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ボッティチェリ | TOKYO HEADLINE
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石坂浩二がボッティチェリ展でトーク「宝もの見つけて」

2016.02.25 Vol.661

 石坂浩二が24日、東京都美術館で開催中の『ボッティチェリ展』でトークショーを行った。

 画家としても活躍する石坂はボッティチェリの作品にも詳しい。トークショーでは『バラ園の聖母』や『ラーマ家東方三博士の礼拝』『美しきシモネッタの肖像』など、お気に入りの5作品を自ら解説。色使いやそのバランス、巧妙な構図の説明などとうとうと語り、その博識ぶりに同席した学芸員も舌を巻いていたた。
 
 同展は、フィレンツェを中心に国内外から20点以上のボッティチェリの作品を集めている。ボッティチェリの師の息子で自らの弟子でもあるフィリッピーノ・リッピの作品も合わせ、約80展でボッティチェリの初期から晩年までをたどる。

 石坂は、「これほどボッティチェリの作品が彼の生涯にわたって見られる展覧会はありません。この機会に見てほしい」とPR。また、MCを務めた安東弘樹に美術館や展覧会の楽しみかたについて聞かれると、「(展覧会や美術館に来たら)なにか一つを愛する絵とこっそり決めてください。人には教えないで!それを自分の宝物にしてください。そしてまた、その絵、宝物を探すんです。外国ならそれに会いに行って」と、伝授した。

『ボッティチェリ展』は、4月3日まで同所で。月曜、3月22日は休室。3月21、28日は開室。

年始の芸術鑑賞は巨匠作品でゴージャスに!『ボッティチェリ展 』

2016.01.12 Vol.658

 優雅で美しい聖母や神話の女神を描いた作品で知られるフィレンツェの画家、ボッティチェリは、名門メディチ家の画家として名を馳せ、大型の祭壇画から私的な神話画まで幅広いテーマの作品を手掛けた。ルネサンス期、多くの画家たちが遠近法や明暗法を駆使した自然主義的な表現に向かうなか、ボッティチェリは中世美術を思わせる装飾的、象徴的な様式を貫き、独自の絵画世界を作り上げた。

 しかしその作品の多くは板に描かれており、きわめて繊細であるため、まとまった数の来日はこれまで叶わなかった。今回は、日伊国交樹立150周年を機に、フィレンツェをはじめ世界各地から20点以上ものボッティチェリ作品を集めることに成功した、注目の大回顧展となっている。

 本展では、初期から晩年までの宗教画、神話画、肖像画を通して、ボッティチェリ作品の特徴と魅力を紹介。他にもボッティチェリの師、フィリッポ・リッピや弟子、フィリッピーノ・リッピの作品も合わせて展示。15世紀フィレンツェにおける絵画表現の系譜をたどる。

ボッティチェリ展
東京都美術館 1月16日(土) 〜 4月3日(日)

【時間】9時30分〜17時30分 (金曜は20時まで。入室は閉室の30分前まで)
【休】月曜、3月22日(3/21、28は開室)
【料金】一般1600円、学生1300円、高校生800円、65歳以上1000円
【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)
【交通】JR上野駅 公園口より徒歩7分
【URL】 http://botticelli.jp

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