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ミシェル・ファイファー | TOKYO HEADLINE
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【インタビュー】アガサ・クリスティーのひ孫が選ぶベスト“ポアロ”役は?

2017.12.09 Vol.701

僕が自分の曽祖母が偉大な人なんだと認識したのは彼女が亡くなった日のことでした。その日のニュースに“アガサ・クリスティー死去”と出て、そんなすごい人だったんだと理解したのです」

 そう語るのはミステリー界の女王アガサ・クリスティーのひ孫であるジェームズ・プリチャード氏。クリスティーの代表作をハリウッドのオールスターで映画化した、現在公開中の映画『オリエント急行殺人事件』で製作総指揮も務めているプリチャード氏に話を聞いた。

「僕自身は曽祖母についての記憶はほとんど無いんです。けれど家族から聞いた話では、彼女はとにかく好奇心が強くて、レストランに行けば隣のテーブルの人の会話にも耳を澄ませているほどだったそうです。とても穏やかで知的な女性だったそうで、彼女の作品とのギャップが興味深いですよね(笑)」

 日本では近年も『オリエント急行殺人事件』がドラマ化されるなどクリスティー人気は衰えることがない。

「ですが世界的に見ると一時期、クリスティー作品の映画化やドラマ化が少なくなっていたこともあったんです。ですから今回のように豪華なキャストをそろえハリウッドで映画化されるというのはとてもうれしいことですね。監督のケネスは本作の映画化に並々ならぬ情熱を持っており、ポアロ役も自身で演じたいと申し出るほどでした。実際、彼のポアロは最高でしたね! 品格もありユーモアもあって。ケネス以外だと、やはり原作に最も近いポアロと呼ばれているデヴィッド・スーシェのポアロが好きです。日本でもポアロというと彼のイメージが強い人は多いのではないでしょうか。それゆえに今回の映画作品は結末を知っている人も新鮮さとクリスティー作品ならではのだいご味を両方、感じることができると思います」

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