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ヒュー・ジャックマン | TOKYO HEADLINE
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ヒュー・ジャックマンと考えた、ヒーローの“理想の最期”

2017.06.12 Vol.692

『X-メン』のウルヴァリンが、ついに一つの終焉を迎える。2000年に公開された『X-メン』以降、17年にわたってウルヴァリン役を務めてきたヒュー・ジャックマンだが、彼がウルヴァリンを演じるのは本作『LOGAN/ローガン』が最後になるという。メガホンをとったのは日本を舞台にした前作『ウルヴァリン:SAMURAI』でもジャックマンとタッグを組んだジェームズ・マンゴールド監督。

「ヒューとは『ニューヨークの恋人』からのつきあいだけど、彼とは本当に作りたいものを作れる関係なんだよ」と監督。「そして僕らはウルヴァリンの最期を、人間の物語として描きたかったんだ」。ウルヴァリン(ローガン)は脅威の回復力を持つ不死身の肉体に特殊金属の爪を備えたミュータント。しかし本作でローガンは特殊能力も衰え生きる気力も無くしており、プロフェッサーXに至っては要介護状態。熱狂的な『X-メン』ファンにはショックかもしれない。

「最後だからこそ僕らはウルヴァリンの本当のヒーロー性を描きたかったんだ。特殊能力が衰えたとき真のヒーローならどうするのか。絶望的な状況でも守るべき者がいたら? 僕もヒューも、ローガンの人間性を通してヒーローを描きたかったんだ。確かに、私のウルヴァリンをよくもあんなふうに殺してくれたわね!なんて泣き叫ぶ人も多少はいるだろうけど(笑)」

 謎めいた少女ローラとプロフェッサーXを連れた危険な旅。ヒーローアクションというよりロードムービーのようであるにも関わらず、シリーズで最もエモーショナルなヒーローの物語となっている。

「CG全開のミュータントバトルも、エンディングの後の“復活”映像も無し(笑)。少なくとも僕とヒューのウルヴァリンはこれで本当に最後です」

ヒュー・ジャックマン、剛力の”ハリウッドデビュー”を予言!?

2014.05.28 Vol.618

 映画『X-MEN:フューチャー&パスト』のジャパンプレミアが27日、都内にて行われ、俳優のヒュー・ジャックマンが登壇した。

 本作は『X-MEN』のオールスターチームが史上最強の敵と戦う、シリーズ最新作。同シリーズで14年間、メインキャラクター・ウルヴァリンを演じているヒューは「これまでで最高の作品になりました。オールスターキャストが勢ぞろいしているので、ぜひ楽しんでもらいたいです」と出来栄えに自信を見せた。

 この日は、日本語吹き替え版でミスティークの声を演じる剛力彩芽も登場。映画のタイトルにかけて“未来”についての話題になり、剛力が「ハリウッド進出は目標の1つ」と明かすと、ヒューが「剛力さんがハリウッドに行くのではなく、ハリウッドから(オファー)来ますよ」と“予言”。「あなたは歌も踊りもできるから、次の『X-MEN』はミュージカルにしましょう」と茶目っ気たっぷりに提案。また、自分の未来については「何度も何度も日本に戻ってくることができる未来がほしいですね」と、親日家のヒューらしい温かいコメントで会場のファンを沸かせていた。

『X-MEN:フューチャー&パスト』は5月30日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国公開。

鋼鉄のロボットに託された、親子の絆『リアル・スティール』

2011.12.05 Vol.533

 人間によるボクシングがすたれ、ロボット同士を戦わせる格闘技が世界を熱狂させている近未来を舞台に、試合を通して絆を取り戻していく父と息子の姿を描く、この冬イチオシの感動大作。スティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキスという巨匠2人の製作のもと、『ナイトミュージアム』シリーズを大ヒットさせたショーン・レヴィ監督がメガホンをとった。かつては才能あふれるボクサーだったが今では落ちぶれたロボット格闘技のプロモーターとして暮らすチャーリー役に『X-メン』シリーズのヒュー・ジャックマン。息子・マックス役を演じた新星ダコタ・ゴヨは、本作の熱演で天才子役として一躍注目を集めている。2人を見守る女性・ベイリー役にドラマ「LOST」シリーズのエヴァンジェリン・リリー。CGと実写で登場するロボットのリアルな迫力に、一見SFアクションかと思われがちだが核となるのは親子の成長物語。スクラップ同然のロボットで試合に勝ち進んでいくうちに、絆を深めていく親子の姿が感動的。日本のロボットアニメへのオマージュが見て取れるのも楽しい一本だ。

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