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サッカー | TOKYO HEADLINE - Part 8
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サッカーW杯ロシア大会の名シーンを速報展示!/6月13日(水)の東京イベント

2018.06.13 Vol.Web Original

 いよいよ第21回FIFAワールドカップが明日14日からロシアにて開幕。これに合わせ西武池袋本店8階の西武スポーツ特設会場にて本日13日より、サッカー日本代表の活躍を伝える速報写真展を開催する。

 期間中は、ロシア11都市12会場で32チームの参加により繰り広げられる大会の模様を、6大会連続でFIFAワールドカップ大会への出場を決めたサッカー日本代表の活躍を中心に速報写真で紹介。スタート時には過去の大会や予選などでの日本代表の活躍や印象に残る名シーンを展示。日本代表が出場する試合が始まってからは、数回にわけて5~8枚ずつ追加したり、写真を差し替えながら常時約30枚を展示する。

 日本代表の勇姿はもちろん、世界最高峰の選手たちの名シーンを速報写真で堪能しよう。

天皇杯の名古屋vs奈良クラブ戦「競技規則の適用ミス」でPK戦やり直し

2018.06.11 Vol.Web Original

一般の三級審判員からの問い合わせで発覚
 日本サッカー協会(JFA)は6月11日、サッカーの天皇杯2回戦「名古屋グランパスvs奈良クラブ」(6月6日、愛知県・パロマ瑞穂スタジアム)で「明らかな競技規則の適用ミスがあった」としてブリーフィングという形で事の経緯と対応策について発表した。

 同試合は延長戦終了時点で1-1となったことから、PK戦で3回戦への進出チームを決めることとなった。ここで奈良クラブの4人目のキッカーがキックする際の動きを主審がフェイントと判断し、得点を認めなかった。この場合、競技規則では当該選手を警告とし、キックは失敗となり名古屋がPK4-2で3回戦進出となるところだったのだが、主審は競技規則の適用を誤り、警告を与えずにキックのやり直しを命じた。この選手はゴールを決め、このままPKが進行し、奈良クラブがPK5-4で3回戦進出を決めたというもの。

 この時点では審判団はもとより、両チームからも指摘はなかったのだが、翌日に三級審判員の資格を持つ一般人からルールの問い合わせがあり、JFAが検証した結果、競技規則の適用ミスであることが発覚。JFAはサッカーの競技規則の改正や解釈に関わる重要な事項を決定する唯一の意思決定機関である国際サッカー評議会(IFAB)と協議を重ね、PK全体を1人目からやり直し、3回戦進出チームを決定するという決定に至った。

 JFA、IFABの見解としてはPKは次回戦への進出を決める方法であり、試合の一部ではないということからPKのみのやり直しとなる。

 この決定については11日に臨時の天皇杯実施委員会を開催し、①名古屋の勝ちとする、②PK戦をやり直す、③公式結果のまま奈良クラブの勝ちとするーという3つの選択肢が協議され、PK戦をやり直すという決定となった。

 やり直しのPK戦の実施日、会場については現在調整中という。

 この日は天皇杯実施委員会の須原清貴委員長とJFAの小川佳実審判委員長がブリーフィングに臨んだ。須原氏は「両チームにも選手にも非はない。すべての非はJFAにある」と謝罪した。

 同試合はJFLの奈良クラブがJ1の名古屋を破ったことで、天皇杯特有の「ジャイアントキリング」として大きな話題を呼んだ一戦だった。

西野監督「全試合でポイント獲得。グループリーグ突破」掲げる

2018.06.08 Vol.707

 日本サッカー協会は5月31日、東京都内で会見を開き、「2018ワールドカップ(W杯)ロシア」(6月14日開幕)の日本代表メンバー23人を発表した。

 前日に行われたガーナ代表との壮行試合のメンバーから井手口、浅野、三竿という若手選手が外れ、本田、香川、岡崎、長友、長谷部、川島という前回のブラジル大会の主力が揃ってメンバー入り。初選出の選手も12人いるものの、経験重視のメンバーという印象。
平均年齢の28.26歳は過去5大会と比べて最高齢となった。

 ハリルホジッチ前監督は「日本は若手を信頼して使うところが欠けている」と指摘し、多くの新戦力を招集しては合宿でチェックしたが、今回、西野監督に与えられた時間はわずかということもあり、このような顔ぶれになったと思われる。

 西野朗日本代表監督は今回の選考について「(W杯初戦の)6月19日にベストを出せる選手を選んだ」と話した。

 落選した3選手については所属するクラブでの出場機会が少なくコンディションがベストではなかったことを示唆した。それでも期待をかけての招集だったが、19日までにトップパフォーマンスに上げていくことは難しいとの判断を下したよう。

 香川については「状態は上がっている」と判断。本田についても「コンディションは上がっている。影響力はチームにプラスになっている」などと話した。

 そして今大会の目標を「各ゲームでポイントを取って、グループステージを突破したい」と設定した。

 代表はオーストラリアでの事前キャンプのため2日に出国。

 3日午前に宿舎で行ったミーティングは前監督のそれとは大きく様変わり。ガーナ戦の映像を見ながら選手に意見を求めるなど、首脳陣が積極的に選手からの意見に耳を傾けたという。

 日本は12日に行われるパラグアイ代表戦で最後の仕上げを行い、19日のグループリーグ初戦コロンビア戦に臨む。

西野ジャパンの23人発表。井手口、浅野、三竿が落選【サッカーW杯メンバー発表】

2018.05.31 Vol.Web Original

コロンビア戦にいかにベストコンディションに持っていけるかが選考の分かれ目
 日本サッカー協会が5月31日、都内で会見を開き、「2018ワールドカップ(W杯)ロシア」(6月14日〜7月15日)の日本代表メンバー23人を発表した。

 会見には日本サッカー協会の田嶋幸三会長、関塚隆技術委員長、そして西野朗監督が登壇した。

 西野監督は発表前の挨拶で「非常に難しく厳しい、代表ならではの選考に自分が携われることに関して本当にうれしく思っていますし、自信を持って23名のリストをあげたい」などと話した。また前日のガーナ戦については「結果が出なかったということを悔しくは思っているが、必ずW杯につながるゲームを選手たちはできたという感触を持って次のステップに進めて、事前のヨーロッパのキャンプで良い準備をしてくれると確信している」と振り返った。

 そして23人のメンバーの発表となるのだが、ガーナ戦のメンバー発表時に「GK以外、FWとかMFといったポジションの表記はやめたい」と話した通り、GKの3人以外は「フィールドプレーヤー」として発表された(メンバーは下記)。

 西野監督は今回の選考について「総合的に考えたなかで、来月の19日(グループリーグ初戦のコロンビア戦)にベストパフォーマンスを出してくれる選手をいろいろな可能性を考えたなかで選ばせてもらった」と話した。

 前日のガーナ戦のメンバーから井手口、浅野、三竿が落選。井手口は出場したにも関わらずの落選にメディアから質問が飛ぶと、西野監督は「彼らの現状がそういう環境でなかった」と所属クラブでの出場機会が少なく、コンディションがベストではなかったことを示唆。それでもその状況を「確認したい」と期待をかけての招集だったが、19日までにトップパフォーマンスに上げていくのは難しいとの判断でリストから外したもよう。

サッカー日本代表がガーナに0-2。西野監督「いろいろなトライができた」

2018.05.31 Vol.Web Original

本田が先発。香川、岡崎、武藤が途中出場
 サッカー日本代表がワールドカップ(W杯)前の国内最後の試合となる「キリンチャレンジカップ2018」(5月30日、神奈川・日産スタジアム)でガーナ代表と戦い、0-2で敗れた。

 この日、西野監督はハリルホジッチ前監督時代の4-3-3から3-4-3にシステムを変更。最終ラインに長谷部を下げて、左から槙野、長谷部、吉田という布陣。ボランチには山口に川崎の大島を抜擢。MFの高い位置に左に長友、右に原口。前線は大迫をワントップに宇佐美を左、本田を右に配置した。

 日本は序盤、前半4分に左サイドをドリブルで駆け上がった宇佐美から中央の大迫にクロスが入ったものの、シュートはGKの正面に。早々にいい形を作ったが、前半7分にペナルティーエリア付近、ほぼ正面で槙野がボアテングを倒してしまいFKを与えてしまう(前半8分)。これをパーティーが壁のすき間を突きゴールを決め、先制する。

 日本は大胆なサイドチェンジからサイドを突破し、クロスを上げる場面も見られたが、ゴール前の人数が足りず、戻りの早いガーナのDF陣にことごとくクリアされてしまう。

 そしてパスを回して崩しを狙うが、横パスをカットされてピンチを招くなど攻撃陣がなかなかかみ合わない。

 そんな中、日本は33分、正面のやや遠めの位置でフリーキックを得る。キッカーは本田。直接ゴールを狙うがGKが好セーブ。続くコーナーキックでは流れたボールが本田の足元に。左足でシュートを放つがGKが今度は足でクリア。少ないチャンスを得点につなげることができない。

 1点を追う日本は後半開始から原口、宇佐美、大迫を下げ、酒井高、香川、武藤を投入。

 ファーストタッチで武藤は右サイドからの山口のクロスを頭で合わせるがわずかに枠を外してしまう。

 後半3分、日本は右サイドの酒井高からのクロスがゴール前の香川に。ダイレクトで合わせるもシュートはGKの正面。その直後にも酒井高からのパスが中央の香川に通るが、ここはゴールの上に外してしまう。立て続けにいい形を作った日本だったが、このゴールキックからガーナが逆襲。川嶋がペナルティーエリア内でボアテングを倒してしまい、PKを与えてしまう。これをボアテングが決め、日本は0-2と突き放された。

 その直後にはDFで回していたパスをカットされシュートにまで持ち込まれるなど散漫なプレーが出てしまう。

 日本はその後、後半13分に本田と山口を下げ、岡崎と柴崎を投入。

 柴崎はすぐにミドルシュートを放つが、これは左に外れてしまう。

 日本は後半30分に長谷部を下げ井手口を投入。このタイミングで4バックに変更した。

 後半36分にはまたもパスミスからボールを奪われ、ファウルで止め、ペナルティーエリア正面でFKを与えてしまう。

 日本は最後までガーナの早くて強い寄せに手こずり決定的なチャンスを作ることができなかった。

岡田武史元代表監督「化ける選手が必要」と大迫に注目

2018.05.24 Vol.Web Original

「結局勝たなきゃダメ。結果を出すしかない」と檄
 サッカー元日本代表監督の岡田武史氏が5月24日、都内で「スカパー!」のトークイベントに出演し、6月に開幕する「ワールドカップ(W杯)ロシア 2018」に出場する日本代表について「結局勝たなきゃダメ。ハリルホジッチ監督がやっていても勝たなきゃダメだし、代えても勝てなかったら一緒。結果を出すしかない」と檄を飛ばした。

 そして「大変だけど初戦のコロンビア戦さえなんとかなれば可能性はある。ポーランドはレヴァンドフスキーとかすごい選手はいるけど、ものすごく圧倒するようなサッカーをするわけではない。セネガルも気分によっては良くない時もあるかもしれない。どっちにしても初戦が大事。客観的にみるとコロンビアのほうが日本より実力は上。そうすると力をそのまま出し合ってぶつかるんじゃなくて、自分たちの力以上のものを出すような勢いが必要になる。それは精神的なものかもしれない。そこで“えっ、こんなことまでしちゃうの?”というような化ける選手が出てくることが必要かなと思う」と持論を語り、注目の選手としてFWの大迫を挙げ「今までにない、ためを作れたうえで、振り向いてのプレーもできる選手。ブンデスリーガで苦労もしているけど活躍できるようだったら面白いかなという気はしている」と話し、「秋田はいないんだ。残念だな…」と続けた。

岡崎慎司が代表復帰。好調、広島から青山敏弘が招集【サッカー日本代表】

2018.05.18 Vol.Web Original

本田圭佑、香川真司、岡崎慎司が揃って招集
 日本サッカー協会は5月18日、都内で会見を開き、「キリンチャレンジカップ 2018 日本代表vsガーナ代表」(5月30日、神奈川・日産スタジアム)の代表メンバー27人を発表した。

 この試合は「ワールドカップ(W杯)ロシア」のメンバー発表前の最後の試合となる。

 西野朗日本代表監督は会見の冒頭「14日にFIFAに提出した35名のラージリストから2名が選考できない状況となったので、33名の中から27名を選考した。リストを考えるにあたって、現在調子のいい選手、実績のある選手、将来に向けてポテンシャルの高い可能性のある選手など選考に関しての要素があった。現在トップコンディションではなかったりケガをしている選手もいるが、1カ月後に迫ったW杯に向け、6月19日(初戦のコロンビア戦)に最高のコンディションになるであろう選手たちを招集して、どういうチームができるのかという想像も働かせながら選手を選考した」などと今回の選考について話した。

 ビッグ3と言われ、日本代表を長く支えてきた本田圭佑、香川真司、岡崎慎司が揃って招集された。岡崎は昨年9月のアジア最終予選サウジアラビア戦以来8カ月ぶりの代表復帰。

 FWでは武藤嘉紀も昨年10月のハイチ戦以来の復帰を果たした。

 現在Jリーグで断トツのトップを走るサンフレッチェ広島のキャプテンを務めるMF青山敏弘が2015年3月以来、3年2カ月ぶりに代表復帰のサプライズもあった。

 ハリルホジッチ前監督のもとで、3月に行われた欧州遠征でゴールを決めた中島翔哉は招集されなかった。

 またハリルホジッチ体制では代表常連だった久保裕也は所属するヘントがベルギーリーグのプレーオフを戦っている最中ということで今回は招集されなかったが、追加招集の可能性はあるという。

ハリル前監督「誰とのコミュニケーションが不足していたのか…」

2018.04.27 Vol.Web Original

「コミュニケーション不足」という理由に真っ向から反論
 サッカー日本代表監督を解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ前監督が4月27日、東京都内の日本記者クラブで会見を開いた。本来はクラブ所属のメディアのみ参加が許されるところ、今回は所属外の記者にも門戸が開かれたことから記者332人、カメラ約40台、テレビカメラ約30台と多くのメディアが集まった。

 ハリルホジッチ氏は2015年に日本代表監督に就任。昨年、日本を6度目のワールドカップ(W杯)出場に導いたものの、4月7日に契約が解除された。

 会見の冒頭、ハリルホジッチ氏は「日本で3年間仕事をしてきたので、この地でお話をしたいと思った」と日本で会見を開くことになった理由を説明。そして「日本には観光に来たのではなく、私の力で日本のサッカーに何かをもたらすことができるのではないかと思ってやってきた。日本をこんな形で去ることになるとは考えたこともなかった。4月7日以降、私の人生において一番つらい時期を過ごしてきた。そして深く失望している」などと話した。

 そして同氏は、これまで日本サッカー協会にはなかった監督が執務をするための部屋を作ってもらったこと。毎日出勤して協会で多くの時間を過ごしたこと。そこで頻繁にミーティングを開催して、選手のコンディションや新しい選手の情報などを共有していたこと。そこで得た情報などをもとに国内外問わず選手と頻繁に電話で話していたこと。2月には長谷部誠、川島永嗣、吉田麻也、長友佑都といった主力選手と連絡を取り合ったことなどを挙げ、協会の言う「コミュニケーション不足」という理由に真っ向から反論した。

サッカー・ハリルホジッチ【AFLO SPORT Presents PHOTOIMPACT-プロの瞬撮-】

2018.04.20 Vol.web Original

この日、会社からの撮影指示は、「監督多め」

アフロスポーツの撮るべきは、報道写真と作品性のあるスポーツ写真。前者を狙う時間が大半、もしくは全てを占める。周囲に気を張り、シャッターチャンスを逃してはならない。試合展開を自分なりに読み取り、次に起こることを予想する。撮影前にエディターと話し、予備知識や狙うポイントを相談することもよくある。

韓国との試合は始まった。

ボールの行き先やプレイヤーを追いながらスキあらばベンチ前へと望遠レンズを向けていた。

ハリルは感情をストレートに表に出す人柄であり、絵になる男。身ぶり手ぶりで指示を出す姿は順調に撮りたまっていった。

そして、次の絵柄を考える。公開練習での熱心なランニングやリフティング姿が参考になった。彼の足元にボールが転がれば、何かが起きるかもしれない。元スタープレーヤーは動ける監督。

まさかここまでとは想像できなかったが。

(松尾憲二郎)

■カメラマンプロフィール
撮影:松尾憲二郎
1985年 東京生まれ。
都立工芸高校デザイン科、東京造形大学デザイン学科卒業。
学生時代よりエクストリームスキーヤーとしてアメリカを中心にワールドツアーを転戦。
選手引退後、バックカントリースキーを中心に撮影者として雪山を登ってきた。
2014 年より「アフロスポーツ」に所属。
現在は様々なスポーツを撮影している。

■取材歴
2015 冬季ユニバーシアード(スペイン/グラナダ)、EAFF 東アジアカップ(中国/武漢)、世界柔道(カザフスタン/アスタナ)
2016 スキー遠征(モンゴル/アルタイ山脈)、リオデジャネイロパラリンピック
2017 冬季ユニバーシアード(カザフスタン/アルマティ)、冬季アジア大会(札幌)、世界フィギュアジュニア(台湾/台北)、夏季ユニバーシアード(台湾/台北)、フィギュアGPシリーズ(ロシア/モスクワ)
2018 冬季オリンピック(韓国/平昌)

■個展
2011 冷やしボブ(ボブ東京)
2014 YMK_展(EATME GALLERY 南青山)、YMK_展 (UP LAND 札幌)
2016 SKIING MONGOLIA(代官山ヒルサイドテラス)、season(NIKON 新宿フォト・プロムナード)

サッカー・関根貴大【AFLO SPORT Presents PHOTOIMPACT-プロの瞬撮-】

2018.04.13 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

西野新監督が会見「予選はもちろん突破したい」

2018.04.12 Vol.Web Original

森保U-21代表監督がコーチ就任。オールジャパン体制確立
 日本サッカー協会が4月12日、都内のJFAハウスで会見を開き、サッカー日本代表の新監督に西野朗氏が就任したことを発表した。
 
 またハリルホジッチ体制でコーチを務めていた手倉森誠氏、GKコーチの浜野征哉氏、コンディショニングコーチの早川直樹氏が留任。新たにコーチとして森保一氏(U-21代表監督)、GKコーチとして下田崇氏(U-21日本代表GKコーチ)、コンディショニングコーチとして小粥智浩氏(U-19・U-16日本代表コンディショニングコーチ)の就任も発表された。

 会見では冒頭、田嶋幸三日本サッカー協会会長が「これから西野監督の下で日本代表チームがスタートしますが、これまで日本サッカー界が蓄積してきたすべての英知を結集して、オールジャパンの体制でワールドカップに臨む日本代表をサポートしていきたい。みなさんにもぜひ西野監督を支えていただきたい」と挨拶した。

 続いて西野新監督が「この度、ハリルホジッチ監督の後任として日本代表監督を受けることにしました。本来であれば技術委員長の立場として日本代表チーム、監督をはじめスタッフを支える、サポートしていくポジションであります。ただ2年前に就任して、精いっぱい代表チーム、監督へのサポートを考えてまいりました。ただ最終的にロシアの直前でこのような状況になり、代表監督を引き受けたということで…非常に責任を感じている中ですけども、精いっぱいロシアに向けてチーム作りをしていきたいなという覚悟でおります。2年間、現場を離れて技術委員長という立場で仕事をしてまいりましたので、まずは指導者としての心身を整えて、しっかり選手を見て、日本サッカー界を見て、これからチーム作りをしていきたいなと考えています」とやや硬めの表情で挨拶した。

 西野監督の誕生で最も気になるのは「どういったサッカーを目指すのか?」「選手の選考はどういった形でなされるのか?」ということ。

 これらについて西野監督は「(ハリルホジッチ)監督のスタイルというのは、今までの日本のサッカーに足りなかった部分でもある1対1の強さや縦の攻撃に対する推進力を求めていた。言葉ではデュエル、縦というシンプルなことだが、内容に関しては非常に高度なもので、それを選手たちに強く要求していた。そのスタイルは間違いなく現状の日本代表チーム、日本のサッカーにとって必要なことではあるとは思う。継続して考えていきたいとは思う」などと前監督の掲げたサッカーに理解を示したうえで「体格的、フィジカル的な要素の中で戦えないところもある。別の角度からそういうものに対応していかなければいけない。日本にはこれまで構築してきた日本のフットボールというものがある。その中には技術力を最大限に生かしたり、戦い方においても規律や組織的なところで結束して戦っていく強さ、化学反応を起こした上で戦える強さ。そういうものをベースにした上でこれからはそういうものを構築していく必要があると思う」と話した。そして「選手たちがもっと自分のプレー、パフォーマンスを代表チームで出せる、選手がストレートにプレーできる状況を作っていきたい」などと話した。

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