大谷翔司を破り、初防衛とリベンジに成功
「KNOCK OUT 2021 vol.2」(5月22日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が5月23日、東京都内で開催された。
メインイベントで行われた「KNOCK OUT-BLACKライト級タイトルマッチ」で初防衛を果たしたバズーカ巧樹(菅原道場)が「勝って当たり前の試合に勝っただけ」と試合を振り返った。
挑戦者の大谷翔司(スクランブル渋谷)とは昨年12月に対戦し、判定負けを喫しており、バズーカにとっては初防衛戦はもとよりリベンジマッチという絶対に落とせない一番だった。
試合はバズーカが3度のダウンを奪い大差の判定勝ちとなったのだが、大谷は倒れても倒れても立ち上がり、そのたびにバズーカに向かい、最後までパンチを放ち続け、会場は大きな熱狂に包まれた。
一夜明けてバズーカは「勝って当たり前の試合に勝っただけ。うれしいということもそんなにはなかった。勝って当然なので」といつもの寡黙さで試合を振り返る。
大谷の反撃については「全部分かっていたので。全部見えていて、効いたのも1発もなかった。集中して戦ったので全く問題はなかった」、左フックは大谷を何度もぐらつかせ2度のダウンも奪ったのだが「左でも右でもどちらでも倒せるが、左が空いている感じがしたので、出したら全部当たった。(ダウンの)1回目はそんなに効いてないなと思った。3Rはしっかり効いていたが、倒し切れなかった自分が甘かった」、勝因については「集中力が違った。前回負けたので、今回は集中した。集中して戦うことだけ考えていた」と語った。