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5度目の防衛ピケオーが試合中のまさかの事実を明かす【6・21 K-1 KRUSH】

2019.06.22 Vol.Web Original

神保の「特攻魂」相手に打ち合いを想定も…
「K-1 KRUSH FIGHT.102」(6月21日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が6月22日、都内で開催された。

 ダブルメインイベント第2試合でK-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級タイトルマッチを行い、神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)を3-0の判定で破り5度目の防衛を果たしたジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム)が前日の試合について改めて振り返った。

 ピケオーは判定勝ちという結果については「自分が試合前に予想していたような試合にはならなかった。勝つことができたが、KOできなかったのは残念だ」と話し、その理由について神保が「全然思った通りの試合をしてこなかったというのが率直な気持ち。もともと特攻魂とはお互いに立ち止まって打ち合うという、そういう試合をイメージしていたが、彼は試合が始まるなり、自分の周りを距離を置いて回るような形でポイントを取る試合をしてきた。自分が想像していたような試合ではなかった」とした。そして「ここ3試合、和島(大海)選手、木村(“フィリップ”ミノル)選手、野杁(正明)選手とは打ち合う試合をしてきた。そういう試合をすることでファンも盛り上がる。自分もそういう試合をしたかったので、それを期待していた。結果的に神保選手との試合はそういう試合ではなかった。それも戦略だったかもしれないが、最初に言っていた前へ出る、KOしに来ると言っていたのは、ファンの皆さんに嘘をついた試合だったと思う」などと神保の戦いぶりを評した。

新K-1ライト級王者・林健太はパパの威厳を示せるのか…【K-1】

2019.03.11 Vol.Web Original

子供にピザ屋でピザづくりの体験を提案も…
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~」(3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)の一夜明け会見が3月11日、東京都内で開催され、卜部功也を破り、見事にライト級王者となった林健太が改めて勝利の喜びを語った。

 前日はロングランの大会だったため、家に帰った時は子供はもう寝ていたという林。今朝起きてベッドで子供たちと前日の試合を振り返り「めっちゃカッコ良かった」と言ってもらえたという。

 前日のリング上の挨拶では試合に集中するあまり子供に対して塩対応になっていたことを明かし、「行きたいところに連れて行ってあげるつもり」と話していた林。今朝、林が「横須賀のソレイユの丘というピザ屋でピザづくりの体験をしたい」と提案すると子供たちの反応が薄く、これから家に帰ってから改めて家族会議を開いて行き先を決めるという。加えて「奥さんはディズニーシーに行きたいって言っているんですが、僕がピザづくりに行きたいんで、そこも会議します(笑)」とどうやら林自身はどうしてもピザを作りに行きたいようで「ほぼ決まり」というのだが、果たしてチャンピオンの希望は通るのか…。

林健太が卜部功也を破り涙の初戴冠【3・10 K-1】

2019.03.11 Vol.Web Original

林健太が延長にもつれ込む熱戦制す
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~」(3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)で4つのタイトル戦が行われた。

 ライト級タイトルマッチは王者・卜部功也に林健太が挑戦。林は昨年12月の大阪大会で行われた「ライト級世界最強決定トーナメント」を制し、今回の挑戦にこぎつけた。2人はSAGAMI-ONO KREST所属で同門対決となるのだが、林は家族を養うために仕事を持っていることからジムのプロ練習にはほぼ参加することはなく、他のジムで練習する日々を送っている。

 1R、功也は左ミドルで試合を組み立てる。林はパンチで反撃も功也はその打ち終わりにパンチの連打を合わせる。そして左のミドルとストレートを打ち分け林を翻弄する。2Rになると林がプレッシャーをかけ距離を詰めてパンチで攻め込んでいく。カウンターのミドルやストレートで林の突進を止めにかかる功也だったが、林のプレッシャーは止まらない。一進一退の攻防が続く中、功也の左ミドルがローブローとなり試合が中断。気遣って駆け寄る功也だったが、以降、左のミドルの軌道がやや上に。

 3Rも林の突進は止まらず。功也のカウンターの左ストレートをもらっても林はパンチを出し続ける。終盤には林の右フックが炸裂し功也が大きくバランスを崩す。この最大の勝負どころで林は連打を繰り出すも確実性に欠け、倒すまでには至らない。しかしこの一発が効いて、判定は3者ともイーブンとなり試合は延長へ。

 延長ラウンドになっても林の前進は止まらない。コーナーに詰めパンチの連打で追い込む林に対し、功也はカウンターのストレートで反撃する。しかし3Rのダメージが残る功也は手数も少なく、残り30秒、林がパンチの連打で一方的に攻め込む展開に。功也は王者の意地で最後まで立ち続けることしかできなかった。

 判定は3者が10-9で林を支持。林が涙の初戴冠を果たした。

城戸がスーパー・ウェルター級に再転向して還暦まで現役続行を宣言【3・10 K-1】

2019.03.09 Vol.Web Original

カリミアンが突如暴走キャラに変貌
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~」(3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)の前日計量と会見が3月9日、東京都内で開催された。

 今大会では4つのタイトルマッチが開催される。8選手が一堂に会した会見ではそれぞれがそのキャラクターをいかんなく発揮した。

 その中でも最もヒートしたのがクルーザー級王座戦を戦う、王者シナ・カリミアンと挑戦者の加藤久輝。計量の2ショットでカリミアンが加藤を挑発。慌てて関係者が割って入り事なきを得たが、会見での2ショットでもにらみ合いからあわや乱闘かという状態に。コメントでも加藤が「さっきのことがあったから、なおさらぶっ飛ばしてやりたい」と言えば、カリミアンは「笑うしかない。彼はしゃべり過ぎ。明日の試合は楽しみ。なぜなら試合の後の彼の顔を見てみたいから」と返答。これに加藤が「コメントが下手だし、態度が悪い。チャンピオンにふさわしくないので明日は勝つしかない」と返すなどケンカ腰。カリミアンは次にマイクを持った林健太を遮って加藤に「私は前回3試合立派な選手たちと戦ったのをあなたは見ていないんでしょうか? それで私に資格がないと思っているんでしょうか?」などと言い返すなど、これまでの沈着冷静で無口なキャラクターから一変。激しい闘争心を見せた。

4階級でタイトルマッチ開催。大阪大会で優勝の林が功也に挑戦【3・10 K’FESTA.2】

2018.12.27 Vol.Web Original

K-1での2つ目のベルトへ弘嵩が村越に挑戦
 K-1平成最後のビッグマッチとなる「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~」(2019年3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ)の第一弾カード発表会見が12月27日、東京都内で開催された。

 この日はフェザー級、ライト級、ウェルター級、クルーザー級のタイトルマッチ4試合と「日本vs世界7対7」と題して行われる3試合が発表された。

 フェザー級では王者・村越優汰に卜部弘嵩が挑戦する。村越は初防衛戦となる。

 村越は6月に行われた「第2代フェザー級王座決定トーナメント」で王座に就いたものの、戴冠後最初の試合となった11月大会でアレックス・リーバスに敗れるという失態を犯した。一方の弘嵩は3月のスーパー・フェザー級王座決定トーナメントで敗れた後にフェザー級に転向。転向初戦で芦澤竜誠にKO勝ちを収め、今回の挑戦を勝ち取った。

 弘嵩は「タイトルマッチはずっとアピールしていたので形になって気合が入りました。村越選手は6月の過酷なトーナメントで優勝していて、実績もある選手。強敵だと思います。僕も今まで以上に仕上げていきたい。特に蹴り技には気を付けたいです。僕も蹴りが得意なのでそういう対決ができればいい」

 村越は「チャンピオンになって1発目の試合で負けてしまって結構落ちていた部分もあったが、今回はベルトがかかった落とせない試合。1からやり直して3月にはバッチリ仕上げたい。弘嵩選手の試合は前から拝見していて、何でもできる選手だと思っている。自分は蹴りを得意としているので、そこは自分のいいところなので、蹴りでは特に上回りたい。こうやって大きい大会でタイトルマッチの防衛戦は光栄なこと。しっかりインパクトを残したい」とそれぞれ話した。

久保vs城戸のタイトル戦決定も株大暴落で久保欠場の恐れ??【3・10 K’FESTA.2】

2018.12.27 Vol.Web Original

「K’FESTA.2」第一弾カード発表
 K-1平成最後のビッグマッチとなる「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~」(2019年3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ)の第一弾カード発表会見が12月27日、東京都内で開催された。

 今回の大会はタイトルマッチ、日本vs世界7対7対抗戦、スーパーファイトの3つのテーマで開催することを冒頭、中村拓己K-1プロデューサーが発表。

 そしてこの日はタイトルマッチ4試合と日本vs世界の3試合が発表された。

 タイトルマッチはフェザー級、ライト級、ウェルター級、クルーザー級で開催。なかでもこの日の会見を盛り上げたのはウェルター級の王者・久保優太と挑戦者・城戸康裕。

 このタイトル戦は11月大会で内定していたのだが、久保の交通事故で延期。その大会で木村“フィリップ”ミノルにKO勝ちを収めたジョーダン・ピケオーがリング上から久保にタイトル戦を要求。久保もついついリングに上がり色よい返事をしてしまったため、城戸がピケオーの会見に乱入し「順番は守りなさい」と日本人の常識を説くという思わぬ展開になっていた。

Krush10周年記念大会に歴代のチャンピオンが揃い踏み。久保優太「この舞台に感謝。他の団体なら首になっていた」【11・21 Krush】

2018.11.22 Vol.web Original

 11月21日(水)東京・後楽園ホールで「Krush.95」が行われた。Krushの10 周年記念大会として開催された同リングに、Krush、K-1のベルトを巻いた人気選手が登場すると、会場から大きな歓声が上がった。

 選手たちはそれぞれ、Krushの思い出やKrushという舞台についてコメント。同大会への感謝を述べるとともに、20周年、30周年に向けてエールを送った。

 各選手のコメントは以下。

卜部弘嵩
初代・第4代Krushスーパー・フェザー級王者
第2代K-1ワールドグランプリ スーパー・フェザー級王者
「今、頭の中はK-1のタイトルでいっぱいなので、それが終わってからまたよろしくお願いします」

野扖正明
第2代Krushウエルター級王者
第2代K-1ワールドグランプリ スーパーライト級王者
「krushはデビューして2戦目から参戦させてもらっていて、10周年を迎えさらに盛り上がっている。一番熱いリングがKrushだと思います。そんなKrushが20周年、30周年と続いていけるように選手みんな頑張っていくので、ファンのみなさんもぜひ会場に足を運んで、選手と一緒に盛り上げて下さい」

久保優太
初代Krushウエルター級王者
初代K-1ワールドグランプリ ウエルター級王者
「Krushには感謝しかありません。僕はいつもお騒がせしまくってる男なんですけど、KrushやK-1に出させてもらい、宮田プロデューサーには感謝しかないです。というか、他の団体だったら3回ぐらい首になっていると思います(笑)。K-1が急になくなって、それにともないリングがなくなった時とか、Krushでたくさん試合をさせてもらって、本当に感謝しています。今後もこの舞台が盛り上がってくれたら嬉しいと思っています」

武居由樹
初代Krushバンタム級王者
第2代K-1ワールドグランプリ スーパー・バンタム級王者
「僕はKrushのリングに憧れて、2年前このリングでデビューさせてもらいました。僕がそうだったように、今のK-1やKrushを見てくれている子ども達が憧れてくれるようなリング、そしてファイターでありたい。最近はKrushのリングで戦っていませんが、いつでもオファーお待ちしております。ありがとうございました」

武尊
初代Krushフェザー級王者
代K-1ワールドグランプリ スーパー・バンタム級王者
初代K-1ワールドグランプリ フェザー級王者
第4代K-1ワールドグランプリ スーパー・フェザー級
「デビュー戦もKrushでしたし、アマチュアを通しても初めてベルトを巻いたのもKrushでした。また、僕のファイテングスタイルである“壊す戦い”というのを、作り上げてくれた大会でもあります。僕のキャッチコピーの“ナチュラルボーンクラッシャー”のクラッシャーのKはKrushのKですし、僕のファイトスタイルを作り上げてくれた大会なので、すごく感謝しています。これからまだまだ続きますが、K-1、Krush、そして格闘技全体を僕が引っ張って盛り上げていくので、これからも応援よろしくお願いします。僕もKrushのリングがすごく大好きなので、ぜひまたこのリングで試合させてください」

城戸康裕と久保優太の間にピケオーが割り込み?

2018.11.09 Vol.712

「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント〜」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で行われたウェルター級スーパーファイトで城戸康裕がジョナサン・トゥフに判定勝ちを収めた。

 久保優太の持つ同級王座挑戦へ向け、難敵をクリアした、と思った城戸だったが、その2試合後に行われたジョーダン・ピケオーvs木村“フィリップ”ミノル戦でピケオーが実に4度のダウンを奪った末にKO勝ち。リング上からリングサイドで試合を観戦していた久保に「次はK-1チャンピオンの久保優太と戦いたい」とマイクアピール。するとリングに上がった久保は「3月に城戸康裕選手の挑戦を受ける流れになっていますけど、僕は個人的にピケオーと戦いたい」と宣言してしまった。

 これを聞いた城戸は試合後の会見、そして一夜明け会見で「67.5キロで1回も試合してないのにタイトルマッチってないでしょ」と珍しく正論。久保が舞台裏で「すいません。言われたんでリングに入っちゃいました」と言っていたことを明かした。

 城戸は一夜明け会見でもピケオーが久保戦をアピールすると、裏の控室から飛び出し「俺が1番に並んでるんだから、次に並んで。これはジャパニーズルール! 俺1番、ピケオー2番」とアピール。

 ピケオーの「同じ日に2人と戦ってもいいよ」というアピールに「え? 1vs2?」と一瞬ひるんだものの、「2番だよ、頼むよ」と念を押して退場。

 来年3月の「K’FESTA.2」で久保の前に立つのは城戸なのかピケオーなのか。行方に注目が集まる

城戸康裕が久保への挑戦アピールのピケオーに「順番守って!」と異例のお願い

2018.11.04 Vol.Web Original

「ピーちゃんは67.5キロで1回も試合してないのにタイトルマッチってないでしょ」
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の一夜明け会見が4日、都内で開催された。

 ウェルター級王者・久保優太への挑戦をめぐり、城戸康裕とジョーダン・ピケオーの“番外戦”が繰り広げられた。

 前日、城戸はジョナサン・トゥフ相手に3-0の判定勝ち。会見場には両足のスネをケアしながら登場。

「KOで倒すつもりだったが、1Rが終わった時点で“こいつ、倒れないや”と思った。硬かった。ロボットと戦っている感じだった。僕はあまりローキックはもらわない。足が硬いのとローのディフェンスがうまいからだと思う。スネで受けると相手がダメージを受ける。でも昨日は受けたらスネが拳大にはれちゃった。金属バットでフルスイングくらいの衝撃だった。やってられないなと思った。アラゾフの時もやばいと思ったが、その後しっかりカットしたらアラゾフは足を痛めたみたいでもう蹴ってこなかった。昨日はあいつはバンバン蹴ってきた。外から見ていては分からなかったかもしれないがリング上ではそういうやり取りがあった」とトゥフとの試合について振り返った。

 城戸といえば久保優太へのタイトル挑戦を何度もアピールするものの、なかなか実現には至っていない。前日もピケオーがKO勝利後に久保への挑戦をアピールし、城戸の挑戦はまたもや雲行きが怪しくなってきたのだが「なんすか、ピーちゃん。67.5キロで1回も試合してないのにタイトルマッチってないでしょ。久保君も久保君で“すいません。言われたんでリングに入っちゃいました”って。いや、俺は3月に絶対挑戦するんで。これは譲れないです」と珍しく正論を並べた。

巧みな試合運びで相手の得意技を封じKO勝利の城戸。久保との対戦を改めてアピール【11・3 K-1】

2018.11.04 Vol.Web

「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)のスーパーファイトで、城戸康裕とジョナサン・トゥフが対戦した。

 久保の負傷により対戦が延期となった城戸。いつも話題となる煽りVTRに、その久保がまさかの出演。おまけに(?)弟の久保賢司までが小芝居に参加し、会場を大いに沸かせた。前日の軽量では、対戦相手のトゥフのキレッキレな体に、圧倒された振り?をして、本心を読ませない城戸。今回もどんな戦いをしてくれるか期待が膨らむ。

 1Rでは、相手の得意技の回し蹴りなどの回転系を警戒したのか、距離をとって様子を見る城戸。しかし、トゥフのスピードのあるローがローブローに。城戸は顔を歪めながらも、試合が再開されると、積極的にストレートを繰り出していく。終了間際、トゥフ得意の飛び回し蹴りが出るも、決め手にはならず。

 2Rには、城戸が執拗な右のロー攻撃。これが地味に効いているようで、なかなか思うように攻撃できないトゥフに焦りの色が。
 3Rも城戸は右のロー攻撃を続けつつ、パンチをボディーや顔に打ち分けヒット。勝敗は判定に持ち込まれ、3−0(30-27、30-28、30-28)で城戸が勝利した。

タイトル戦消滅の城戸康裕がスーパーファイトで参戦【11・3 K-1】

2018.09.19 Vol.Web Original

城戸はぼやきながらも「K’FESTA.2」でのタイトル戦に意欲
「K-1 WORLD GP」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の第2弾カード発表会見が9月18日、東京都内で開催。新たに4つのカードが発表された。

 当初、王者・久保優太へ城戸康裕が挑戦するウェルター級タイトルマッチが内定していたのだが、久保が8月下旬に交通事故に遭いドクターストップがかかったため、城戸はスーパーファイトに出場。パプアニューギニア出身のジョナサン・トゥフとの対戦することとなった。

 トゥフは2013年にWKFインターコンチネンタル王座を獲得し、今年のWMC I-1世界ムエタイ王座決定トーナメントでは準優勝。また2014年には身長差・体格差のある対戦相手を飛び回し蹴りで立ったまま失神させ、そのKOシーンが世界中で話題となった。

 トゥフは主催者を通じて「パプアニューギニア出身のファイターとして、昔から夢見ていたK-1のリングに立てることに興奮している。日本のファンには俺のスピード感と爆発力を感じてほしい。俺の豪快なKOで日本のファンに興奮を届ける。城戸は経験豊富な選手だが、俺は城戸を完全に破壊する」とコメントした。

 城戸はこの日、蜂窩織炎になった左足を引きずりながら会見に登場。

「まずは久保くんとタイトルマッチができなくて残念ですよね。そういう気持ちがデカいです。それに左足が蜂窩織炎になって、めっちゃ痛いし。事前に相手に左を蹴らないと言って(お互いに)左の蹴りなしでやりたい…」と苦笑い。

 そして「今回、対戦相手が『バキバキの黒人』と言われて、送られてきた写真を見たらバキバキの黒人で“そのまんまじゃねえか!”ってことでビビってます(苦笑)。試合映像を見ても飛び回る系の感じだし、昆虫のような素早さがあって、得意じゃないというか、早く帰りたいというか…そんな感じです」と続けた。

 タイトルマッチが流れたことについては「久保くんも被害者みたいなものなんで言ってもしょうがないかなと思うんですけど。僕も久保くんもタイトルマッチを期待していて、8月のKrush名古屋大会で久保くんと一緒になった時には“タイトルマッチやりましょう!”と話していた矢先のことだった」としつつ「これはもう久保くんに次の煽りVTRには絶対に出てもらわないといけないと思う」と異例の久保への煽りVTR出演オファーを示唆した。

 今大会でのタイトルマッチが流れたことで、「K’FESTA.2」(2019年3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ)でタイトルマッチが行われる可能性が出てきたことも確かで、そのことについて聞かれると「もしかしたらデカいところでタイトルマッチをやるために(11月は)こうなったのかなって感じですよね。『K’FESTA.2』でタイトルマッチができたらいいなと思います」と少しだけ笑顔をのぞかせた。

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