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フィギュア | TOKYO HEADLINE - Part 2
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いよいよ最終戦! ロシア大会レビューとフランス大会の見どころ【フィギュアGP 2018】

2018.11.23 Vol.Web Original

ロシア大会:羽生結弦が痛みに耐えての優勝

 痛みに耐えての優勝だ。羽生結弦は、ショートプログラムでまたしても世界最高得点を塗り替えたが、続くフリースケーティング前の公式練習で右足首の靭帯を損傷。思わぬ展開となった。

 ショートは圧巻だ。3つのジャンプでそれぞれ3点から4点台の加点を引き出し、すべてのスピン、ステップで最高難度のレベル4を獲得。プログラム全体を通しても、シーズン3戦目にして完璧の演技に迫る内容だった。

 練習中のアクシデントを受け挑んだフリー。4回転ループや4回転トウループ、3回転半ジャンプのシークエンスなど、予定した高難度の要素を取りやめ、負担の少ない構成に組み替えた。日頃練習する軌道と変えてジャンプを跳ぶことや、構成を変えてもパフォーマンスを音に合わせること、ましてやそれらを右足首に怪我を負いながらこなすことは決して容易ではない。自身も「混乱があった」と認めるなか気迫で滑りきった。特に前半はショートで見せた世界最高の質と遜色ない仕上がりで、無事1位を守った。とにかく、痛めた右足首の回復が待たれる。グランプリファイナルの出場権は得たが、実際は今後の回復次第だ。

 友野一希は、初めてグランプリシリーズの表彰台にのぼった。ショート、フリーともに大きなミスなく終え、どちらもシーズンベストを記録。9位に終わったカナダ大会からの成長を見せた。ジャンプやスピンを丁寧にはめていく一方、スピードに乗ってプログラム全体の流れを途絶えさせなかった。フリーで使用する「リバーダンス」の楽曲は、宮原知子や本郷理華など実力選手が演じてきた代表作としても記憶に残る。友野にとっても今シーズンここまでの戦いを経て、独創的な振付が徐々に身体へなじみ、自身がもつ豊かな音楽性が前面に現れるプログラムになってきた。昨シーズンの世界選手権で5位となり、今シーズンは日本男子勢を引っ張る特別強化選手のひとりとしてグランプリ2戦に出場。今大会では技術点のほか、スケーティングや表現を評価する演技構成点にも伸びが見られ、着実に階段を上がっている。

 海外勢では、ジョージア(グルジア)のモリス・クビテラシビリが好演技を披露し2位に。女子のアリーナ・ザギトワを指導するエテリ・トゥトベリーゼコーチのもとで練習する23歳だ。ノーブルな滑りから端正にジャンプを決め、友野に同じくシリーズ初の表彰台入りを果たした。

羽生出場のロシア大会は今週末!日本大会レビューと第5戦の見どころ【フィギュアGP 2018】

2018.11.15 Vol.Web Original

日本大会(NHK杯): 紀平梨花がグランプリ初出場・初優勝の快挙

 堂々のグランプリ初出場・初優勝は、日本女子で初の快挙だ。紀平梨花は、ショートプログラムで3回転半ジャンプを転倒し5位とやや出遅れたが、フリースケーティングでは見事に3回転半を2本美しく着氷し(うち1本はコンビネーション)、大混戦となった今大会の女子シングルで頂点に立った。今シーズンからシニアに本格参戦する16歳。3回転半に代表される、短い助走から跳ぶ質の高いジャンプが最大の武器になっている。しかし紀平の魅力は、ジャンプにとどまらずスピン・ステップなど他の要素も高い出来栄え点を得られるそのバランス感にある。幼少期より取り組んだ体操やバレエで培った身体のしなやかさには目を見張るものがあり、スケーティングもこの若さにしてハイレベルなものを備える。今大会で2位となった宮原知子は同門の先輩で、一足先にグランプリファイナル出場を確実なものにした。次にこのふたりの戦いを見るのがファイナルの舞台となるかどうかは、紀平の次戦であるフランス大会にかかっている。

羽生結弦が今季最高得点で優勝!フィンランド大会レビューと日本大会の見どころ【フィギュアGP 2018】

2018.11.06 Vol.Web Original

フィンランド大会:ハイレベルな内容と得点で強さを見せつけた羽生結弦

 最強の五輪覇者が帰ってきた。羽生結弦はショートプログラム、フリースケーティングともに今シーズンの世界最高得点を記録、堂々のグランプリ初戦優勝を果たした。シーズン初戦からプログラム構成難度をより高めて臨んだ今大会。他の追随を許さないハイレベルな内容と得点で強さを見せつけた。中でも注目したいのは、ジャンプやスピン各要素の質の高さ。入りから出まで複雑なターン、ステップが組み込まれ、要素そのものも確実に決めていく。特にショート冒頭の4回転サルコウは、4.3点もの出来栄え点(GOE)を引き出した。それでも羽生は、チャレンジ精神も常に備えた男だ。フリーでは世界初となる4回転トウループ、3回転半ジャンプの連続技(シークエンス)に挑戦。やや着氷で堪えマイナス評価がついたものの、五輪連覇を果たしてもなお上を目指す羽生の姿勢が垣間見えた瞬間に会場が大きく湧いた。次戦はロシア大会。演技の完成度を高め、さらに得点を上積みできるか。引き続き注目だ。

4年後の北京五輪を見据えたよりハイレベルな戦い【グランプリシリーズ 20日開幕】

2018.10.19 Vol.Web Original

 フィギュアスケートのグランプリシリーズは、2018年10月20日 (日本時間)から開幕する。昨シーズンには平昌五輪を熱狂のうちに終え、2022年の北京五輪に向けてまた新しい4年間が幕を開けようとしている。今回のグランプリシリーズには、日本から総勢16名(男女シングル)の選手が出場予定だ。その主な顔ぶれと、今シーズンから適用される新ルールのポイントに触れながら、シリーズ全体の展望を概観する。

前人未到の4回転半ジャンプに挑む羽生、羽生の背中を追う宇野【フィギュアGP 2018】

2018.10.18 Vol.Web Original

 フィギュアスケートのグランプリシリーズは、2018年10月20日 (日本時間)から開幕する。昨シーズンには平昌五輪を熱狂のうちに終え、2022年の北京五輪に向けてまた新しい4年間が幕を開けようとしている。今回のグランプリシリーズには、日本から総勢16名(男女シングル)の選手が出場予定だ。その主な顔ぶれと、今シーズンから適用される新ルールのポイントに触れながら、シリーズ全体の展望を概観する。

浅田舞と真央がスケートレッスン「今日は100点」

2015.03.02 Vol.636
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 浅田舞と真央姉妹が2月28日、名古屋市の日本ガイシアリーナ・アイススケートリンクで開催された『LOTTE フィギュアスケート教室』でコーチを務めた。小学生約100名が参加したもので、ストレッチや前進歩行などをティーチング。真央は子供たちにスパイラルやY字スピン、ビールマンスピンを披露するシーンもあった。
 
 レッスンを終えた真央は「初めて滑る子も多かったんですけど、みんな成長するのが早くて、いろんな技を教えるのが楽しかった」、舞も「子供たちが楽しそうにスケートしている姿がすごくうれしくて楽しい時間でした」と、満足げだった。

 スケート教室の出来栄えは、2人とも「100点」。舞は「子供たちが元気すぎて汗だくになっちゃったので、先生としてはもうちょっと体力をつけないといけないな」と笑っていた。

たけし そっくり等身大フィギュア「バンバン打たれる」

2014.10.15 Vol.628
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 お台場のマダム・タッソー東京に15日、ビートたけしが現れた。ハリウッドセレブや歴史上の人物など約60体に及ぶ等身大フィギュア群に、新フィギュアとして加わったもの。同日行われたお披露目式には、ビートたけし本人が出席し、「射的場でこれが出てきたらバンバン打たれるだろうね。花やしきでも使える!」と、大喜びだった。

「1、2、3、ダーッ!」のカウントダウンでお披露目されたフィギュアと対面した、たけし。報道陣のカメラに背を向け、表情や髪などフィギュアの細部を食い入るように見ると、「やな野郎だなあ!」「確かにこれだよなあ」と、独り言のようにコメント。「似てるっていうのは、自分にとって非常に嫌なもんなんだよね。自分は欠点を良く知っていて、その欠点通りに作ってある! このガニ股のところとか、何だこの野郎!って猫背で文句言ってる感じだとか。良くできてるなあ」と、感嘆しつつも、苦笑いするしかない様子だった。
 
 フィギュアのポーズは、もちろん"コマネチ"。「俺が死んでも"コマネチ"の格好で、恥ずかしい歴史を残す可能性はあるけれど、まあいいやって。ここに来た人が同じ格好をして写真取るんじゃないかな」と、ニヤリ。型を取るために7時間もこのポーズを保ったそうだが、その苦労も報われそうだ。

 その後も、「笑うしかない!」、「弱ったなあ」というフレーズを繰り返しつつも、常に、フィギュアの肩に手を触れているなど、本人も気に入ったようだった。

 喜びを誰に伝えたい?と聞かれると、「いろいろ揉めますんでやめた方がいいと思います。当たり障りのないところだと、おふくろや父ちゃん。でも、2人ともくたばったし...。芸人として出発した浅草の売れてない時代の人には感謝したい。おかげさまでここまで上り詰めたって」と話した。

フィギュアの浅田真央が1年間休養を発表

2014.05.23 Vol.618

 フィギュアスケート日本女子のエース、浅田真央(中京大)が19日、東京都内で開かれたアイスショーの記者会見で、来季の休養を表明。5歳で競技を始めてから初の長期休養になる。休養により来季の日本連盟強化指定からは外れる見込み。

 浅田は来季の公式戦には出場せず「新たなナンバーを披露するので新たな自分を見てもらえる」と語った新しいエキシビション曲でショーにのみ出演する。復帰については「先のことは分からなくて、時の流れに任せればいいのかなというのが今の気持ち」と話し、休養中に進退を熟考する考えを示した。

 浅田は昨年4月にソチ五輪シーズン限りでの引退を示唆。このとき、「ファンにもそういう中で一緒に応援してもらえればうれしい」と語っていた。

「集大成」として臨んだ今季だったが、腰痛に苦しんだ。さらに「体が疲れやすくなった」と酷使してきた肉体は悲鳴を上げつつあった。この日の会見でも「試合でたくさんの重圧があったし、練習でもすごく集中して心にも体にも負担になっていた。休みが必要と感じた」と打ち明けた。ソチ五輪は6位に終わったが、3月の世界選手権はショートプログラム(SP)で世界歴代最高得点をマークして優勝するなど、実力的な衰えは見えない。

 まずは大学に復学し「やるべきことをやっていく」という。

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