旧民主党で幹事長を務め、2017年9月に希望の党の結党メンバーとなったものの、2018年4月の民進党と希望の党が合流した国民民主党の結党には参加せず、無所属で活動していた細野豪志元環境相。1月31日に自民党二階派(志帥会)に特別会員として入会した。
細野氏は二階派の会合後、「(目指してきた)二大政党というやり方ではなく、まずは志帥会に入って(政策を)実現していくべきではないかと判断した」などと今回の判断を説明した。2月4日に東京都内で開いた政治資金パーティーでは「自民党の中で自分の政策の実現を目指す」と改めて自民党入党の意欲を見せた。しかし選挙区の衆院静岡5区には岸田文雄政調会長率いる岸田派の元職・吉川赳氏がいる。細野氏が選挙区を変えなければ、次の衆院選では吉川氏と党公認を争うこととなるが、細野氏は「選挙区を出る時は政治家を辞める時」と明言しており、後々火種となりそう。