ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)率いるナイロン100℃が今年、劇団結成25周年を迎えた。25年=四半世紀と聞くとその長さに驚くが、その間、色あせることなく常に日本の演劇界を引っ張ってきたナイロン100℃。作・演出のKERAはもちろん、その作品を深く理解し舞台上で表現する俳優たちも含めた“劇団力”は驚異的だ。
本作は友情を結んだ2人の女性の半世紀にわたるそれぞれの人生を繊細な心理描写を交え描いたもの。2012年に初演され、再演を望む声が高かった作品だ。
主軸となる2人の女性を犬山イヌコと峯村リエが演じる。
この2人はみのすけ、三宅弘城らとともにナイロン100℃の前身である「劇団健康」のころからKERAとともに作品を作ってきた。まさに25周年の1作目にふさわしい存在。
今年は本作に続き、7月には新作『睾丸』(仮題)が予定されている。2公演とも劇団員が一堂に会する。ナイロン100℃ファンには見逃せない2公演。
【日時】4月7日(土)〜30日(月・休)(開演は火金18時30分、水14時、木19時。土は7日18時30分、14・21日・28日13時/18時30分。日は8日17時、15・22・29日13時。月は9・16・23日休演、30日13時開演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】本多劇場(下北沢)
【料金】全席指定 前売・当日共6900円/学生割引券3400円(チケットぴあ前売のみ取り扱い。当日受付にて学生証提示)
【問い合わせ】キューブ(TEL:03-5485-2252=平日12〜18時 [HP] http://www.cubeinc.co.jp/ )
【作・演出】ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【出演】犬山イヌコ、峯村リエ、みのすけ、大倉孝二、松永玲子、村岡希美、長田奈麻、廣川三憲、安澤千草、藤田秀世、猪俣三四郎、菊池明明、小園茉奈、木乃江祐希、伊与勢我無/萩原聖人、泉澤祐希、伊藤梨沙子、山西惇