「プロフェッショナル修斗公式戦・2017年開幕戦」が1月29日、東京・後楽園ホールで開催された。
メーンでは修斗世界フェザー級王者の斎藤裕がマイク・グランディに敗れる波乱があった。
グランディはプロ8戦7勝で、うち6つの一本勝ちの“高速の極め職人”という異名をとる選手。徹底したタックルからのテイクダウン狙いで斎藤を苦しめる。斎藤の打撃を食らっても重戦車のごとく突進しては組み付き、斎藤がひじを放ってもしつこく食い下がりテイクダウンを奪っていく。斎藤は1Rに組みついてくるグランディのボディーに強烈なヒザを何度も叩き込んだが、見せ場らしい見せ場はそれくらい。最終3Rの終盤はグランディがマウントを取り切り、斎藤の反撃を封じ3-0の判定で勝利を収めた。ジャッジ1人が30-26をつけるほどの完勝だった。
斎藤は昨年9月のVTJでISAOに敗れており、これで2連敗となった。