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REDバンタム級初代王者は響波。安達浩平に逆転KO勝ち【KNOCK OUT】

2021.09.26 Vol.Web Original

「KNOCK OUT 2021 vol.4」(9月25日、東京・後楽園ホール)で「初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦」が行われ、響波(Y’s glow)が安達浩平(team AKATSUKI)を3RKOで破り、初代王座に就いた。

 REDバンタム級は昨年から6選手参加の王座決定リーグ戦をスタートしたのだが、折からの新型コロナウイルスの影響で大会の延期が続き、今年4月に最後の公式戦が終わり、安達と響波で王座決定戦を行うことが決定。その後もコロナ禍で大会日程の変更があり、決定戦も延び延びとなり、今大会でやっと実現の運びとなった。2人はトーナメントでは昨年12月に対戦し、安達が判定勝ちを収めている。

 1R、響波の速いジャブ、ローになかなか中に入れない安達。響波は左ミドル、三日月蹴り、右ボディーストレートと安達のボディーに攻撃を集中。リーチで劣る安達はローを放つが届かない。しかし徐々に距離を詰め、右ローを当てるも響波は右ローから右ストレート、右カーフに左のインカーフ、ボディーストレートと当てていく。終盤は安達もじりじり距離を詰めパンチを当てていく。ラウンド終了間際には右ひじを打ち抜き、早くもダウンを奪う。

元NJKFフライ級王者の松谷桐が初参戦。3つのダウンを奪って大差の判定勝ちも反省【Krush.129】

2021.09.25 Vol.Web Original

「Krush.129」(9月24日、東京・後楽園ホール)で行われた「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」で元NJKFフライ級王者の松谷桐(ALONZA ABLAZE)がK-1ジャパングループに初参戦し、バンタム級戦で豊田優輝(B.W)に3-0で判定勝ちを収めた。

 松谷は2017年10月にプロデビューし、無敗のままわずか6戦目でNJKFフライ級王座を獲得。他団体で16戦14勝(7KO)2敗の戦績を残した。今年7月に卜部功也が昨年オープンしたジム「ALONZA」に移籍し、プロ選手第1号となった。

 対する豊田は「K-1カレッジ2019」の-60kg王者。ここまでの戦績は6戦2勝3敗1分だが、5月に行われたK-1の「バンタム級日本最強決定トーナメント」ではリザーブファイトに出場し、大石和希に勝利している。戦績は2勝3敗1分。

 松谷は1Rから左ミドル、左ハイ、左ボディーストレート、右フックなど多彩でスピード満点の攻撃を繰り出していく。2Rには豊田がバックブローを繰り出したところにショートの左フックを合わせダウンを奪う。そして豊田が反撃に出て、右ローを出したところに右フックをカウンターで合わせ2度目のダウンを奪う。

REDバンタム級王座決定戦開催。響波の「次は絶対に勝てる」に安達「ノックアウトで仕留めたい」【9・25 KNOCK OUT】

2021.08.12 Vol.Web Original

昨年12月の対戦は安達が判定勝ち

 KNOCK OUTが8月11日、東京都内で「KNOCK OUT 2021 vol.4」(9月25日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見を開催した。

 今大会では「初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦」で安達浩平(team AKATSUKI)と響波(Y’s glow)が対戦する。

 REDバンタム級は昨年から6選手参加の王座決定リーグ戦をスタートしたのだが、折からの新型コロナウイルスの影響で大会の延期が続き、その中で選手の引退や階級アップという事態が起こってしまった。今年4月に最後の公式戦が終わり安達と響波によって王座決定戦を行うことが決まったのだが、今年もコロナ禍で大会日程の変更を余儀なくされたことから、決定戦も延び延びとなり、今回の9月大会での開催となった。

 2人はトーナメントでは昨年12月に対戦。安達が判定勝ちを収めている。

ランク外の知花デビットが2位の良星を破りバンタム級の次期挑戦者候補は混沌【RISE151】

2021.07.29 Vol.Web Original

延長にもつれ込む接戦を2-1で制す

「RISE151」(7月28日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで行われたバンタム級戦で良星(FIGHT CLUB 428/Team Bull)と知花デビット(エイワスポーツジム)が対戦し、知花が延長にもつれ込む接戦を2-1の判定で制した。

 良星は現在バンタム級2位で、昨年1月には王者・鈴木真彦に挑戦するなどRISEバンタム級戦線のトップクラス。対する知花はWMC日本バンタム級&フェザー級王者で、これまで三階級で4つのベルトを獲得する実力者。昨年8月に2017年以来のRISE参戦を果たし、ここまで1勝1敗。ランク外ではあるが、ここで2位の良星に勝てば一気に王者・鈴木への挑戦も見えてくる、バンタム級のタイトル戦線に大きな影響を及ぼす一戦となった。

 試合は1Rから動きを止めることなく2人が打ち合う展開となる。1R序盤はジャブ、ロー、インロー、ヒザ蹴りと多彩な攻撃を見せる良星が手数で勝るが、知花も終盤はジャブ、右ミドル、パンチの連打で徐々に反撃。

バンタム級トーナメントのカード決定。朝倉海vs渡部修斗。修斗世界王者の岡田遼は元谷友貴と対戦【RIZIN】

2021.03.26 Vol.Web Original

5・23東京ドームで開幕

 RIZINが3月26日、東京都内で会見を開き、開催を発表していた「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント」の出場選手16人を発表し、合わせて1st ROUNDの組み合わせ抽選会を行った。

 同トーナメントは「RIZIN.28」(5月23日、東京・東京ドーム)と「RIZIN.29」(5月30日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の2大会で1st ROUNDを開催。9月に関東圏の会場で2nd Stageを行い、大晦日に準決勝と決勝のFinal ROUNDを行う。賞金総額は2000万円で優勝賞金は1000万円、準優勝は500万円、残る500万円は全ラウンドの試合を対象に「ベストKO賞」といった5つの賞を制定し、100万円ずつが贈られる。この5つの賞については大晦日の試合が終わってからファン投票で受賞者が決められる。

「修斗愛」全開の岡田遼が最強の侵略者・大塚隆史を判定で破り初防衛【修斗】

2021.03.20 Vol.Web Original

「修斗愛」と「修斗修斗うるせーし」のイデオロギー対決

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO2021Vol.2」(3月20日、東京・後楽園ホール)のメインで行われた「世界バンタム級チャンピオンシップ」で王者・岡田遼(パラエストラ千葉)が大塚隆史(T-GRIP TOKYO)を破り、初防衛に成功した。

 岡田は昨年5月に行われた「世界バンタム級暫定王者決定戦」で倉本一真を破り、暫定王者となり、昨年12月にはONE Championshipへの参戦が続く佐藤将光の王座返上に伴い正規王者に認定された。今回が初防衛戦となる。

 対する大塚はDEEPを主戦場に長く日本の軽量級のトップクラスとして活躍。DEEPでフェザー級とバンタム級の2つのベルトを巻き、2017年に行われた「RIZINバンタム級GP」では並み居る海外勢を退け決勝ラウンドまで進出した強豪。昨年11月の修斗初参戦では環太平洋王者・安藤達也を1RでTKOで破り、試合後のマイクで「ベルトは賭けなくてノンタイトルでもいいんで」と佐藤と岡田との対戦をアピールしていた。

 カード決定時から「修斗愛」を口にする岡田と「修斗修斗うるせーし」の大塚のイデオロギー対決として注目を集めていた。

トーナメント参戦へ意欲の祖根寿麻「朝倉海選手とやりたい。勝てそう」【RIZIN】

2021.03.20 Vol.Web Original

バンタム級トーナメントを見据え4選手が参戦

「RIZIN.27」(3月21日、愛知・日本ガイシホール)の前々日インタビューが3月19日に行われた。

 RIZINでは4月から国内の16選手による「バンタム級トーナメント」を開催予定なのだが、今大会ではその査定試合となる試合が2試合組まれている。

 第7試合では修斗の元環太平洋バンタム級王者・祖根寿麻(ZOOMER)と獅庵(パラエストラ大阪)が対戦する。

 祖根は王者時代の2018年にRIZINに初参戦し、DEEPの王座戦線で活躍する元谷友貴と対戦し、一本負け。そこから2019年にかけ、まさかの5連敗を喫したが、今年1月に修斗で元UFCファイターの石原夜叉坊に判定勝ちを収め復活。今回のRIZIN再参戦にこぎつけた。

 祖根は獅庵について「正直、誰なんだろうなって感じで映像を見てワンツーだけの選手。一方的に、打撃でも寝技でも終わらせると思う」と話した。

バンタム級で16人参加の日本GP開催。勝者には「2022年に堀口と戦う日本人」の称号【RIZIN】

2021.02.13 Vol.Web Original

榊原CEOが「今年の5つのキーワード」発表

 RIZINが2月12日、東京都内で会見を開き、3月21日に2021年の第1弾大会となる「RIZIN.27」を愛知県名古屋市の日本ガイシホールで開催することを正式に発表した。

 会見で榊原信行CEOは今年は年内に7大会を予定しているとし、3月以降は4月末に関東、5月末に大阪、7月か8月に関東、9月中に関東、10~11月に福岡もしくは沖縄、年末は1大会か2大会という大まかなスケジュールを発表した。東京オリンピックといった外的な要因があることから、この日は会場等は明かされなかった。

 また榊原氏は「今年の5つのキーワード」として「グランプリ」「YouTube」「海外」「ビッグイベント(ビッグマッチ)」「新機軸」の5つを発表した。

「グランプリ」については「秋からフェザー級グランプリを始めたい」とした。またバンタム級については日本人16選手の参加による「日本グランプリ(GP)」を開催。ここにはバンタム級王者の堀口恭司は参加せず、堀口への挑戦権をかけたような意味合いのものになる。

バンタム級王者となった吉岡ビギンがK-1に同級王座の新設を要望【Krush】

2020.12.20 Vol.Web Original

「課題が残る試合だった」と反省も

「Krush.120」(12月19日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が12月20日、都内で開催された。
 
「第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント」で優勝を果たした吉岡ビギン(team ALL-WIN)がK-1にバンタム級のベルトの新設を要望した。

 吉岡は前日は準決勝で黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)、決勝で橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)にともに判定勝ち。この2試合について「昨日は課題が残る試合だった。このままでは強いチャンピオンにはなれない。試合の映像を見て、格闘家らしい姿勢で試合ができていなかった。トーナメントという意識がなかった。もっとがむしゃらに立ち向かっていかないといけないと思った」などと反省の弁。

 一方、勝因については「沈着冷静に戦えていた。2試合ともパンチがよけられたり、そこから落ち着いた攻撃ができた。あとは気持ち。それが一番の勝因だったと思う」と語った。

世界バンタム級王者・佐藤将光が王座返上で暫定王者・岡田遼が正規王者に【修斗】

2020.12.02 Vol.Web Original

佐藤と岡田による統一戦は幻に

 日本修斗協会が修斗世界バンタム級王者・佐藤将光(坂口道場一族)が同王座を返上したことを発表した。11月30日付となる。

 これにより暫定王者である岡田遼(パラエストラ千葉)が正規王者となった。期待されていた佐藤と岡田による統一戦は幻に終わった。

 佐藤は2017年10月に行われた「第10代世界バンタム級チャンピオン決定戦」で石橋佳大を破り、王座を獲得。トリスタン・グリムズリー、齊藤曜を相手に2度の防衛を果たした。修斗とONEチャンピオンシップのパートナーシップ契約を機に2019年5月からONEに参戦し、同年7月の修斗でノンタイトル戦でファン チャンファンに勝利して以降、ONEでの戦いが続いていた。

 佐藤は今回の王座返上にあたり「この度、私、佐藤将光は修斗世界バンタム級の王座を返上させて頂くことになりました。修斗関係者の方々にはパンクラスから来た自分に多くのチャンス与えて頂き、そしてファンの皆様にはたくさんの応援をして頂き、修斗のチャンピオンにまでひきあげてもらい感謝でいっぱいです。ONE Championshipへの参戦が決まってからはなかなか修斗で試合をするタイミングが作れず、心苦しくもありました。王座を返上することで修斗のバンタム級が更に盛り上がっていくこと願っています。これからは第10代修斗バンタム級世界王者として精進していきますので変わらず佐藤将光を応援して頂ければうれしく思います」とコメントした。

岡田遼が倉本一真をKOし悲願の世界王座を獲得【5・31 修斗】

2020.06.01 Vol.Web Original

修斗初の暫定王者決定戦

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.3 ABEMAテレビマッチ」(5月31日、無観客)のメインで行われた「世界バンタム級暫定王者決定戦」で同級環太平洋王者の岡田遼(パラエストラ千葉)と倉本一真(修斗GYM東京)が対戦した。岡田が2RでKO勝ちを収め、暫定世界王者となった。修斗31年の歴史の中で暫定王者決定戦が行われるのは初めて。

 岡田は昨年1月に当時の王者・祖根寿麻を破り念願の環太平洋王座を獲得。昨年9月には難敵・安藤達也を相手にドローながら初防衛を果たしている。

 対する倉本は昨年のMVPとベストバウトをダブル受賞。プロデビュー以来7戦全勝でタイトルに手をかけた。

 レスリングをバックボーンに持ちグレコローマンで全日本3連覇の実績を持つ倉本は“投神”の異名を持ち、昨年11月にはジャーマン8発で根津優太をTKOで下すなど、その勝利のほとんどが投げによるダメージからフィニッシュにつなげたもの。

 この日も否が応でもそのジャーマンが試合を分けるポイントになると思われていた。

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