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ミュージカル『レ・ミゼラブル』製作会見で乃木坂・生田が「緊張でもうろう」

2017.02.28 Vol.685

 1987年の日本初演以来、多くの公演を重ねてきたミュージカル『レ・ミゼラブル』が「日本初演30周年記念公演」と銘打ち、5月21日から東京・帝国劇場で上演される。
 28日には同所で800人のファンを招待し、製作発表記者会見が行われた。この招待には全国から1万件の応募が殺到。同作品の根強い人気がうかがえる。

 会見はいきなりテナルディエ役の橋本じゅんとマダム・テナルディエ役の鈴木ほのかの歌唱からスタート。
 そして男性アンサンブルと女性アンサンブルが一人ひとり紹介され、その後、プリンシパルがずらりと勢ぞろい。それぞれ作品への思いや30周年という節目の出演についての気持ちなどを語った。
 その後、サプライズゲストとして日本初演時のキャストである島田歌穂が登場。「レミゼと出会わせていただいたことは生涯の宝物。今は一卒業生として、一ファンとして、この作品がどこまでも受け継がれていきますようにと願っています」と作品への思いを語った。
 
 今回のキャストで注目を集めるのがコゼット役を射止めた乃木坂46の生田絵梨花。生田は「帝劇の舞台はずっと客席で見ていたので、緊張でもうろうとしています」と緊張を隠せなかったが「しっかり乗っていけるように頑張りたい。本番になったら見える景色も違うと思う」と意欲を語った。
 会見の最後はその生田の歌う劇中歌「プリュメ街」ら5曲の歌唱が披露された。

 公演は5月21日から24日まで帝国劇場でプレビュー公演が行われ、本公演は5月25日から7月17日まで同劇場で上演。その間の6月11~17日は「日本初演30周年スペシャルウィーク」と銘打ち、さまざまな企画が用意されている。
 その後、8月に福岡・博多座、9月上旬に大阪・フェスティバルホール、9月下旬から10月にかけて愛知・中日劇場で上演される。

充希と育三郎が2016年の顔!「ミュージカルで一石投じた!」

2016.11.04 Vol.677

 雑誌『日経トレンディ』の名物企画の最新版「2016年ヒット商品ベスト30」と「2017年ヒット予測100ランキング」の先行発表会が3日、都内で行われた。発表会には「2016年のヒット人」に選ばれた高畑充希と山崎育三郎らが出席した。

 高畑は『ピーターパン』、山崎は「29歳までミュージカル一筋だった」というように、高畑、山崎ともにミュージカルがキャリアの大きな部分を占める。共演経験もあり、「いっくん」「みつき」と呼び合う仲だ。2人は顔を見合わせると、高畑は「ミュージカルで一石を投じた感じがする!」と胸を張った。

 発表会には、同誌が予測する「2017年の顔」に選ばれた岡田結美も出席。バラエティー番組での活躍が目立つが今後は演技分野にも力を入れていくという。父でお笑い芸人の岡田圭右(ますだおかだ)との関係について聞かれると「ネタにされると思っているのか、父が顔を合わせてくれないんです」と話し、笑わせた。

 「2016年ヒット商品ベスト30」および「2017年ヒット予測100ランキング」の内容は、4日発売の『日経トレンディ12月号』に掲載されている。
 

井上、浦井、山崎のミュージカルの3プリンスがコメディ「イメージ壊れるシーンある」

2016.03.08 Vol.661

 井上芳雄、浦井健治、山崎育三郎からなるミュージカル界のプリンスユニットStarSが福田雄一とタッグを組み、ミュージカルコメディ番組『トライベッカ』(WOWOWプライム)をスタートさせることになり、8日、都内で制作会見が行われた。浦井は「ミュージカルを愛しているメンバーが集まっている(番組)。それをWOWOWでできるのがすごくうれしい」と、手放しで喜んだ。

 歌あり、ダンスあり、笑いありの番組。建設会社を舞台にしたミュージカルコメディドラマ『レッツゴーっ!営業3課』のほか、コント、トークのコーナーなどで構成される。脚本・演出は福田。アイデアのベースにはクレージーキャッツがあるという。ミュージカルではもちろん、テレビなどにも活躍の場を広げているStarSの3人だが、本番組では彼らの新たな1面が見られそうだ。

 すでに撮影に入っているが驚きの演出があったという山崎は「自分の役がまだつかめていない。どこまで自分のふり幅に挑戦できるかと思っています……ふり幅は広いです」と、同じフレーズを重ねて使い、ふり幅の広さを強調。さらに「ミュージカル俳優って、スーツやタキシードで決めているイメージがあるかもしれないですが、そのイメージが壊れるところがいっぱいあります」と付け加えた。

 また、本番組には、まゆゆことAKB48の渡辺麻友もレギュラー出演が決定。会見に同席したまゆゆに対し井上は「ミュージカルの現場では出会うことのない美しさ!」と、周囲をどよめかせるコメント。ミュージカル好きで3人の舞台も観劇しているというまゆゆは「すごい方たちと一緒にやらせていただかせていいのかと思っています。緊張していて手汗がすごい」とコメント。建設会社の新入社員で、自由奔放で個性的な上司に振り回される役どころについては、「ついていくのが大変ですが、コメディチックな一面を見せられるように頑張りたい」と意気込んだ。

 ミュージカル好きが集まった番組。福田をはじめ、キャストらは「この番組を見て、ミュージカルに行ってみたいと思っていただけたら」と口を揃えた。

 WOWOWプライムにて4月22日深夜0時から。月1回放送で全6回。

NMB梅田&AKB田野が『ウィズ』に意気込み

2015.02.09 Vol.636

 宮本亜門の最新ミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い~』の稽古場会見が9日、都内で行われ、Wキャストで主演のドロシーを演じるNMB48の梅田彩佳とAKB48の田野優花ら主要キャストが勢ぞろいし、劇中のシーンを披露した。

 オーディションを経てドロシー役を手にした2人。「稽古が楽しくて毎日ハッピー」(梅田)、「これから成長して頑張りたい」(田野)と、毎日、稽古場で刺激的な時間を過ごしているよう。田野はまた「AKB48では個人的に指摘されることはないので、まったく違いますね」と、前のめりにコメントした。

 主役2人に期待していることを聞かれた宮本は、第1回目のオーディションで田野が途中で帰ってしまった件に触れたうえで「田野さんには…稽古が始まったから辞めないで、部屋から出て行かないでということ。梅田さんには……、この舞台が(AKB48の)卒業公演になった人がいるのでそうじゃないよ、これからもグループで頑張れよということ…」と話し出し、現場は笑いの渦に。宮本の期待に対してのどう思うか聞かれた梅田は「そうならないように頑張りたい。(舞台の)後もNMB48も頑張っていきたい」と苦笑いだった。

 ミュージカルは、『オズの魔法使い』を原作とするミュージカル。1974年に米ブロードウェイで初演されて以来、何度も上演されてきた名作。ダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソンなども出演したことがある。日本では2012年秋に上演され、今回はそれに続いくもの。

 3月7日から東京国際フォーラムホールCで。その後、大阪、名古屋、福岡公演もある。

新『ウィズ』主演決定の梅田彩佳「今日は早く眠る!」

2014.10.21 Vol.628

 宮本亜門演出のスーパー・ソウルフル・ミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い~』の主役を決める最終オーデイションが21日、都内で行われ、NMB48の梅田彩佳(写真右)とAKB48の田野優花(左)に決定した。まさかのWキャストという結果に、宮本は「2人とも落とす理由がなかった。2人で化学反応を起こしていってほしい」と話した。

 最初に名前を呼ばれたのは2年前に行われたオーディションでも最終審査に進んだ梅田。「2年前に見られなかった景色が見れるのはうれしい。私もそうですけど、ファンの方が喜んでくれると思います。2人とも違うカラーを出して切磋琢磨してできたらいいと思います。本当にうれしくて……今日は早く寝る」と、号泣。前夜緊張で眠れなかったといい、このコメントになったよう。

 まさかのWキャストの発表で選出された田野も涙声で「本当にうれしいです。ファンの方の前でうれしい発表ができてすごくうれしい」。また、「梅田さんはAKB48でも尊敬している方。一緒に切磋琢磨できると思うとわくわくします」と、話した。
 
 選出理由について宮本は「梅田さんは、前回のオーディションで増田(有華)じゃなかったら梅田さんだと思っていました。それから2年、他のミュージカルなどにも挑戦して、完成度を上げてきた。この先はどうなるんだと思いました。稽古で磨き上げたい。田野さんはまだ未完成だが、声が『ウィズ』にピッタリ」と、話した。

 オーディションには、AKB48グループのメンバー108名が参加。最終審査には選ばれた6名が進み、ダンス、演技、そして歌唱の3つの審査に臨んだ。

 舞台は、来年3月8日から東京国際フォーラム ホールCで行われる東京公演を皮切りに、大阪、名古屋、福岡で行われる。

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