DDTプロレスが11月30日、東京・後楽園ホールで「BE AMBITIOUS ~秋闘乱舞~」を開催した。KO-D無差別級&DDT UNIVERSAL両王者の上野勇希がスーパー・ササダンゴ・マシンの挑戦を退け2冠王座を死守し、KO-D無差別級は3度目、UNIVERSALは初防衛に成功した。試合後にDGS(D GENERATIONS)世代で行われたじゃんけんトーナメントを制した正田壮史が12・21後楽園でKO-D無差別級王座に初挑戦することが決定した。
ここ数年はDDTバラエティー班としての試合が多かったササダンゴだが、今回は本気も本気。パーソナルトレーナーをつけて体作りに取り組んでタイトル戦に臨んだ。序盤からササダンゴは120キロの体を駆使して攻めていった。そのなかでもフォールアェイスラムを繰り出すなど、オーソドックスな攻めも見せていく。場外で垂直落下式リーマンショックを決めたササダンゴは、上野がリングに戻ると体に全体重を乗せてフォールの連続。上野のBMEをかわしたササダンゴはリバース・シュリンプ・ホールドで絞め上げた。ここで、スクリーンで「あなたの脳内に直接プレゼンテーション」として、「スピりパワーポイント」がスタート。ササダンゴは新チャンピオンになった暁には挑戦者に上野を指名し、2026年1・3後楽園で初防衛戦を行い、翌日の1・4東京ドーム(新日本プロレス)に乱入するとアナウンスした。
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ササダンゴが2冠王者・上野勇希との最後の前哨戦で黒星も大マジメにベルト獲り宣言「俺がプロレス界のアイコンになる」【DDT】
DDTプロレスが11月22日、神奈川・横浜ラジアントホールで「ハマのリングで愛を叫べ!」を開催した。ふだんはDDTバラエティー班での戦いが多いスーパー・ササダンゴ・マシンが11・30後楽園での王者・上野勇希とのKO-D無差別級&DDT UNIVERSAL両選手権試合に向け、大マジメに2冠獲りを宣言した。
11・6新宿での最初の前哨戦(上野&To-y&須見和馬vsササダンゴ&髙木三四郎&秋山準)では、ササダンゴが須見からリバース・シュリンプ・ホールド(いわゆる逆エビ固め)で勝利を挙げて先勝。この日の最後の前哨戦では髙木、HARASHIMAとのトリオで、上野&To-y&クリス・ブルックスと激突。DDT EXTREME王者のTo-yは11・30後楽園で髙木の挑戦を受けるため、この一戦はダブル前哨戦となった。
まずは上野がササダンゴにゴムパッチン攻撃。クリスがササダンゴをゴムで叩きまくった。HARASHIMAが上野を雪崩式ブレーンバスター、To-yと髙木がマシンガンチョップの応酬に。髙木がTo-yを雪崩式ブレーンバスターでぶん投げると、To-yが高木に張り手からコジマワンダーランドで反撃。ササダンゴは120キロの重い体を利して、上野に乗っかってフォールを狙っていく。ササダンゴは上野にフォールアウェイスラムもカウント2。さらに垂直落下式リーマンショック3連発もカット。続いて、リバース・シュリンプ・ホールドもカット。ササダンゴと上野がエルボーのラリー。上野のドロップキックを自爆させたササダンゴは重いドロップキックを敢行。自身のマスクを脱いで上野に被せようとするも、阻止した上野はドロップキック。上野はトランクスからササダンゴが使用するマスクを取り出して前と後ろを逆に被せて視界を奪い、スクールボーイで丸め込んで3カウントを奪取。王者の上野が前哨戦をモノにした。
上野勇希が鈴木みのるとの死闘を制し、史上初のシングル2冠王に。「DDTの仲間、みんなで東京ドームに行きたい」【DDT】
DDTプロレスが11月3日、東京・両国国技館で年間最大のビッグマッチ「Ultimate Party 2025」を開催した。KO-D無差別級王者・上野勇希がDDT UNIVERSAL王者・鈴木みのるとの史上初のダブルタイトル戦を制し、シングル2冠王座に輝いた。
3・20後楽園で当時UNIVERSAL王者だった上野を鈴木が破り、同王座を戴冠。上野は8・31後楽園で平田一喜を下して、KO-D無差別級王座に返り咲き。「いつでもどこでも挑戦権」を行使した須見和馬の挑戦を退け初V。試合後、鈴木が現れ、両者ともにベルトをかけた対戦を希望し、団体史上初の2冠戦が実現することになった。
序盤、レスリングの攻防からエルボーのラリーに。花道での戦いになると、鈴木は走り込んでサッカーボールキック、さらに鉄柱に投げつけた。リングに戻ると鈴木は左足攻め。エルボー、張り手の応酬となり、両者ダウン。その後、鈴木の地獄の攻めが待ち受けていた。左足にイス殴打、アキレス腱固めで締め上げた。それでも上野は場外でムーンサルトアタック、シャイニング・ウィザード。リングインするとブリザード・スープレックス、シットダウンひまわりボムと猛攻も、BMEはかわされた。すると鈴木はアキレス腱固め、ヒザ十字、クロス・ヒールホールド、アキレス腱固め、ヒールホールドで締め上げると、上野はギブアップ寸前でなんとかエスケープ。張り合いから、上野が人でなしドライバー、投げ捨てジャーマン。鈴木はドロップキック、スリーパーで反撃。上野のWR狙いは、鈴木が足を蹴って阻止。上野はカウンターでWRを決めるも、足の痛みでカバーが遅れる。鈴木のスリーパーを抜け出した上野はドロップキック、WRでダメージを与えると、フロッグスプラッシュを投下して執念で3カウントを奪取した。
11・3両国でのDDT EXTREME選手権5WAYマッチの試合形式は“目隠しデスマッチ”【DDT】
DDTプロレスが10月30日、都内で年間最大のビッグマッチ「Ultimate Party 2025」(11月3日、東京・両国国技館)に向けて公開記者会見を行った。DDT EXTREME選手権5WAYマッチ(王者=To-yvs挑戦者=彰人vs挑戦者=スーパー・ササダンゴ・マシンvs挑戦者=平田一喜vs挑戦者=アントーニオ本多)の試合形式が“目隠しデスマッチ”に決定した。
王者のTo-yは9・14札幌でイルシオンを下し、V3に成功すると「両国でEXTREMEを象徴してきた人と戦いたい」と宣言。すると彰人を始め、4人の歴代王者が名乗りを挙げ、5WAYマッチで王座が争われることになった。
本来、同王座戦のルールは王者が指定できるが、すっかり“DDTのギャンブル狂”のイメージが定着したTo-yはサイコロ3個と茶碗を用いるチンチロで勝った者がルールを決めると言い出して、その結果、ササダンゴが勝者となった。
ササダンゴは「チンチロはやらないんですが、目を出すというのはプロレスでは重要。勝負師にとって大事なのは目だから、目隠しルールで勝負したい。ふだん練習してることが全く役に立たないと思う。ふだん全く練習してない私と差が縮まると思うんで」と断。
8・31後楽園で男色ディーノと棚橋弘至の禁断のシングル戦が実現。8・31ひがしんアリーナでは鈴木みのるvsマッスル坂井も決定【DDT】
DDTプロレスの男色ディーノと新日本プロレスの棚橋弘至の禁断のシングルマッチが8月31日の後楽園ホール大会で実現することとなった。
DDTは7月13日に東京・後楽園ホールで「ROCK IN RING 2025 ~奏でろ打撃、叫べ歓声~」を開催。ディーノは第2試合で行われた3WAYマッチで平田一喜、スーパー・ササダンゴ・マシンと対戦した。
この日はLDH JAPANのダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」の武知海青のDDT入団後の初戦ということもあり、大会の模様はWRESTLE UNIVEASEとABEMAで生中継されていたのだが、ディーノはリングインするやコーナーに上がるやリングにケツを向けタイツを下ろす。
リング上はササダンゴと平田がそのケツに相手の顔面を押し付けるべく過酷な勝負を展開も、結局、平田が餌食に。その後、再びディーノがコーナーに座るとササダンゴがタイツどころかアンダーショーツも下ろして半ケツ状態に。ここで再び平田が餌食に。コーナーから降りたディーノが半ケツのままファイトを続けると見かねた今林久弥GMがリングに上がり「ABEMAの生中継だろう。ケツしまえよ」と激怒。しかし平田の手刀を食らった今林GMは立て続けに3度もディーノのケツの餌食になってしまった。
DDT新世代のTo-yが新潟凱旋のササダンゴを“狂ったルール”で撃破し、EXTREME王座初戴冠「ベルトとともに狂って狂って狂いまくる!」【DDT】
DDTプロレスが6月15日、新潟・新潟市東区プラザで「越後パワースラム」を開催した。DDT若手世代「D GENERATIONS」(DGS)のTo-yが、地元・新潟での凱旋興行となったスーパー・ササダンゴ・マシンを“狂ったルール”で撃破し、DDT EXTREME王座初戴冠を果たした。
王者のササダンゴは6日前(9日、後楽園ホール)には「DDTプロレス×新日本プロレス 一面対抗戦~矢野通vsスーパー・ササダンゴ・マシン~」を成功させたばかり。地元での人気は絶大でチケットは前売り段階で完売する盛況ぶり。
本来、同王座戦は王者がルールを指定できるが、大会前日(14日)、ササダンゴはSNS上で「年齢22個下のTo-yを相手に、自分に有利なルールで王座を防衛したところで、新潟市東区までプロレスを見に来るような目の肥えた、プロレスリテラシーの高いお客様たちが納得してくれるわけがありません」として、To-yが一晩で思いついた試合形式3つのなかから、当日抽選で決めるものとした。
ササダンゴvs矢野通の「DDT×新日本~一面対抗戦」は棚橋弘至、YOHが電撃参戦、髙木三四郎も一日限定復帰で大団円で幕
前代未聞の「DDTプロレス×新日本プロレス 一面対抗戦〜スーパー・ササダンゴ・マシンvs矢野通〜」のワンマッチ興行(一面対抗戦実行委員会主催)が6月9日、東京・後楽園ホールで開催された。新日本の棚橋弘至、YOHが電撃参戦し、無期限休業中の髙木三四郎も一日限定復帰を果たし、大団円で幕を閉じた。
今大会の発端となったのがDDTの2015年8月23日の両国国技館大会。ここで、棚橋弘至がHARASHIMAとの一騎打ちでフォール勝ち。試合後、棚橋は「全団体、横一列で見てもらったら困る」と辛らつなコメントを残し、これを機に両団体の関係が急速に悪化。ササダンゴも「腸が煮えくり返るほどの怒りと悲しさ」を覚えたという。
そこで、HARASHIMA、DDTの名誉回復、両団体にできた溝を埋めるため、「意識高い系レスラー」のササダンゴ、大家健、男色ディーノが「自主興行で棚橋選手をオファーしよう」と思いつく。そして、2015年11月17日、後楽園での「#大家帝国主催興行」で、HARASHIMA&大家vs棚橋&小松洋平(現YOH)がマッチアップされ、HARASHIMAが小松から3カウントを奪い、DDTが一矢報いた。試合後、棚橋がササダンゴの代名詞であるパワポでHARASHIMA、DDTファンに両国でのコメントを謝罪し、「ハッピーエンドな結末」を迎えたが、ササダンゴが丸く収めてしまったため、両団体の交流は長年途絶えた。
この事態に矢野が「何で新日本が負けたままで終わるんだよ」と激怒したとされる。それを知ったササダンゴは昨年6月26日の新宿FACE大会で、矢野に招待券を渡して呼び寄せ、矢野との一騎打ちに持ち込んだが敗退。「アイデア」「発想力」「瞬間的なプロレス頭」、そのすべてにおいて、他団体の選手に完敗したと思ったのは初めてだった。幸い両団体の交流は2022年9月の「秋山準デビュー30周年記念興行」に永田裕志、金丸義信が参戦したあたりから徐々に再開し、現在では完全に回復。ここを絶好のタイミングと判断したササダンゴは矢野との雪辱戦を画策したが「全面対抗戦はリスクが大きすぎるので、局地的、部分的に行うプロレス業界初の団体対抗戦」ということで「一面対抗戦」とすることになった。
「一面」とはいえ、対抗戦であることに変わりはなく、PPV生配信もCyberFightの「WRESTLE UNIVERSE」と新日本の「NJPW WORLD」がそれぞれ別に撮影し、実況、解説、ゲストも別の人物を用意して対抗。レフェリーは交代制、リングアナも状況に応じて役割分担されることになった。
EXTREME王者ササダンゴが平田一喜を「嚙んだら開運!嚙んだ明神式デスマッチ」で破り初V。「ベルトかけて矢野通と試合できたら最高」【DDT】
DDTプロレスが4月19日、東京・神田明神ホールで「神田明神文化交流館 presents 裏スベガス シリーズ ~日月~」を開催した。DDT EXTREME王者のスーパー・ササダンゴ・マシンが「嚙んだら開運!嚙んだ明神式デスマッチ」で平田一喜を破り、初防衛に成功。6月9日、後楽園ホールでの矢野通(新日本プロレス)との一面対抗戦まで、ベルトを保持し続けることを宣言した。
神田明神は1300年以上前に創建された由緒正しき神社。DDTはかつて、ここで路上プロレスを実施。2020年夏には「KING OF DDT」トーナメントを開催。神社内にある神田明神文化交流館では頻繁に記者会見を行っており、友好関係にある。今回はDDTと神田明神がコラボする形で、5年ぶりの大会が実現した。
セミファイナルのEXTREME王座戦は、王者がルールを指定できる。今大会を迎えた時点で、平田がアイアンマンヘビーメタル級王座を保持していたため、この一戦はダブルタイトルマッチとして行われることに。第2試合後の公開調印式でササダンゴは試合形式を「嚙んだら開運!嚙んだ明神式デスマッチ」と発表。これはプロレスでは通常反則になる噛みつき行為が奨励され、対戦相手を3回噛んだら勝ちとなり、3カウント、ギブアップなどの通常のプロレスルールは一切無効。
DDTと新日本プロレスが合同記者会見。6・9後楽園でササダンゴvs矢野通の史上初の“一面”対抗戦が実現も団体名、選手名の並び順で大紛糾
DDTプロレスと新日本プロレスが4月17日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で合同記者会見を開き、6月9日、後楽園ホールで「DDTプロレス×新日本プロレス 一面対抗戦~スーパー・ササダンゴ・マシンvs矢野通」のワンマッチ興行を開催することを発表した。同大会は「WRESTLE UNIVERSE」と「NJPW WORLD」による史上初の同時PPVで生配信される。
昨年、6月26日、新宿FACEでの「髙木三四郎vsスーパー・ササダンゴ・マシン ワンマッチ興行」の際、ササダンゴが招待券を渡していた矢野が試合前に来場。ササダンゴは髙木との試合途中「髙木さんよりシングルで戦いたい相手がいる」として、コスチュームに着替えた矢野が登場して、急きょ矢野との対戦に変更。試合は矢野が急所打ちから丸め込んで勝利した。あれから1年後、2人が再びシングルで相まみえることになった。
全面対抗戦が団体の威信をかけて全面的に抗争するものに対し“一面対抗戦”とは団体に所属する一個人と一個人が団体の理念、歴史、スタイル、ファンへの思いなどを背負いながら、あくまでも部分的、局地的に抗争するものだという。
会見にはスーパー・ササダンゴ・マシン、矢野通のほか、DDT側からCyberFight副社長・DDT事業部代表の髙木三四郎、同取締役・PPV担当者の彰人、新日本側から菅林直樹会長、「NJPW WORLD」プロデューサー・PPV担当の下島裕司氏が登壇。
冒頭、そうそうたるメンバーでの会見に緊張気味のササダンゴは「記念すべき一面対抗戦にDDTの代表として臨めることを大変うれしく思っております。矢野選手とは1年前に初めて対戦させていただきましたが、技や力でねじ伏せられることは幾度となくありましたが、頭の回転で負けてしまったと思ったのは初めてでした。プロレス界を代表する頭脳と大きい舞台で戦えることをうれしく思っています」と珍しく殊勝に語った。
DDTと東京女子の“仁義なき抗争”が勃発。12・28両国でのササダンゴ軍vs辰巳リカ軍は遺恨決着戦へ
DDTプロレスの年末のビッグマッチ「Ultimate Party 2024」(12月28日、東京・両国国技館)でDDTと東京女子プロレス(TJPW)による仁義なき遺恨決着戦が行われる事態になった。
同大会では大鷲透&スーパー・ササダンゴ・マシン&アントーニオ本多vs辰巳リカ&ハイパーミサヲ&原宿ぽむによるDDTvsTJPWの全面対抗戦が組まれている。ただ、両軍に遺恨などなく、クリーンな戦いが期待されていた。
12月14日、TJPWの神奈川・横浜ラジアントホール大会の第4試合で、長谷川美子を破ったミサヲがマイクを持つと、「両国でのDDTとの全面対抗戦、私たちが絶対倒してやります!」と宣言。ここで、遠路はるばる新潟からササダンゴが紙袋を持って来場。ササダンゴは「DDT側のメンバー知ってんのかよ? 東京女子と違ってDDTは無法地帯。ここは一つ我々で和解をして、両国は辞退してもらえないか? 余計な血は流さないほうがいいでしょ」と懐柔へ。
髙木vsササダンゴのワンマッチ興行が一転、矢野通vsササダンゴに。ササダンゴが敗れリベンジが“あの男”に託される【DDT】
DDTプロレスが6月26日、東京・新宿FACEで「髙木三四郎 vs スーパー・ササダンゴ・マシン ワンマッチ興行」を開催した。試合途中に一転、矢野通(新日本プロレス)vsササダンゴにすり替わるサプライズが発生し、矢野が勝利。DDTが新日本に敗れたが、髙木三四郎はそのリベンジを“あの男”に託した。
今大会では通常の座席のほか「体験型といいながら仕事を手伝わされる系シート」として、ピンスポ体験シート、セコンド体験シート、リングサイド撮影シート、5ゴング叩けるシート、前説体験シートなど趣向を凝らした51種のシートが販売された。
まずはササダンゴと今林久弥GMによる45分に及ぶ公開ミーティングが行われ、対戦相手の髙木も参加。その後、西垣彰人取締役による「お土産がもらえる系シートのお土産お渡し会」が実施され、午後8時半にようやく試合開始。

