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スポーツ | TOKYO HEADLINE - Part 6
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7・30 RIZIN 矢地が北岡にKO勝ち。世代交代に拍車

2017.08.02 Vol.Web Original

矢地「言って損はない」とクロン戦を再度アピール
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)で行われたスペシャルワンマッチで北岡悟と矢地祐介が対戦。矢地が2R4分48秒、TKOで勝利を収め、世代交代を印象付けた。

 2人はともに前戦で元UFCファイターの強豪ダロン・クルックシャンクを破っており、現在のRIZINの-70kgクラスでは最高級のカード。加えて矢地が「旧世代vs新世代の戦い」と口にするなどさまざまな観点から注目度の高い試合となった。

 北岡はクルックシャンクをフロントチョークで絞め落とし、矢地はカウンターの右フック一発でKO勝ちとその戦いぶりは好対照。1R、矢地が右フックを当てるものの、北岡は片足タックルからテイクダウンに成功。北岡のペースと思われたが、矢地はコーナーを使い立ち上がることに成功。スタンドに戻すと矢地が打撃で攻勢に。何度かテイクダウンを試みる北岡だが、矢地は許さず打撃で徐々に主導権を握っていく。

 2Rも打撃で攻勢に出る矢地と足を取りテイクダウンを狙う北岡という構図で進む。しかし矢地の打撃が上回り、北岡がタックルを決めてもすぐに立ち上がるなど、北岡には苦しい展開に。何発もまともにパンチを食らいながらも倒れない北岡。残り1分を切り、ラッシュをかける矢地の左ストレートで北岡がぐらついたところでレフェリーが試合を止めた。

 矢地は試合後のリングで「大晦日、クロン・グレイシーとやらせてください」とアピール。会見でも「クロンに勝ってスターになりたい。言って損はないと思って言っちゃいました。勝ったときにしかそういうこと言えないんで、どんどんアピールしていこうかなと思っています」と話した。

7・30 RIZIN 野沢直子の娘、真珠がデビュー戦で一本勝ち

2017.08.02 Vol.Web Original

打撃だけじゃない! 柔術テクニックを披露
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)でタレント・野沢直子の長女、真珠・野沢オークライヤーが1R1分50秒、腕十字固めでアメリカのシーナ・スターを破り、デビュー戦を勝利で飾った。

 序盤から右ミドル、パンチ、ヒザ蹴りと打撃で前に出る真珠だが、距離が詰まったところで組み付くとバックを取り、リフトしてテイクダウンに成功。バックキープからマウントに移行し強烈なヒジ打ちを何度も落とし、パウンド、鉄槌。やおら左足をスターののど元に差し込んでフットチョークの体勢から鉄槌、パウンドを落とし続け、最後は腕十字に移行し一本勝ちを収めた。

 公開練習で空手をベースとした強力な打撃、そしてバレエ経験を生かしたしなやかな回転技の打撃を見せた真珠。誰もが打撃での決着を予想していたが、RENAのMMAデビュー戦を思わせる想定外の動きを見せ、ファンをうならせた。

 真珠は試合後のリングで「私は格闘技が、日本の格闘技が世界で(一番)大好きです。本当に最高です。これからもよろしくお願いします」と挨拶。

 試合後の会見ではフィニッシュが関節技になったことについて「私は立ったままいきたかったんですけど、そこでチャンスがあったので柔術とかグラップリングも練習していたので。ゲームプランとは違いました(笑)。自分としてはクリーンな打撃で勝ちたかったです。ただゴングが鳴ってから最初の1~2分は興奮してしまって、スローダウンしようと思いながらやったんですけれど、グラップリングがうまくいきましたけど、本当はラッシュしてスタンディングで勝ちたかったと思っています」と話した。そして今後については「今年4試合目になるんですけど、常にアクティブでいたいと思っていますので、明日オファーしてくれるならいつでもやりますよ」と話した。

7・30 RIZIN 堀口が1RKOで所を粉砕

2017.08.02 Vol.Web Original

堀口は優勝宣言「自分が優勝しないとRIZINが盛り上がらない」
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)のメーンで同トーナメン1回戦、堀口恭司vs所英男が行われ、堀口が1R1分49秒、レフェリーストップによるTKOで勝利を収めた。

 カード発表時、衝撃を持って受け止められた2人の対戦。タイトルに挑戦するなどUFCで最も成功した日本人ファイターの堀口、片や所は2005年のHERO’Sでメジャー戦線に躍り出て以降、日本の総合格闘技界で重要なピースであり続けてきた。

 戦う場も違えば階級も違う。今まで交わることのなかった2人の対戦が今年、堀口がRIZINに電撃参戦したことから実現した。

 26歳の堀口に、若い若いと思われていた所ももう39歳。所はRIZINでは才賀紀左衛門、山本アーセンといった若い選手の前に立ちはだかり、常に“世代交代”というワードとともに戦いを展開。勝つことで自らの存在価値を高めてきた。

 今回、RIZIN側から1回戦での堀口戦をオファーされた時に、10年来、所のセコンドを務める勝村修一朗をはじめ周囲は反対した。しかし所は熟慮の末、対戦を決意。それは「グランプリに挑戦するのはこれで最後。そのグランプリで今一番強い選手に挑戦したい」という考えのもとの決断だった。

 会見で所自身が「100人いたら99人が堀口が勝つと思っていると思う」というように下馬評では堀口が圧倒的に有利。しかし「その1回をここに持っていきたい。自分ならそれができるはず」という所の言葉に「そういえば、所ってそういう選手だったよな」と思い返したファンも多かったはず。

フェデラーが8度目の優勝! 5年ぶりウィンブルドンを制す

2017.07.23 Vol.695

■フェデラーが8度目のウィンブルドン優勝
テニスの四大大会の第3戦「ウィンブルドン選手権」の最終日(16日)に男子シングルス決勝が行われ、ロジャー・フェデラーがマリン・チリッチを6−3、6−1、6−4のストレートで破り5年ぶり8度目の優勝を果たした。この「8度」というのが単独最多なら、35歳という年齢も史上最年長とWの快挙となった。

フェデラーはチリッチの高速サーブを巧みなリターンで封じ、エースを5本に抑えた。第1セットを5ゲームでブレークして主導権を握ると、チリッチに流れを譲ることなく、一気に試合を決めた。昨年の準決勝で敗退して以来、聖地で復活することに賭けてきた。治療のため昨年後半は休養。復帰した今季は1月の全豪オープンで四大大会通算18度目の頂点に立ち、その後は全仏などクレー(赤土)シーズンで再び休み、芝の季節に照準を合わせてきた。

今大会はサーブ、ストロークとも抜群の切れを見せ「芝では自然に戦える」と本領を発揮。第1シードのA・マリーらが敗れる中「ビッグ4」で唯一勝ち進み、優勝まで1セットも落とさない盤石な戦いだった。

2年ぶり「UFC JAPAN」参戦のサン・プルーと井上が会見

2017.07.14 Vol.Web Original

■サン・プルー「私はショーグンのファン」
2年ぶりに日本で開催される「UFC FIGHT NIGHT JAPAN」(9月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の会見が14日、都内で行われ、大会のメーンに出場するオヴィンス・サン・プルーと、日本人最年少UFCファイターの井上直樹がメディアの取材を受けた。

サン・プルーはPRIDEで活躍し、日本での人気が高いマウリシオ“ショーグン”フアと対戦する。ショーグンとは2014年に対戦し、その時はプルーが1Rわずか34秒でKO勝利を収めている。

サン・プルーはショーグンについて「彼はMMAを大きく成長させた、アメリカでもブラジルでも日本でも有名な選手」と評し、一度はKOで完勝している相手との対戦となるが、「私は彼のファン。前回試合をした時もファンだったし今回の試合が終わった後もファンであり続けるでしょう」とショーグンに敬意を表した。

試合については「向こうの出方次第」としたうえで、試合当日はショーグンに多くの声援が集まることが予想されることについては「いい質問ですね(笑)。(ショーグンとは)ブラジルでも戦いました。彼にとって日本はホーム。僕にはプレッシャーはないが、彼のほうがホームで戦うことでプレッシャーがあるのではないか」と話した。

K-1小宮山工介が人命救助「そのまま走り去ることはできなかった」

2017.07.14 Vol.Web Original

■小宮山が事故当時の様子を語る
徳島県鳴門市の県道で交通事故の現場に遭遇し、炎上したトラックの中から男性を救出したK-1ファイターの小宮山工介(K-1ジム北斗会館代表)が14日、都内で会見を開き、当時の模様を語った。

事故があったのは12日。修行の一環として徳島市に住む少林寺拳法の先生を訪問する途中の出来事だった。

小宮山は「車とトラックが横並びになって炎上していて、すぐに事故だと分かり、そのまま走り去ることはできませんでした。まず乗用車から一人を救出して、続いてトラックからも救出しようとしたのですが、事故の衝撃で鍵がロックされている密室の状態で、中に人が閉じ込められていました。僕も外からドアを開けようとしたのですが開かなくて、周りに大きな石などもなく、とっさの判断で空手のヒジ打ちが出ました。自分で言うのもなんですけど…パリン!と見事に割れました(笑)。それで中の男性がはうようにトラックから出てきたので、僕と一緒にいた方と安全な場所に移動しました」と説明した。

【格闘家イケメンファイル Vol.76】スターダスト・レフティ 里見柚己(さとみ ゆずき)

2017.07.10 Vol.694

「街でもやっと最近声をかけてもらえるようになり、うれしいです」と里見。真面目な表情と笑顔のギャップが人気の19歳。しかし、格闘技歴は意外と長く…。

「小学校5年生の時にキックボクシングを習いにいったのが始まりです。地元は神奈川県の三浦市ですが、当時は市内にキックボクシングのジムがなかったので、横須賀まで通っていました。ほぼ毎日。週5〜6回は行っていました。子ども心にすごく楽しかったんですよね」

 そんなに夢中になったきっかけは?

「小さい時からずっと格闘技というか、戦うことが好きだったんです。でもその元の元をたどれば父親が格闘技好きだったから。幼稚園の時からアニメやバラエティーはまったく見せられず、プロレスとか格闘技を父親と一緒に見ていました。幼稚園の卒園アルバムにも将来の夢はプロレスラーって書いている(笑)。それぐらいプロレスが好きで、プロレスの雑誌とかも買って読んでいたぐらい。ある意味、父親の英才教育というか、洗脳のたまものですかね(笑)。もちろん、格闘家になった今も応援に来ては、熱くなっています。母親? 最初は心配していたみたいですが、戦績を重ねていくごとに、母も熱くなっています(笑)」

【格闘家イケメンファイル Vol.75】北欧最強の伊達男 Sanny Dahlbeck(サニー・ダルベック)

2017.06.26 Vol.693

 連載初の外国人選手は、モデルのようなルックスと人懐っこい笑顔で、対戦相手だけではなく、日本の女性ファンをもKOしているサニー・ダルベック。“ハンサムで強い”という世の女性(男性も!?)憧れの存在だ。そんな彼は、6月18日に開催された「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント〜」に出場。試合前日の計量後に話を聞いた。

「お腹…空いていますよね…」とご機嫌をうかがうように恐る恐る聞いた記者にサニーは「気にしないで。今日はこれから『焼肉チャンピオン』に行くから、もっと腹ぺこになっても大丈夫(笑)」と攻撃力が半端ないキラースマイル。それにしてもずいぶん具体的な店名が…。もしかして焼き肉好き?

「大好きです。もともと僕は食をとても大事にしていて、自分の人生の中で重要な部分を占めていると思っている。スウェーデンで焼き肉といったら焼いたお肉をお皿に盛ったものをいうんだけど、日本では生の肉をバーベキューのように焼いて食べるのが新鮮でした。初めて父と日本の『ビーフキッチン』に行って食べた時は、口に入れた瞬間から言葉にならず、父親と目を見合わせる事しかできないぐらいの衝撃だった。そのあとは、“ワオ!”としか言えなかったよ(笑)」

 よほど気に入ったのか、店名を連呼して一生懸命感動を伝えようとするサニー。食べることが本当に好きそうだ。ほかに好きなことは?

「一番好きなのがギターを弾くこと。何もすることがない時は家でただ無心にギターを引くと、格闘技のことを一切忘れて没頭できるんだ。また、音楽のことを勉強するのも好き。例えばキーとかメロディを勉強することでピアノも弾くことができる。それらはすべてギターにつながっているからね。音楽はリラックスする方法の一つだけど、それ以外にも友達と出かけたり、ゲームをしたりするのが好きです。プレステ4とかよく友達とやっていますよ。あとファッションも。いい服を着るのはすごく好きですね。今年、スウェーデンのイケメントップ100にノミネートされ、最終的に39位に入りました。アーティストや俳優、ミュージシャンたちの中で、多分格闘家は僕だけだったと思う。その中で39位なら悪くないんじゃない?」

【格闘家イケメンファイル Vol.74】無限の速射砲 安保璃紅(あんぽ・りく)

2017.06.12 Vol.692

 関西では最強の格闘兄弟として有名だった“安保三兄弟”の末っ子璃紅。昨年から拠点を横浜に移した。

「昨年の9月に上京してきました。兄(次男の瑠輝也)と一緒に来たんですけど、最初は嫌だったんですよ。同じところでやるのが。でもよく考えたら、小さい時からお兄ちゃんと一緒にやって来て、結果を残してきたし、それが一番強くなれる方法なのかなと思って、あえて一緒のジムを選びました。ここ(TRY HARD GYM)にしたのは、HIROYA選手とか大雅選手とか、かっこよくて結果も残しているから。あとサポートとかトレーナ―の人も素晴らしいと思ったので。1人暮らしをしていますが、修行だと思って生活しています(笑)。友達もいないですし、ジムと家の往復で、今は毎日が練習です。日曜日も一応休みなんですけど、ほかの人の試合を見に行ったり、疲れを抜くため温泉に行ったりするだけ。遊びに行こうという気持ちはなく、どこかに行くとしても自分の体を休めるためだったり、体のメンテナンス、気分転換の息抜きなど、格闘技のための事をしています」

 格闘技を始めたのはやはりお兄さんの影響?

「そうですね。長男も次男も極真空手をやっていたので、流れで自分もという感じ。物心ついた時にはやっていました。遊び場が空手の大会の会場だったので(笑)。もともとは長男がブルース・リーに憧れて空手を始めたんですけど。兄たちに対してライバル意識はないですけど、お兄ちゃんが負けた大会でも僕は優勝していました。兄弟の中では、自分が一番優勝回数が多いです。負けず嫌い? 超がつく負けず嫌いです。末っ子って結構おもちゃにされるので、昔から兄たちにいじめられてきたんです。でもお父さんもお母さんも助けてくれない(笑)。わざと泣いたりしてみたんですけど、まったく助ける気配がない。そんな経験から、自分の身は自分で守るしかないなと。心の中で、絶対に見返してやるって思っていました。そういうので、めっちゃ負けん気がつきましたね」

アンチェイン 大岩龍矢【格闘家イケメンファイル Vol.71】

2017.04.24 Vol.689

 私服の時はシュッとしたイケメンだが、リングに向かう時は太いチェーンを首から下げ登場する謎のチェーンキャラの大岩。なぜチェーンなのか?

「名古屋から上京してきて、2戦目ぐらいの試合でちょっと格上の選手に勝ったんです。その時に、先輩の(卜部)弘嵩選手が“お前には何か足りない。よし、チェーンをつけよう”って言って(笑)。心の中では“マジっすか?!”って感じでしたが、その時は“ハイ”としか言えなかった。でも次の日に休みだったのでチェーンを見に行って首にかけたら、これ、案外いけるなって(笑)。よく“イケメンなのにもったいない”って言っていただくんですけど、自分ではそんな意識はないですし、逆にギャップになって目立つならいいかなと。そう言われること自体印象に残っているという事だと思うし、あとは試合でどう見せるかなので、入りとしてはいいんじゃないかと思っています」

 そのチェーンを5月28日のKrush.76で対戦する芦澤竜誠に会見でいじられてたが…。

「そうなんですよ。なんかチェーンとかを切る大きなクリッパーを持ってきて、“そのチェーンダサいわ、切ってやる”って(笑)。みんなから面白かったって言われたし、いじられないよりいじられるほうが良かったので、逆にありがたいです(笑)」

 常にニコニコと笑顔だが、格闘技への思いを断ち切れず、上京してきたという意志の強さも。

「やっぱり1番を目指すなら東京かなと思い3年前に上京してきました。名古屋で大学を卒業して、普通だったら就職するんでしょうけど、格闘技をやりたいという気持ちが強く、就職活動にまったく身が入らなかった。大学まで出してくれた親には、なかなか言い出せなかったんですけど、多分中途半端な気持ちで就活をやっているっていうのが伝わったのか、真剣にやるなら東京に行ってこいと言ってくれました。実家は名古屋で“まんぷく”っていう焼き肉屋をやっているんですけど、小さいころは商品だからダメだといって肉はあまり食べさせてもらえなかった。でも今は帰ったら食べさせてくれるし、肉を送ってくれたりもして、応援してくれています。実家の周りでは“まんぷくのところの息子”って言われてますが、いつか“大岩龍矢の実家のまんぷく”って言われるようにしたいですね」

 強い思いで上京してきたが、つらい日々が続いたという。

「自分が一番強くて、一番厳しいジムだと思っていたチームドラゴンに入門しました。そこは想像以上に厳しく、正直きつ過ぎて毎日帰りたいって思っていた。そこでは週に2回のスパーリングがあって、チャンピオンとか関係なくみんなでやるので、ボコボコにされるんです。だから、スパーリングの前日とか怖くて眠れなかった。それがずっと続いていたので、ヤバいなって…。でも、快く送り出してくれた親とか、周りの人たちの応援があって、なんとか続けてこられました。またジムにはチャンピオンもいっぱいいたんですけど、刺激になると同時に、落ち込んだ時にはいろいろ声をかけてアドバイスをくれたりしたことで、なんとかモチベーションを保つことができたので、チームのみんなには感謝しています。特に武尊は、入った時に一番最初に“俺も同い年だよ。やっと同い年の仲間が来た”って声をかけてくれて。それから仲良くしています」

 まずは5月28日の試合に勝つことが目標だ。

「対戦相手の芦澤選手は、3月に行われた『KHAOS.1』でKO勝利を飾った上、MVP賞としてAbemaTVボーナスを獲得している強豪。しかも強い上に個性的で会場を盛り上げたり、パフォーマンスもうまい。今、すごく勢いがあるし、華もある選手なので、めちゃくちゃ対戦が楽しみです。相手も攻撃的な選手で、自分もとにかく前に行くスタイルなので、バチバチでおもしろい試合がお見せできると思います。最終的にはKrushのベルトが欲しいです。そのためには、現チャンピオンの小澤海斗選手を破らなければならない。去年8月の地元名古屋での試合では、もう一歩のところでベルトを逃したので、今回いい試合をして、今年の名古屋大会でリベンジするチャンスをもらえるように頑張りたいと思っています」

 ズバリ、アピールポイントは?

「まずは、この減量で鍛えた肉体です(笑)。チェーンを巻いてセクシーに…なるのかどうか分かりませんが、とにかく鍛え抜いた裸にチェーンという姿を見に来て下さい。あとはお互いアグレッシブに行くと思うので、豪快なKOをお見せできれば最高ですね」

瞬殺プリンス 久保賢司【格闘家イケメンファイル Vol.69】

2017.03.27 Vol.687

 K-1ファイターとして活躍、そのイケメンぶりから女性人気も高い久保優太選手の実弟・久保賢司が登場! 優しそうな雰囲気をまとい、格闘家に見えない兄同様、こちらも癒し系のイケメンだ。

「兄とは2つ違いですが、格闘技を始めたのは兄より大分遅いです。小さい頃兄がテコンドーを始めた時に、一緒にジムに通ったんですけど、数カ月で“暴力は嫌だ!”って言ってやめちゃった(笑)。それからずっとやっていなくて、中学ぐらいからムエタイのジムに入って、本格的に始めました。きっかけ?…なんとなく…かな(笑)。で、高校在学中の17歳でプロになりました。自分は小さいころからおとなしい性格で、今でも喜怒哀楽の怒の感情が欠落していると言われてるぐらいなんですけど、スイッチが入ったらヤバいです(笑)。多分、そんなスイッチがあることを知っているので、リングに上がって思い切り暴れたいんでしょうね。実は一回引退して、その間ずっとジム(K-1ジム五反田)経営をしていましたが、復帰することが決まってから、スイッチの入り方が前回の現役時代よりすごいことになっている。殺気や狂気があふれてきて、日に日に手が付けられなくなっています」

 一度引退したのに、復帰を決意したのは?

「実はキックボクシングにいたのはずっと前で、引退前4年ぐらいはプロボクシングにいました。で、引退してジムをオープンし、現在も運営をしています。復帰を決めたのは、そのジムで若手選手の相手をするなど、指導をしている中で、もう一度やりたい気持ちが出てきたから。また、今のK-1で活躍している選手たちを見てて、自分だったら全員倒せるなっていうのがあったのも、復帰を決めた理由のひとつです」

 復帰戦は、4月22日(土)に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜』。

「現在、K-1 WORLD GPフェザー級王者の武尊選手が初代のチャンピオンだった階級のトーナメントに出場します。武尊選手が階級を上げ、ベルトを返上した事で空位になったチャンピオンの座をかけての戦いになります。その日はワンデートーナメントで、優勝するまでに3試合を1日でやる。なので1秒でも早くKOして勝たないとダメージが蓄積されていくので、初戦、準決勝はとっとと勝ちます。1回戦の相手は中国の選手で、映像を見ましたがかなり手ごわい世界レベルの選手という印象。しかし、初戦はウオーミングアップなので、リングの上で雰囲気を確かめて、その上で瞬殺します。それ以降は誰が上がってきても勝つ。その準備はできているので」

 戦闘モードに突入しつつある久保だが“我が子”の話になるととたんに笑顔になる。

「ワンちゃんが大好きなんです(笑)。家にはチワワとマルチーズの2人がいて、その子たちがほんと癒しになっていますね。休みの時は2人を連れて出かけたりとか。車に乗っけて公園とかにも行きますし、どこにでも連れて行きます。普段は近くが多いですけど。寝る時は一人が僕の腕枕で、もう一人は身体の脇にくっついて寝ています」

 ジムの代表としての夢もあるという。

「僕が目指すジムは、痛いとかつらいとか、無理して通うというのが一切なく、本当に楽しく汗をかいて、楽しくストレス解消できる場所。僕以外のトレーナーも全員それを共通認識として持ってもらい、誰でも楽しく安心して運動ができるジムにしたいと思っています。そのために、掃除の徹底など基本的な事をすごく大事にするなど、よりより環境にして会員の方が楽しくいられる場になればと思っています」

 ジムの運営に真面目に向き合いつつも、新生K-1にかける思いは深い。

「自分が選手としてK-1で復活する意味、役割はしっかり理解している。K-1イコールKOだと僕は思っているので、そこでしょぼい試合をする訳にはいかない。ものすごいノックアウトを見せていけたらと思っています。また、新生K-1の試合をずっと行ってきた国立代々木第二体育館が、4月の試合を最後に耐震改修工事のため休館し、それ以降の試合はさいたまスーパーアリーナで行われることになりました。今度のスーパー・バンタム級王座決定トーナメントが、4月大会のメインイベントなので、その決勝戦は代々木で行われる最後の試合になる。僕は代々木のリングに最後に立っている選手になるつもりです」

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