九州地方の自治体19市によって発足した『WITH THE KYUSHU プロジェクト 今こそ九州観光!』プロモーションイベントが5月20日、都内にて行われ、参加自治体の市長や観光関係者らが、九州観光をPR。また、お笑い芸人の大谷ノブ彦(ダイノジ)やEXILEの黒木啓司など、九州を応援する芸能人も駆けつけた。
本プロジェクトは、4月14日に発生した熊本地震により、九州地方の観光業に大きな影響が出ていることをふまえ、九州の現状を正確に伝えつつ来訪を呼びかけることを目的に設立されたもの。
プロジェクトを主導する福岡市の高島宗一郎市長は「今回の地震では、直接的な被害のほか、風評被害も起こっています。九州全体が揺れて地震の被害が出ているんじゃないか、いま九州に観光に行くのは不謹慎じゃないか、そう思われる方も多く、ゴールデンウイーク期間にはまったく影響がないのに8割もキャンセルされた場所もありました」と明かし「観光地にとって観光は生活のすべて。復旧復興のためにも、みなさんにどんどん遊びに来ていただきたい」と訴えた。
その言葉に続き、各自治体が県ごとに登壇。地元の観光名所や名物イベント、ご当地グルメなどを、熱心にPRした。大分県出身の大谷ノブ彦や、熊本県出身のレイザーラモンRG、福岡県出身パンクブーブー・黒瀬純も、地元芸人ならではのご当地情報や持ちネタを披露するなどして会場を盛り上げた。
またこの日はサプライズゲストとして宮崎県出身の黒木啓司が登場。「宮崎は牛もおいしいけどトリもおいしいんですよ」「僕のおススメは高千穂神社ですね」と地元自慢に加わった。
最後に高島市長は「こんなに見どころが多い九州ですが、今は本当にもったいない状況になってしまっています。復興支援の一つとしてぜひ九州に遊びに来てください」と改めて訴えた。