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佐々木則夫 | TOKYO HEADLINE
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なでしこジャパンの澤穂希さんが体調不良で聖火リレーを断念

2021.03.24 Vol.Web Original

佐々木則夫前監督「澤さんの分も」

 東京2020オリンピックの聖火リレーのスタートを翌日に控えた3月24日、東京2020組織委員会が会見を開き、橋本聖子会長、グランドスタート聖火ランナーを務める前サッカー女子日本代表監督の佐々木則夫氏らが登壇した。

 聖火リレーは東日本大震災の復興の象徴ともいえる福島県のJビレッジからスタートする。Jビレッジはなでしこジャパンの聖地ともいえる場所であることから大震災のあった2011年に行われた女子W杯で優勝した佐々木監督と当時のメンバーが第1走者に選ばれた。

 この日、佐々木氏は「2011年W杯は参加できるだろうかと思いながら、準備もままならない状況での参加ではあったが、その中で彼女たちが一生懸命、日本への思いを込めてドイツで戦い、一戦一戦成長し、皆さんも予想できなかったような快挙を成し遂げ、優勝することができた。その時のスポーツの力というものが評価されたのだと思う。我々なでしこジャパンの聖地でもあったJビレッジからのスタートに我々が選考されたというのは本当に名誉なこと。選手ともども感謝している。コロナ禍において1年間延期になり、その中でまだまだ順風満帆な状況ではないかもしれない。非常に大変な五輪になることは間違いないと思うが、一丸となって東京五輪を成功させる。そのスタートの一助になれることに幸せを感じている」などと聖火ランナーへの思いを語った。

 また佐々木氏は「澤選手が2~3カ月前から三半規管のコンディションを崩しており、昨日電話があり“どうも調子が良くない”ということで断念することになった。澤さんの分も一生懸命やりたいという思いで、明日は選手たちとJビレッジのピッチに立ちたいと思っている」と報告した。

なでしこの佐々木監督が退任会見「メディアの方々もあまりプレッシャーをかけないで」

2016.03.18 Vol.662

 サッカーの女子日本代表(なでしこジャパン)の佐々木則夫監督の退任会見が18日、都内で行われた。
 会見の冒頭、日本サッカー協会の大仁邦弥会長から、オリンピック予選終了後の3月10日に佐々木監督から辞任の申し入れがあり、その後の理事会で決定したことが報告された。
 大仁会長は「今回の予選は残念だったが、それまでの佐々木監督の足跡は素晴らしいもの。決して今回の結果をもってこれまでの業績が陥れられるものではないと思っている。特になでしこのスタイルを世界で戦えるものにした。なでしこスタイルを世界が真似ている。佐々木監督が女子のサッカーを変えたと思っている」と佐々木監督をねぎらった。
 佐々木監督は「女子の指導者として11年、監督として9年間。これまで世界を目指して仕事ができた。最終的にはリオ五輪出場という結果は残せませんでしたが、僕自身は満足して充実した11年間を経験できた。これは僕の大きな宝物として、今後どういうふうに生きていくかは分かりませんが、この経験が自分自身の人生のプラスになると確信して新しいステージに向けて頑張りたい」と挨拶した。

 質疑応答の中では女子の指導について「選手たちひとりひとりの志が高い選手たちだったので、僕自身は男子を指導している時と変わらなかった。特別に鎧を着て肩ひじを張って指導したつもりはなかった。大変なことは特に感じなかった」と話した。
 また11年間を振り返っての「理想的な環境を与えていただいたことに感謝している。こういった経験をして、まさか退任会見でこんなにたくさんの皆さんに来ていただけるなんて。最終的にリオへの結果が出なかったにしても、こうやって会長に隣りに座っていただいて退任会見をしていただけるとは」という言葉の中に、この11年間での女子サッカーの環境の激変ぶりが見て取れる。
 そして今後のなでしこについては「僕がスタートしたころは(日本の)ランキングは11位くらい。20位くらいのチームとは明らかに差があった。しかし今は4位ですが20~30位のチームでも層が厚くなってきた。そういう意味でも世界で戦うのは厳しいという現実はある。(2020年の東京オリンピックに向けても)本当にこれからが大変なのでメディアの方々もあまりプレッシャーをかけないでいただければ」と最後まで選手への心配りを忘れなかった。

なでしこジャパンの佐々木監督が続投 リオ五輪出場権に危機感も

2015.10.14 Vol.652

 日本サッカー協会は14日、都内のJFAハウスで会見を開き、なでしこジャパン(女子日本代表)監督の佐々木則夫氏と契約更新したことを発表した。契約期間は非公開。
 佐々木監督は2008年からなでしこジャパンの指揮をとり、2011年女子ワールドカップ(W杯)の優勝を皮切りに、2012年ロンドンオリンピックで銀メダル、2015年女子W杯で準優勝と最高峰の大会で3大会連続で決勝進出を成し遂げた。
 なでしこはまずは来年開催されるリオデジャネイロ五輪の出場権獲得を目指す。
 来年2~3月に大阪で開催されるアジア最終予選は参加6チーム中2チームにしか出場権が与えられない過酷なもの。
 佐々木監督は「まずはここ2大会シルバーチャンピオンで終わっているなでしこをなんとかゴールドチャンピオンにしたいという思いが高ぶりましたので、契約させていただいた。今後まだまだ女子サッカーの底辺を広げるためには我々の結果は大きい。しかし他国も大きく成長しているなかで簡単に勝利することはできない。今回の予選も、我々の現状のメンバーでできるサッカーと今のアジアの状況を踏まえた中でしっかりと一戦一戦戦うということをしていかなければ簡単な予選ではないことは間違いない」と五輪出場権獲得へ向けての危機感も口にした。
 なでしこは11月末の海外遠征を経て、2月のアジア最終予選に臨む。

サッカー女子東アジア杯 なでしこメンバー発表

2015.07.21 Vol.646

 日本サッカー協会は21日、都内のJFAハウスで会見を開き、8月1日から中国・武漢で開催される「女子東アジアカップ2015」の代表メンバー23人を発表した。
 今大会は国際Aマッチデーではないため、海外クラブからの招集はなく、国内組で編成。加えて、主力組も外し、次代を見据えての選出となった。
 初選出はGKの武仲麗依、山下杏也加、DFの村松智子、MFの柴田華絵の4人。カナダW杯組からはGKの山根恵里奈、DFの田中明日菜、北原佳奈、MFの上尾野辺めぐみ、川村優理、FWの菅澤優衣香の6人が選出された。
 佐々木則夫監督は「W杯で出場時間の少ない選手たち、国内でパフォーマンス的に優れた選手たちを選んだ。リオの五輪のピッチに立つという思いを強く持って大会に臨んでもらいたいし、そういう可能性のある選手たちを選んだ。ここで自信をつけて、この中から最低でも3分の1はリオ五輪の代表にからんできてほしい」と語った。
 今回のメンバーはいわば「チャレンジなでしこ」といった位置づけだが、佐々木監督は「代表なんだから結果が出なかった場合に、若いから、メンバーを代えたからというのは理由にならない」とあくまで勝利が大前提であることを強調した。
 日本は1日に北朝鮮代表、4日に韓国代表、8日に中国代表と対戦する。

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