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中瀬ゆかり | TOKYO HEADLINE
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親から子へ。伝えたい思いを本にのせて贈る新習慣

2018.07.13 Vol.web Original

 7月第4日曜日の「親子の日」を記念し、「親子の日」に“本を贈ろう”フェアが、「本でつながる『親子の日』書店プロジェクト」に参画する全国の書店約900店舗で開催中。その発表イベントが13日、都内の会場で開催された。
 イベントには、日本ペンクラブ会長や直木賞選考委員を歴任した作家・阿刀田高氏と、新潮社出版部部長・中瀬ゆかり氏がゲストとして登場、トークセッションを行った。

 普段から本を贈る習慣があるという中瀬氏は「人に本を贈るというのは、その人を知りたいという事でもあるし、私の事を知ってほしいというところもある。そういう意味では、本ってラブレターみたいなところもあるんですよね。(本を贈る時は)自分の履歴書を渡すような気持ちで、ドキドキしながら渡します。ゲームやメールで時間を過す子どもが多いと聞きますが、もったいないなと思いますね。本は時間の横の面積だけではなくて、深い時間を過ごすことができるという事を知ってほしいという思いもあり、これまで本を贈ってきました」と話した。

 阿刀田氏は「本には存在感があるんです。本は主張しますから。贈られた本は“俺はここにいるんだぞ”って。読まれるに越したことはありませんが、読まれなくてもそこにいるだけで意味を持っているような気がします」とコメント。贈った時に読まれなくても、そこにあるだけで意味があると述べた。

 また、中瀬氏は今回のフェアで新潮社からの推薦本として『一発屋芸人列伝』(山田ルイ53世)をあげ、「今の若い人は失敗自体をすごく恐れていて、1回失敗したら取り返しがつかないと思いがちだけど、失敗は早い方がいい。人生において失敗は終わりではないということが伝わればいい」と語った。

メディア業界が大注目!? “5時に夢中!”のウラとオモテ

2016.11.30 Vol.679

『視聴率ゼロ!?弱小テレビ局の帯番組「5時に夢中!」の過激で自由な挑戦?』の出版を記念し27日、TSUTAYA ROPPONGIで、著者であるTOKYO MXテレビのプロデューサー・大川貴史氏と、新潮社出版部の中瀬ゆかり氏がトークイベントを開催した。

「誰も知らないテレビ局だった」。そんな局の名を一気に広めたのが、TOKYO MXの人気番組「5時に夢中!」。他局の100分の一の予算で伝説の番組を作った大川氏と、番組開始当初からの名物コメンテーターである中瀬氏による同イベントは、開始30分前には、会場には既に長蛇の列が出来ており、70席ほどの会場は立ち見客が出るほどに超満員と大盛況。

 マツコ・デラックス、北斗晶、岩井志麻子、ミッツ・マングローブ…。数多くの次世代スターが同番組から誕生しているが、イベントではそんな名物コメンテーターとの出会いや起用の理由を中心にトークが進行。大物ミュージシャンのドタキャンが生んだマツコとの偶然の出会い、先輩プロデューサーにOKをもらいやすいために起用した2世タレントのコネ採用など、会場に集まった番組ファンにはたまらない話が続く。伝説となっている「ジョディ・フォスター」出演事件のウラ話など、全国から集まったファンも大満足の内容となった。

 また、今では最古参のコメンテーターである岩井志麻子に「日本一デリカシーがない男」だと認識されていた大川氏。プロデューサーという立場にも関わらず、当初は直接話もさせてもらえなかったという事実も。

 この11年間、視聴者からの手紙を「全て」読んで参考にしているという大川氏。冗談を交えつつ語った番組作りへの熱い想いに、思わずうなづく観客の姿も多くみられた。

 放送禁止用語が次々と飛び交うトークイベント。45分間、会場は終始笑い声に包まれていた。イベント終了後は大川氏の手形押し会を開催。ファンと交流をしている中で驚いたのは、番組の放送地域外に住んでいるという参加者が多数来場していたこと。幅広い世代から、長く熱く愛されている番組の証だろう。

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