スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
ラグビー タグーの記事一覧
WR会長が「多分、最高のW杯」と日本大会を絶賛
ラグビーの「第9回ワールドカップ(W杯)日本大会」で日本代表は初のベスト8入りを果たす躍進を見せた。
日本は1次リーグで開幕戦でロシアを30-10で破ると、その勢いのまま白星を重ね、最終戦(10月13日)のスコットランドにも28-21で勝利を収め、4連勝でグループ1位で8強進出を決めた。
スコットランド戦は折からの台風19号の接近で開催が危ぶまれ、中止で引き分けになった場合、スコットランドは予選敗退となるため、試合前からスコットランド協会が「中止となった場合は法的措置を検討する」などと表明するなど試合の実施をアピールしていたのだが、結局、日本が実力でスコットランドに引導を渡した格好となった。
準決勝では前回大会の1次リーグで勝利を収めた南アフリカと対戦。前半、3-5の接戦を演じたが、後半に相手の力強い攻撃を受けて引き離され、3-26で敗れた。
翌21日には日本代表が東京都内で記者会見し、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは「いろいろな人たちのサポートがあって大きな成果を得られた。誇らしく戦うことができた」と総括。チームはすべての活動を終えて解散した。
今回のW杯については、10月31日に都内で開かれた国際統括団体、ワールドラグビー(WR)の総会で、ビル・ボーモント会長は「多分、最高のW杯を目にしている。すべてのレベルで際立った成功を収めている。日本開催という大胆な決定は正しかった」と今大会を高く評価した。
チケットは座席数の約99%に相当する180万枚以上を販売し、ほとんどの試合がほぼ満員に。全国16カ所に設けられた大型ビジョンで試合観戦できる「ファンゾーン」には、決勝など3試合を残す段階ですでに史上最多の102万4000人が来場していた。
盛り上がりの最大の要因は、1次リーグA組を首位通過した日本代表の躍進。ビデオリサーチの調べでは、テレビ中継の平均視聴率(関東地区)は初戦のロシア戦の18.3%から試合ごとに伸び、準々決勝の南アフリカ戦は41.6%と、今年放送の全番組で1位となった。
卜部弘嵩が元ラグビー日本代表の木津武士とラグビー特訓敢行【11・24 K-1】
第3代フェザー級王座決定トーナメント1回戦でブランドン・スぺインと対戦
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり~」(11月24日、神奈川・横浜アリーナ)で行われる「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」に出場する卜部弘嵩が11月4日、公開練習を行った。
弘嵩は「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」に出場し、1回戦でオーストラリアのブランドン・スぺインと対戦する。
通常の公開練習は所属ジムなどでのミット打ちやスパーリングを行うことがほとんどなのだが、この日は弘嵩と親交のある元ラグビー日本代表・木津武士の指導のもと、弘嵩が木津がセレクトしたラグビーのトレーニングを行うという特別なものとなった。
これは「ラグビーワールドカップでの日本代表の活躍はもちろん、以前からラグビー選手にはリスペクトがあった。ラグビーはいろいろな競技がある中でメンタル・フィジカル両面で本当に高いレベルにある競技で、学ぶことがたくさんある」と弘嵩自身がリクエストしたもの。
ラグビーではオールブラックス(ニュージーランド代表)のソニー・ビル・ウィリアムズがボクシングとの二刀流で話題になった。木津も相撲・空手の経験者で、格闘技とラグビーの親和性について「ラグビーは漢字で闘球と書くぐらい、格闘技の要素がめちゃめちゃある競技。少しでもK-1に使えるものがあったらいいなと思い、協力させてもらいました。これが何か良いきっかけになればうれしいです」と語った。またラグビーと格闘技で通じる部分については「気持ちの部分は絶対必要ですね。フィジカルも大事なんですけど、やっぱり最終的には“絶対負けへん!”という気持ちです。ラグビーも身体をどんどん相手に当ててやらなやられる。そういうところはK-1にも絶対あると思うんで、ラグビーと格闘技には近いものがあると思っています」と話した。
元日本ラグビー代表の廣瀬俊朗、ラグビー人気の継続は「触れ合える環境づくり」
元日本ラグビー代表の廣瀬俊朗が30日、都内で行われた「FANCL FOOD TRAINING(ファンケル フード トレーニング」の記者発表会に出席、現在のラグビー人気についてコメントした。
イベント終了後の取材で、現在のラグビー人気について聞かれると、「日本代表も勝ってくれましたし、世界の出場国のみなさんが素晴らしいラグビーをしてくれて、日本の皆さんにラグビーの素晴らしさとか、ラグビーの持っている価値みたいなところに触れられたのはうれしかった」。
その人気をどのように継続していくのが課題とされているが、「2015年に南アフリカに勝ってブームみたいなものが来た中で、上手く継続できなかったとラグビーやっている人間は思っている」とし、「今回、いかに継続させるかは大事。トップチームの強化、グラスルーツみたいなところで、みんながラグビーに触れあえる環境をどうやって作っていくのかというのは僕自身もやっていきたい」と、熱っぽく語った。
ラグビー人気は、日本代表のW杯での活躍はもちろんだが、廣瀬が出演したドラマ『ノーサイド・ゲーム』のヒットも一役買っているという問いかけには「『ノーサイド・ゲーム』とワールドカップ、2つががあったことによって、5カ月間弱ぐらいラグビーにずっと触れられたので定着できたのかと思う。『ノーサイド・ゲーム』を見て面白いなというところから、本当のラグビーを見れたので共感を得られたと思う」と、答えた。
2020年のオリンピックでは7人制ラグビーを見守る。
「勝ち負けはコントロールできないと思うので、スポーツの素晴らしさみたいなものを伝えられたらと思う」。さらに「僕としては、オリンピックもそうですけど、パラリンピックにブラインドサッカー、車いすラグビーがあるという意味で、いろんなラグビーがあるということを伝えられれば、すごくうれしい。パラリンピックの種目がまだまだ環境が整っていない中で、いろんな人が健康に楽しく生きられる素地を、オリンピック、パラリンピックを通して作っていければと思う」と、語った。
丸山桂里奈と廣瀬俊朗「足から頭までひっくり返った」食生活のトレーニングをPR
元サッカー日本女子代表の丸山桂里奈と元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗が30日、都内で行われた「FANCL FOOD TRAINING(ファンケル フード トレーニング」の記者発表会に出席、コミカルになってしまうやり取りで会場を沸かせた。
ラグビーワールドカップ2019日本大会『この瞬間を』【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
ラグビー日本代表の田中「4年後はベスト4に」と後輩に夢託す
現南アフリカ代表のブリッツ「日本は本物だった」
ラグビー日本代表の田中史朗が10月29日、都内で行われたスポーツによる社会貢献団体「ローレウス」のトークイベントに出席した。
イベントには田中のほかに元日本代表キャプテンの箕内拓郎氏、ラグビー元ニュージーランド代表キャプテンのショーン・フィッツパトリック氏、ラグビー元南アフリカ代表のブライアン・ハバナ氏、そしてW杯決勝を土曜に控えた現南アフリカ代表のシャルク・ブリッツが参加した。
フィッツパトリック氏はオールブラックスのキャプテンを長く務め、ラグビー殿堂入りも果たす、ラグビー界のレジェンド。そのフィッツパトリック氏は今回のW杯での日本代表の戦いについて「ラグビーユニオンの見本。相手に対しての尊敬がある」などと称賛。ハバナ氏も「日本はフェアプレーの国。リスペクトされるチーム」と続けた。
ブリッツは「日本人がそんなにラグビー好きだとは思っていなかった。びっくりした。練習も見に来る。みんなでW杯を祝ってくれているのだと思った。国民が代表をサポートしていると思った」などと日本国内でのW杯の盛り上がりに驚いた様子。そして10月20日の日本との準々決勝について「日本は本物だった。我々はハーフタイムにロッカーに戻っても余裕がなかった。スキルもトップ中のトップ」などと振り返った。
田中は「ラガーマンとしてうれしかったのは野球やサッカーをやっている子が、“僕は野球が好き、サッカーが好き”と言っていたのに、W杯を見てから“これからラグビーやっていい?”と言ってくれる環境になった。スポーツをやることの楽しさをラグビーを通して伝えられたのかなと思った」などと代表の活躍によるラグビー人気の盛り上がりや周囲の変化を改めて実感している様子。
サンド伊達「代表の強さが国民全部を巻き込んだ」とラグビー日本代表を絶賛
また日本大会が開催されたら?に「ヘッドコーチ…伊達ジャパン」
お笑いコンビのサンドウィッチマンの伊達みきおが10月27日、ラグビー日本代表のヘッドコーチに名乗りを上げた!? サンドウィッチマンの伊達と富沢たけしは高校時代にラグビー部で活躍。現在開催中のワールドカップ(W杯)日本大会でもさまざまな場面を通じてその盛り上げに一役買っている。
この日、2人はニッポン放送の『サンドウィッチマンの職人魂』(12月28日13時~放送)の公開収録を行った。
収録後の囲み取材で伊達は開催中のラグビーW杯について「ここまでは大成功。日本代表の強さが国民全部をラグビー色に染めた。プロ野球の日本シリーズがかすんじゃうくらい。視聴率も高いし、こんなの初めてでしょう。大会が始まる前までは大丈夫かな?って思っていたけれど、代表の強さが、国民全部を巻き込んだ。あんなに強いジャパンを日本で見られるとは思っていなかった。また優勝候補筆頭のオールブラックスが昨日負けたが、勝ったのは日本のヘッドコーチだったエディー・ジョーンズがヘッドコーチをやっているイングランド。この大会はまれにみる面白い大会なんじゃないですか」と日本代表の戦いぶりと大会の盛り上がりを絶賛した。
そして「各国の選手が“日本は素晴らしいホスト国”と言ってくれているので、そんなに時間を置かずにまた日本でW杯をやるような気がする。それまでにラグビー人気もどんどん上がるだろうし、その時は日本は優勝を目指せるチームになっていると思う」と期待。再度、日本でW杯が開催されることになったら「ヘッドコーチ…伊達ジャパンまでいけるようなところまでいきたい(笑)。その時も釜石で開催してほしい」などと壮大なプランを掲げた。
桜のジャージとチップスター【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
17歳が日本代表で活躍!車いすラグビーワールドチャレンジ開幕
車いすラグビーに新星登場だ。「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」が16日、東京体育館で開幕し、日本はブラジルと対戦。61−42で日本が勝利し、初戦を白星でスタート。コートで存在感を発揮したのは、高校2年生だった。
「今大会では様々な可能性を試していきたい」。前日の記者会見でそう語っていたケビン・オアーヘッドコーチの言葉通り、ブラジル戦では全員出場で様々なライン(選手の組み合わせ)を試すなど、挑戦的な布陣で幕開けした。
なかでも18得点の活躍を見せたのが、17歳の橋本勝也(3.0)。これまでなかなか出場機会に恵まれなかった次世代のエース候補は、持ち味のスピードを活かしてコートを縦横無尽に疾走。観客から「橋本コール」も飛び出すなど、得点源となる活躍を見せた。
オールブラックス【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。