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所英男らがモリカビュチスの遺族救済へチャリティproject開始

2017.03.07 Vol.685

 かつて日本のZST、HERO’S、K-1 MAXで活躍したリトアニアのレミギウス・モリカビュチス選手が昨年12月にリトアニアで亡くなった。享年34歳という若さだった。

 モリカビュチスは2000年にZSTに参戦し、所英男らとしのぎを削る。日本を主戦場にし、HERO’S、K-1 MAXという当時のメジャーイベントにも参戦した。HERO’S参戦に当たっては、モリカビュチスの視察に訪れた前田日明氏が対戦相手だった所にも興味を示し、所も参戦決定。これをきっかけに所がブレイクしたというエピソードもあり、所にとっては人一倍思い入れの強い選手でもある。日本を離れた後も2014年まで戦い、一時リングを離れていたが、2017年にカムバックを予定していた。

 モリカビュチスはリトアニアの政治不安定から幼少期に祖母のもとに預けられ、プロ格闘家となってからも祖母が亡くなる2011年までファイトマネーのほとんどを祖母の治療費に充てていた。その間に3人の子供を授かり、間もなく4人目が生まれる予定だった。

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