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ミクニシオリ | TOKYO HEADLINE
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小関裕太演じる草食顔クズ男子が「普通の女の子」をメンヘラ化させちゃう理由って…? 内田理央主演『来世ではちゃんとします2』第2話〈ドラマでしゃべりたい〉

2021.08.21 Vol.Web Original

 内田理央主演のドラマ『来世ではちゃんとします2』(テレビ東京、毎週水曜深夜0時40分)。8月18日に公開された第2話では、小関裕太演じるヒモ気質のタラシ男子・松田健にスポットライトが当たった。甘いマスクと柔らかい物腰で、数多の女の子を「ゆる〜く」たらしこんじゃう松田くんが、セフレガールのこじらせに巻き込まれちゃった結果……?

小関裕太がヒモ気質なクズ男子熱演

 小関裕太演じるクズ系ヤリチン・松田君は、内田理央演じる主人公・大森桃江ちゃんが働くデザイン事務所の同僚だ。会社ではスマートに仕事をこなす松田君だが、会社を一歩出れば、LINE履歴にはその日過ごせる女の子を探すための連絡先がズラリ。長身で細身、中性的なミディアムパーマヘアで、見た目はいわゆる「草食系」な松田君だが、今どきは男らしすぎる男性よりも、しつこすぎない塩系イケメンのほうが地雷度が高め……という世の中のクズ男事情が、しっかりドラマにも反映されている。SNSでも「フィット感が半端ない」「ベストキャスト」との声が高い。

 第2話では、そんな松田君の囲っているセフレガールズの筆頭・亜子ちゃん(小島藤子)とのこじらせバトルが勃発。松田君のずさんなLINE管理のせいで、亜子ちゃんに他のセフレたちや元カノとのLINE履歴を見られてしまう。仕事が忙しい松田君の急な誘いに応じちゃうばっかりの「都合いい系女子」の亜子ちゃんだが、松田君にはガチ恋している。

 主人公の桃ちゃんは、経験値の多さゆえか、本命のセフレボーイに対しても本気でわきまえてしまう部分があったが、亜子ちゃんのほうは彼女にはしてもらえないと分かっていても、松田君にメンブレ(メンタルブレイク)をぶつけてしまう。LINE履歴を見てメンタルが崩壊した亜子ちゃんは、翌朝松田君の手足をしばり、軟禁してしまうのだ。

 ドラマ内ではコメディー調で描かれているが、こういう男女関係のこじれはリアル世界でも意外とよくあることだったりする。例えばホストとホスト狂いの女の子の関係だったり、既婚者と独身の不倫関係だったり……愛情のパワーバランスが崩れると、途端に人間関係は簡単に崩壊する。

 

「普通の女の子」と「メンヘラ製造機」の相性の悪さ

 構図としては、亜子ちゃんが松田君を軟禁しているので、セフレでしかないのに立場をわきまえない「メンヘラ女子」に見えるかもしれない。しかし、亜子ちゃんも普段は昼間会社で働く普通のOLで、松田君を軟禁したあとも「とんでもないことをしてしまったのではないか」と後悔するような心情も見える。本気で愛に狂いきっているわけではないし、一般的な倫理観を持つ普通の女の子なのだ。

 しかし、松田君の振る舞いがあまりにも「メンヘラ製造機」すぎることとの相性が悪すぎる。松田君は桃ちゃんのセフレたちのような「ハイスペモテ男」とは異なり、スペックで男らしさを匂わせる男性ではない。しかし、とにかく上っ面が優しい。仕事が忙しい松田君のような男性は「今日が楽しければそれでいい」と思っている。妙齢の女性が男性に求めるような堅実さや誠実さを持つことを面倒に思っているし、顔がいいだけあって、上っ面だけでも優しくしておけば簡単に女性が一本釣りできちゃうので、表面的に女性に優しく振る舞うことが上手なのだ。

 情事後、重たい態度を取る女性に対し心底面倒そうな表情を見せながらも「やることはやっちゃう」のが松田君のような男なのだ。回数を重ねるごとに自分への好意を深めていく女性に対し、松田君は「どうして女はセックスすると、それ以上の関係を求めてしまうんだろう」なんてひとりごちる。面倒なら抱かなければいいのに、性欲には勝てないし、ストレス発散としては必要な部分もあったりするので、あまり深く考えず「まあいいか」とちょっとお高いサプリを飲む時くらいの感覚で、簡単に女性に手を出す。そんな男性に真剣さを求めたって返ってくるわけもないのだが、亜子ちゃんのような「普通の女の子」は、情事の後は愛が返ってくることが当たり前、と思っているので、思うように自分を愛してくれない松田君のような男にどんどん沼っていくのだ。

 飲み会に行くとよく「オレってメンヘラ女子とばかり付き合っちゃうんだよね」と武勇伝のように語る男性がたまにいるが、そういう男性はメンヘラ女性が好きなわけではなく、恋人との関係づくりや女性のメンタルケアが下手で、付き合うと普通の女の子のメンタルすら破壊してしまうのだ。シンプルに地雷すぎる。好きな人がもしそういう発言をしていたら要注意だ。

 

「都合がいい時に優しい人」は、自分を幸せにはしてくれない

 亜子ちゃんとの軟禁生活の中でも、松田君はとにかく亜子ちゃんのテンションを上げたり下げたり、悪気なく人を振り回しまくるのが上手だ。同僚からの電話では「今彼女の家にいるんだよね」と言い放ち、小耳を立てている亜子ちゃんの気持ちを盛り上げたかと思えば、元カノからの電話では「同僚と一緒にいるんだよね」なんて、息を吸うように嘘を付く。そうかと思えば、仕事終わりの亜子ちゃんのためにご飯を作って待っていたりする。これだけ、一貫しない行動で振り回されれば、普通の女性なら「この人、私のことどう思ってるんだろう」「何考えてるんだろう」とこんがらがってしまう。

 だいたいの場合、何を考えているか分からなく見える時の男性は、何も考えていない本能で行動している、と思ったほうが堅実だ。自分にとって損がない時、自分に余裕がある時なら、セフレの女の子にも優しくできるが、自分にとって都合が悪い時は、優先順位を下げてしまう。結局はその程度の関係だし、期待したところでこの先、発展はないのだが、都合のいい時は優しくしてくれるので、普通の人はどうしてもその優しさに期待してしまうのだ。

 そしてこういう男性でも、本気で好きになった女性には心から優しくなったりするのだ。どうでもいい人に対してはそれなりというか、都合のいい時にしか優しくできないし、本当に手に入れたい女性に対しては、もちろん真剣に取り組むのだ。

 メンヘラ化している人は、好きな人のことを説明する時に「優しい時もある」とよく擁護するが、都合のいい時に優しいだけの人は、自分を幸せにしてくれるわけではないと思った方がいい。男女逆でも然り、である。

 結局、身体的に軟禁なんてしてみても、人の心を縛り付けることなど、到底できない優先順位も上がらない。そんなことを学ばさせられる第2話だった。

 

(文・ミクニシオリ)

 

コロナ禍でもバレンタインデーはやってくる!恋愛コラムニストに聞く【ニューノーマルな恋愛事情 2021】

2021.02.14 Vol.738

 コロナ禍でもやってくるバレンタインデー。「本命」「義理」というよりも、友達の間で交換する「友チョコ」や「自分へのご褒美」といったワードが直結するようになってしばらく経つが、それでもやっぱり2月14日は年間で指折りのロマンティックな日で、恋する気持ちや大切な人への愛に想いを寄せる日であることには変わりはない。新型コロナウイルスの感染拡大でいろいろ変化が起きるなかで、恋愛だって変わった。友達、恋人、恋焦がれる人、会いたい人に簡単に会えない状況が続く。それでもやっぱり恋愛したい? ニューノーマルな恋愛の最新事情を恋愛コラムニストのミクニシオリに聞く。

平成最後のTGCは最強のラインアップで開催

2019.04.06 Vol.717

「第28回 東京ガールズコレクション 2019 SPRING/SUMMER(以下、TGC)」が3月30日、横浜アリーナで開催された。2005年にスタートしたこのイベントは、女の子たちのファッションフェスとして完全に定着。若い女性を中心に人気を集め続けている。平成最後のTGCを見届けるとともに、満喫してきた。

【インタビュー】「豚」と罵られたイジメを乗り越えて…痩せた自分を知ってほしい。「七海ティナ」悲願のAVデビュー

2018.12.04 Vol.Web Original

 2018年12月4日、名古屋の地下アイドル七海ティナが、恵比寿マスカッツ所属のAV女優としてデビューした。

 健全なアイドル活動からのヘアヌード、そしてAVデビュー。「AV堕ち」などと言う言葉で表現されてしまいそうな彼女のAVデビューには、本人の強い意思があった。

【いまライブで聴くべきバンド】西麻布「新世界」編

2018.11.02 Vol.Web Original

 今日もまた、都内のライブハウスではたくさんのバンドやアーティストがライブを行っている……けれど、数も種類も多すぎて、誰を見に行ったらいいのか分からない!!! だったらプロに聞きましょう!

 今月うかがったのは眠らない街六本木・西麻布エリア。クラブのイメージが強い港区エリアだが、実はライブハウスもあるのをご存知だろうか。 ライブハウス「新世界」の店長の尾崎さんは、ライブハウスでは珍しい女性店長。ずっとJ-POPが好きだったという彼女は、どんなライブバンドを勧めてくれるのでしょうか。

AIで自分も知らない本当の自分好みの日本酒が見つかった!「YUMMY SAKE」を体験

2018.10.28 Vol.Web Original

 AIで自分の味覚にあった日本酒を見つけられるサービス「YUMMY SAKE(ヤミーサケ)」が話題だ。若者の日本酒離れが進む中で新たな取組みとして、2018年春に渋谷で展開し大盛況、現在は代官山と吉祥寺の日本酒店・居酒屋の「未来日本酒店」でこのサービスを提供している。「日本酒離れが進む若者」のひとりである20代の女子ライターが体験してきた。

米ポートランド発のサステナブルなレストランが神田に登場! 環境、健康、多様性を全包囲

2018.10.21 Vol.Web Original

 世界最大規模の環境都市といわれる米ポートランドのオーガニックでサスティナブルな食への意識が注目されている。先日、神田にポートランド発のレストラン「ROSY」がオープン。訪日観光客の多様化も踏まえ、宗教やライフスタイルによる食事制限を持つ人でも食べられるメニューを提供する。

 ポートランドは人口に対して飲食店の数が多いという。

「ポートランドではチェーン店は流行らないんです。地産の野菜を使う、地元の個人店が愛されます。ポートランドは野菜の自給率が高く新鮮な地産野菜が市場に出回るので、それ故ポートランドの料理は、素材そのものを楽しむオーガニックなものが多いんです」と、ROSYの代表取締役森敏氏は語る。

ロボットレストランの目の前に登場した対抗馬「人間レストラン」って?

2018.10.14 Vol.Web Original

 新宿は歌舞伎町。その中でも最もギラついたネオンに照らされているのは、ロボットレストランだろう。どんどん煌びやかになっていくそのレストランの向かいに、ひっそり対抗馬が登場した。その名も「人間レストラン」。ネットで探してもほぼ情報が出てこない、看板も見つけづらい隠れ家レストランの中は、どんな世界が広がってるのだろうか。

米ロックバンド、オブモントリオールでバカみたいに体を揺らした夜【ライブレポ】

2018.10.04 Vol.Web Original

 米インディーロック/サイケデリックポップバンドのオブモントリオール(of Montreal)が長野県で行われた音楽フェス「りんご音楽祭2018」への出演を含む、日本ツアーのために来日。東京では9月20と21日の2日間、渋谷のライブハウスTSUTAYA O-nestでライブを行った。

 オブモントリオールは今年で活動歴22年のベテランのバンド。日本でも90年代から音楽ファンのあいだで注目を集めている。26歳の女子ライターが、生まれて初めての海外アーティストのライブに参加、その雰囲気をリアルに感じてきた!

出会いスポット「パブリックスタンド」のランチ営業がカフェ作業マンにお得すぎる

2018.10.03 Vol.Web Original

 一斉を風靡した「相席屋」を経営する株式会社セクション・エイトのバー「パブリックスタンド」(以下、パブスタ)赤坂店が、9月21日にオープンした。飲み放題・チケット形式のバーで、これまで夕方〜翌朝の夜のみ営業だったが、赤坂店では初めてのランチ営業を始める。

 パブスタといえば、今や若者の出会いの場として定石のスポット。異性との相席でお酒を楽しむ人が多い。バータイムは女性は500〜1000円、男性は3000〜3500円で時間無制限の飲み放題を利用できるので、比較的格安にお酒を楽しめるうえ、1回お金を払うと店舗の移動も可能!渋谷、新宿、六本木などの主要駅に店舗が多いので、飲み歩きながら気の合う人を探すこともできると新しいカジュアルな出会いの場として流行している。

 そんな夜の出会いの場だったパブスタだが、新店舗の赤坂店ではなんとパブスタ初のビジネス向けランチ営業を行っている。ビジネスマンたちへの出会いの場の提供かと思ったが、どうやらそういう意味でもないらしい。なにやらノマドワーカーが非常に使いやすいらしいということで、実際に普段からカフェ作業の多い記者が実際に利用してみた。

サンリオエキスポで思い出した「女の子としての自分」

2018.09.06 Vol.Web Original

 サンリオの新商品展示会「サンリオエキスポ2018」が8月31日、都内で開催された。「カワイイ」のトレンドを追い続けるインスタグラマー小林令奈(@rena___tokyo)と20代女性ライターが、サンリオが日夜研究する「カワイイ」のトレンドの最先端を感じるべく、潜入した。

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