医師、看護師、病院関係者の皆様、ご心配、応援いただいた皆様に心より御礼申し上げます」と退院を報告した。
そして現在の新型コロナウイルスの感染蔓延の状況について「ピッチ内のサッカーそのものへの大きな影響はもちろん、財政的な危機に直面することを避けられない」として、JFA自らが身を切る施策となる登録料の免除や協会納付金の停止の早期実施に向け検討を進めるとした。またJFAでは2月27日という早い段階で役職員の在宅勤務を開始し、田嶋会長以外の感染者の発生はみられないことからテレワークの重要性を訴えた。
入院中に志村けんさんの訃報を聞いたときに「同じ病気に感染した者として、言葉では説明できない気持ちになりました。この病気は本当に恐ろしいものだと思います」などとその時の心境を吐露。「誰でも感染する、誰でもが危機的状況に陥る可能性があるということです。これを老若男女全ての人々に伝えていかなければなりません。心をひとつにして、感染拡散防止に本気で取り組んでいきましょう」などと感染拡散防止への意識改革も訴えた。
新型コロナウイルスで小中高の多くが休校となり、社会人はテレワークの会社も増えた。仕事が終わると人込みを嫌ってすぐに家に帰るという人も多く、飲み屋街も閑散としている。
ウイルスの感染防止にはやむを得ないことなのだが、家にこもってばかりというのは運動不足に陥りがちだし、気も滅入る。健康のためには決していいこととは言えないのでは…。
そんな中、 日本サッカー協会(JFA)では「Sports assist you~いま、スポーツにできること~」と銘打った取り組みのもと、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、活動を制限されている人たちの健康維持、促進を目的としたさまざまな動画コンテンツを公開している。
3月7日から子ども向けプログラム「JFAチャレンジゲーム」の動画27本を4月5日までの期間限定で無料公開。
「JFAチャレンジゲーム めざせクラッキ!~ボールはともだち」( http://www.jfa.jp/grass_roots/news/00024621/ )
「JFAチャレンジゲーム めざせファンタジスタ!~ボールを意のままに」( http://www.jfa.jp/grass_roots/news/00024630/ )
13日からはJFAフィジカルフィットネスプロジェクトから育成年代(中高生)を対象とした体力づくりのためのトレーニングプログラム映像を無料公開( https://www.jfa.jp/grass_roots/sportsassistyou/news/00024668/ )。
プログラムは
① コアエクササイズ:全身のバランスを整え、体幹を鍛えるトレーニング。
② ムーブメントプレパレーション:パフォーマンスの向上やけがの予防を目的に、練習や試合前に、身体をあたためながら、一つ一つの関節まわりの筋肉を柔らかくするためのトレーニング。
③ インディビジュアルトレーニング:選手一人一人の弱い部分を強化するためのトレーニング。
④ リジェネレーションストレッチ:練習や試合後に、筋肉を元の状態に回復させるためのトレーニング。
の4つのトレーニングで構成されている。
この2つはサッカー選手を目指す子供たちはもちろんなのだが、大人にとっては意外にきつい動きもあり、運動不足の解消には最適。親子のコミュニケーションの手段としても有効だ。
11日からは主旨に賛同したプロサッカー選手たちによる動画コンテンツを随時公開している。こちらは自宅で待機している人たちの健康の維持、促進のために室内で1人ででも取り組むことができるコンテンツとなっている。
〈11日公開〉
乾貴士選手からの宿題第1弾( https://youtu.be/WgiaDJh-dbM )
小林祐希選手「判断力を磨くトレーニング」( https://youtu.be/GeP-Wk-EICA )
菅原由勢選手からのメッセージ( https://youtu.be/WcxlfnLGdd8 )
冨安健洋選手「親子でできる頭と身体の体操」( https://youtu.be/rAC9GrFPIsI )
本田圭佑選手からの挑戦状( https://www.youtube.com/watch?v=o7j8sHjrWz8&feature=youtu.be )
〈12日公開〉
柴崎岳選手:手洗い( https://youtu.be/YouL_9q4KDU )
長友佑都選手:練習後の習慣 手洗い・うがい( https://youtu.be/il7bSvnOnm0 )
吉田麻也選手:メッセージ「ピンチはチャンス」( https://youtu.be/dnDHFPkuqFI )
〈13日公開〉
岡崎慎司選手&香川真司選手:「ダブルシンジ」の2人でできるトレーニングその1( https://youtu.be/TS0LDu21cYw )
長谷部誠選手:国名リフティング( https://youtu.be/xYQc62uMXG4 )
乾貴士選手:宿題その2( https://youtu.be/_0jeCYlYui4 )
川澄奈穂美選手:おうちでできるエクササイズその1( https://youtu.be/SzG6GvTEaro )
〈14日公開〉
乾貴士選手:毎日チャレンジその3( https://youtu.be/Y7NwGsOeP3I )
岡崎慎司選手&香川真司選手:「ダブルシンジ」の2人でできるトレーニングその2
( https://youtu.be/jaHA2H4yO-A )
川澄奈穂美選手:おうちでできるエクササイズその2
( https://youtu.be/KwU10NFK3gk )
〈15日公開〉
浅野拓磨選手:超難度チャレンジ
( https://youtu.be/MZlC6C3aH6E )
乾貴士選手:毎日チャレンジその4
( https://youtu.be/3TcfG-Sm8pY )
川島永嗣選手:自宅でできるGKトレーニング
( https://youtu.be/WZVw5SzbIKM )
〈16日公開〉
浅野拓磨の自宅でできるトレーニング
( https://youtu.be/2zvx4DndpRw )
乾貴士選手の毎日チャレンジ!その5
( https://youtu.be/ZeRbu9MtoWY )
北川航也がJFAチャレンジゲームに挑戦
( https://youtu.be/lNSzsMrXXf4 )
久保建英の手洗いレクチャー
( https://youtu.be/GoNEpeuR3-k )
こちらは体を動かすエクササイズから正しい手洗いの仕方と幅広い内容。普段はピッチ上でのプレーでしか見ない選手たちの素の顔を見られるのも楽しい。
ここまでは主に「体のケア」が主力のものなのだが、16日には「心のケア」ともいえるコンテンツが公開された。
それがサッカー日本代表選手の練習・ロッカールーム・代表戦の様子などを普段見ることのできない視点から楽しめる360°映像「The Blue 360」( https://www.kirin.co.jp/csv/soccer/360movie/ )。
同コンテンツでは2019年11月の「キリンチャレンジカップ 2019」において、SAMURAI BLUE(サッカー日本代表)の試合当日および U-23日本代表の練習・試合当日に、360°カメラを用いてチームに密着し撮影された特別映像を見ることができる。
普段は観客席から、もしくはテレビでしか見ることができないサポーターにとっては、選手に密着した映像や選手の目線に近い映像は新鮮に映るに違いない。
◆SAMURAI BLUE(サッカー日本代表)
1. The Blue 360°/サッカー日本代表戦スタジアムに潜入!(185 秒)
2. The Blue 360°/ピッチ真ん中からのド迫力(65 秒)
3. The Blue 360°/ピッチサイドのバーチャル特等席(63 秒)
4. The Blue 360°/スタジアムの一体感を体験(63 秒)
◆U-23 日本代表
5. The Blue 360°/U-23 日本代表に密着!(215 秒)
1~4は11月18日、5は7月12日まで視聴可能となっている。
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
サッカーのJ1リーグが2月21日に開幕する。それに先駆けTOKYO MXのFC東京応援番組「F.C.TOKYO COLORS」も1月31日からリニューアル。新ナビゲーターの安田愛音に今シーズンのFC東京について、そして番組について話を聞いた。
サッカーについては「Jリーグをテレビで見るくらいだった」という安田だが、番組での初仕事は1月に行われた沖縄キャンプ。
「練習をずっと見させていただいて、長谷川健太監督、キャプテンの東慶悟選手、新加入の木村誠二選手、バングーナガンデ 佳史扶選手にインタビューさせていただきました。まだ何も分からないのに初インタビューが監督だったので心臓がバクバクでした(笑)」
まだ監督や限られた選手だけですが身近で接してみたFC東京の選手のイメージは?
「年上の選手と年下の選手が和気あいあいとしているところが結構多く見られたので、年齢差をあまり感じませんでした。“キャンプってこんなに和やかなのか”と思いました」
今年のFC東京の見どころは?
「長谷川監督が就任して3年目になります。昨シーズンは最終戦まで優勝争いがもつれて惜しくも2位という結果だったんですが、長谷川監督は、今年こそは絶対にタイトルを手にしたいと意気込みを語ってくれたので、今シーズンこそ、という思いで皆さん戦ってくれると思います。ACLという世界への挑戦もあるんですけど、それ以上に3年目でのリーグ優勝というところに応援番組としては期待しています。それに“愛音ちゃんになって負けちゃった”って言われたらどうしようって感じなので(笑)。今年は絶対に優勝してほしいです」
これまであまりサッカーに接していない層へのアピールも期待したいところ。
「私のSNSを見てくれている人たちは、サッカーはテレビで見るものというイメージがまだ強いと思うんです。だから私が番組に出ているのを見て、直接生で見てみたいと思ってほしいと思っています。あまり女子高生がスタジアムにいるイメージがないので、そういった私に近い年齢層の人たちにスタジアムに足を運ばせたい。私もキャンプで初めてサッカーを生で見て面白いと思ったので、見る機会がないのはもったいない。そのためにもSNSでもサッカーの面白さをたくさん発信していきたいと思っています」
番組ナビゲーターと合わせて、今年の目標は?
「今まで演技のお仕事をしたことがなかったので、今年は演技のお仕事も挑戦したいと思っています」
サッカーJ2のFC琉球が昨年10月に火災で焼失した首里城の再建への一助としてクラウドファンディングを行っている。
琉球は沖縄県沖縄市を中心に県全域をホームタウンとする、沖縄県初のJリーグ加盟プロサッカークラブ。昨年、J2に昇格し22チーム中14位と健闘。年間ホーム戦動員数も10万人を超えるなど、名実ともに沖縄随一のチームとなった。
FC琉球のチームカラーであるベンガラ色(琉球血色)は首里城と同じカラーで、エンブレムの王冠は琉球が日本で唯一の王国であったことを象徴するデザインを採用するなど、FC琉球にとって首里城は切っても切り離せないもの。
そんなことから2020年は「REVIVE -琉球再興!-」をスローガンに掲げ、首里城の復興を願い、サポートしながらシーズンを戦っていくこととなった。
それに伴い『「REVIVE」プロジェクト』と名付けたプロジェクトを開催すべく1000万円を目標としたクラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/226739)を行っている。
プロジェクトの内容は、①2020シーズンのユニフォーム胸部分に首里城のイラストを掲げ、その売上金の一部(10%)を首里城の再建支援金に寄付(寄付先は一般財団法人沖縄美ら島財団 首里城基金)、②2020年7月末のリーグオフ期間中に「首里城再建支援チャリティーマッチ」を開催――というもの。
今回の試みについて小野伸二は「日本の宝である首里城の1日でも早い復興を願っています!2020シーズンも沖縄の皆さんに夢や希望を与えられるプレーを魅せたいと思います。沖縄の誇りを胸に戦い抜きます!首里城再興へ、皆様の力が必要です。ご支援、ご協力の程、宜しくお願い致します!」とコメントしている。
「FIFAビーチサッカーワールドカップ(W杯)パラグアイ2019」(11月21日~12月1日、パラグアイ)に出場するビーチサッカー日本代表のラモス瑠偉監督が10月29日、「いい成績を残したい。ブラジルと当たって優勝したいという気持ちは変わらない」などと大会に向けての決意を語った。
この日は都内にある日本サッカー協会で田嶋幸三日本サッカー協会会長が「ラモス監督には何の心配もしていない。彼は選手が血眼になって目標を達成しようとしているか、本気になってW杯で勝とうと思っているかどうかを見抜ける人。アジアでチャンピオンになって、最後の世界大会で彼の力を存分に発揮してもらいたい。選手たちにはなにを恐れることなくチャレンジしてほしいと思っている」などとラモス監督を激励した。
ラモス監督も「いい成績を残したい。ブラジルと当たって優勝したいという気持ちは変わらない。どこのチームでもW杯に優勝するのは難しいが不可能ではない。ワールドビーチゲームスの勢いでW杯に行ったらいい成績を残せると思う。監督をやっている以上は目標は優勝しかない」などと優勝を目標に掲げた。
日本はパラグアイを相手に開幕戦を戦う。完全アウェーでの戦いではあるが「こんなに素敵なことはない。多分、日本がW杯の開幕戦で試合をすることは二度とない。世界中が見ている中で日本人の誇りを見せたい。勝ちに行く。そして勝ったらどんなことが起きるかをこれから選手たちに教えていきたい。世界を驚かせたい。勝ってその勢いで決勝に行く」とやる気満々。
そして優勝の暁には「六本木でパレード! 銀座じゃないよ、六本木だよ(笑)。表参道から始まって。派手なことやりますよ。大変なことになる(笑)」と優勝後のプランまで明かした。
かつて名古屋グランパスエイトで監督を務め、2017-18シーズンまで英プレミアリーグのアーセナルの監督を務めたアーセン・ヴェンゲル氏が10月24日、東京・渋谷で「街とサッカー・スタジアムの幸せな関係」といったテーマで講演会を行った。
これは代々木公園エリアに3万人収容規模のスタジアムパークをつくる「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」構想を持つ「渋谷未来デザイン」が主催したものでアーセナルの監督時代にエミレーツスタジアムの建設の陣頭指揮を執った同氏にその哲学やスタジアムの在り方といったものを語ってもらおうというもの。
講演の前に囲み取材に応じたヴェンゲル氏は現在の日本サッカー界について「名古屋に来たのが1995年。Jリーグがその3年前に発足。サッカー熱がとても盛り上がっている時に日本に来ることができ、日本のサッカーの発展に立ち会った経験が今の私の中にも残っている。とても勢いのある時代、サッカーにとても貪欲な人たちに囲まれた時代だった。日本のファンに言いたいのは、日本のサッカーはこの20年でとても進化したということ。ただ20年前からの弱点もまだ克服されていないように思える。W杯でもその弱点が空中に漂っていた。得点されるとパニックになってしまう。ベルギー戦などがいい例。そういう弱点の克服がまだ追い付いていない気がします」と語った。
一部で日本サッカー協会がアドバイザーへの就任を打診したという報道があったがこれにつては「ノー」とはっきりと否定した。
日本で指導者になることについては「今後については決まっていない。日本が好きなので、ずっといたとは思っている」と語るにとどめた。
またヴェンゲル氏は先月、吉本興業とマネジメント契約を結んだのだが、サッカー以外の活動については「講演会、インタビュー、ラグビーを見たりします(笑)」などとジョークまじりで話した。