クラシック音楽の優美さや荘厳さを持つロックシングル「ビター・スウィート・シンフォニー(Bitter Sweet Symphony)」を世に送り出し世界的に大ヒットさせた英バンド、ザ・ヴァーブのフロントマンとして活躍したリチャード・アシュクロフト。日本でも多くの支持を集める彼が再び来日する。
先ほどのヒット曲はもちろん、ソロになっても、心に響いたり、突き刺さる楽曲を提供している、リチャード。ライブでも、人生へのさまざまなスタンスをプレーする曲の数だけ教えてくれる気がする。そのスタイルはバンドでも、ソロでも同じで、長きにわたり全世界で彼が愛されている理由だろう。
今回のツアーは、5月に10年ぶりにリリースされた4枚目のアルバム『ジーズ・ピープル』を携えて行われる。最新作は、プロデュースを担当したのが長年のコラボレーターであるクリス・ポッター、ストリングスのアレンジはウィル・マーロン。ザ・ヴァーヴの大ヒットアルバム『アーバンヒムス』がチラつく、クラシカルなアプローチと新たな挑戦がミックスした内容。ステージではそのチャレンジがどのように表現されるのか楽しみだ。