Notice: Function _load_textdomain_just_in_time was called incorrectly. Translation loading for the all-in-one-seo-pack domain was triggered too early. This is usually an indicator for some code in the plugin or theme running too early. Translations should be loaded at the init action or later. Please see Debugging in WordPress for more information. (This message was added in version 6.7.0.) in /home/newthl/www/tokyoheadline/wp-includes/functions.php on line 6114
佐野史郎 | TOKYO HEADLINE
SearchSearch

中村倫也は身長サバ読み告白、佐野史郎はケガ復帰後、身長が…! クセモノ豪華俳優陣が舞台挨拶に集結

2021.03.25 Vol.Web original

 

『騙し絵の牙』公開前夜祭イベントが25日、都内にて行われ、主演の大泉洋をはじめ豪華キャスト8名と吉田大八監督が登壇。自らのウソエピソードなどを明かし、劇中さながらのクセモノっぷりを披露した。
 
 崖っぷちの出版社を舞台にクセモノたちが繰り広げる“騙し合い”エンターテインメント。

 自らのクセモノっぷりを問われた大泉は「髪はクセですよ、でも髪以外はサッパリしていると思う」。そんな大泉を池田エライザは「クセモノ転がし」と評したが、その通り、この日のトークは共演陣のクセモノっぷりに大泉がツッコミまくり。

 登場人物のようにウソをついたエピソードを問われると、中村倫也が「身長が168センチだったんですけどプロフィルは170になっていますね。デビューから15年以上、そのノリでふかしてきました」と告白。ところがさらに「でも先日初めて人間ドックに行ったところ170センチになっていたんです」と驚きのエピソードを披露。大泉が「じゃあ今度は172センチだと言えますよ。そしたら最終的に180になるかも」と悪ノリし会場も大笑い。

EXOカイが向田原作ドラマ主演「選択して良かった」

2018.01.10 Vol.Web Original

 アジアの人気グループEXOのカイが9日、自身が主演する『連続ドラマW 春が来た』(WOWOWプライム、毎週土曜夜10時、13日スタート)の完成披露イベントに登壇した。大歓声で迎えられたカイは「来てくれてありがとうございます。温かい春とカイが来ました!」と笑顔を振りまいた。イベントには、共演の倉科カナ、高畑淳子、佐野史郎、そして河合勇人監督も出席した。

 日本のドラマに初主演することについて、カイは「想像のできないことだったので本当に驚きましたし、とてもうれしかったです。日本で初めての経験ができる、日本で初めて演技ができる、そして演技を通して日本のファンの方々にお会いできるということで本当にワクワクしていました」。さらに「いい作品に出演させていただき、共演者の方々、スタッフの方々にもよくしていただき、いいご縁ができて、このように素晴らしい作品を作れてうれしく思っています。このドラマを選択して良かったと思っています」と、胸を張った。

 劇中でカイは、韓国人カメラマンのイ・ジウォンを演じる。日本語のシーンも多い。河合監督によれば、日本語のシーンは本来少なかったというが、現場でカイが日本語を話すのを見て、日本語の比重がグンと増えたという。

 倉科が「好きなセリフは?」と質問すると、カイは日本語で「借金してました」と、にやり。「これは、自分に借金があるという意味ですよね。それを言うのがすごい良かったです。難しかったのは“直子(ナオコ、倉科の役どころ)”。名前を呼ぶのが難しかった。ナオコ、ナオコゥとか、こう呼んでくれと演出もあって、イントネーションが難しかったです」。倉科は「ナオコ、ナオコゥと現場で何度も練習してましたね」と、笑顔を見せた。

 本人は日本語と格闘しながらの撮影だったようだが、倉科を筆頭に共演者もスタッフも頑張るカイを温かく見守っていたようで、高畑は「カイ君はいつも刺身を食べていた。よく笑っていた。そして、隅田川の公園の鉄棒で懸垂をしていた」。佐野も「撮影は和やかに進んでいました。カイ君との楽しいシーンもあります」。

 こんなに見られたことを知っていたかと聞かれたカイは、「急いで体を作らなけらばいけない状況があったので、家族の前でも運動をしていました」と説明。河合監督が「シャワーシーンがあったからね」と付け足すと、照れ笑いだった。第1話には、カイのシャワーシーンがある。

映画『オー!ファーザー』公開記念 オヤジと息子の”父子談義”

2014.05.11 Vol.617

 生まれた時から4人の父親と暮らす“ごく普通の”高校生・由紀夫。ところがひょんなことから街を揺るがす大事件に巻き込まれてしまう。まな息子を救うため、いま4人のオヤジが立ち上がる…! 奇想天外ながらもスリルありユーモアあり、そして普遍的な父子の絆を描く感動あり。かつてないほど痛快で斬新な父と息子の物語だ。

岡田将生(以下:岡田)「僕が演じる由紀夫は、一見ごく普通の高校生なんですが、お父さんが4人いるんです(笑)。そのせいか、高校生っぽくないところもあるのが面白いですね。4人ともかなり個性的で、由紀夫は4人の父親からそれぞれ教えてもらっていることが自然と体に刻み込まれていて、つい体が反応してしまうんです」

 そんな、個性的な4人の父親を演じるのがこちら。大学で教鞭をとる博学な父・悟を演じるのは『偉大なる、しゅららぼん』でも岡田と共演したベテラン俳優・佐野史郎。

佐野史郎(以下:佐野)「“勉強担当”の悟です。大学教授ということもあり、よく由紀夫の勉強を見ています。クールで一歩引いたところから全体を見渡せる人物です」

 女好きのモテ男・葵を演じるのは今年のカンヌ出品作『2つ目の窓』など話題作で存在感を発揮する個性派俳優・村上淳。

村上淳(以下:村上)「葵は女性の扱いに長けている人物と脚本に書かれているんですが、僕自身はあまりそれを意識せずに演じました。人物設定やストーリーでしっかり語られていましたから、僕の演技でさらに上乗せするとかえって邪魔になるんじゃないかと。何よりもこの映画で大事なのは個々の人物というより家族全体のグルーヴ感だと思ったので。でも葵は押し引きできる面白い役だったので、つい楽しんでしまったところはありました」
佐野「どんなところを楽しんだの」
岡田「なんでそこで入ってくるんですか(笑)」
村上「佐野さん、本当に好奇心の塊ですよね。静かに鋭くみんなの様子を見ていて、自分が引っかかった話題にくっと入ってくるんですよ。そういう方がいる一方で、本当に自由な人がいて…(笑)」

 本人の自由さが見事に反映された? 自由気ままなギャンブラー・鷹を演じたのが人気演出家の河原雅彦。

河原雅彦(以下:河原)「確かに鷹は自由な人物ですけど、人生の裏側も知っていて、由紀夫にもけっこういいアドバイスをするんですよ。…ええと、何てセリフでしたっけ?」

岡田「本当に自由だ(笑)」

 撮影現場でも笑いでみんなをリラックスさせていたのが、スポーツ万能の体育教師・勲を演じた宮川大輔。
宮川大輔(以下:宮川)「僕も、体育教師だからこう、という役作りはあまりしませんでした」

村上「でもすごかったじゃないですか、宮川さんいわく“シックスポケット”…」

宮川「“パック”です、カンガルーじゃないんで(笑)。とにかく、休憩するときもなるべく皆さんと一緒にいて、自然な家族感を出せるようにということを第一に考えていましたね」

 父親を演じた4人について“息子”岡田の印象は?

岡田「佐野さんは話が長い(笑)。河原さんは自由(笑)。村上さんは…佐野さんも好奇心が強くて博学だけど、村上さんもそうだと思いました。一緒にいるといろいろなことを教えてくれる。宮川さんは真面目(笑)。芝居のことも、シーンごとの演技のバランスまで考えていて」

村上「宮川さんは本当に真面目ですよ。彼は“勲ノート”というものをつけていて、役作りのメモが…」
河原「僕もそのノートちらっと見ましたけど、びっしりと…」
宮川「つけてないですって、そんなもん(笑)。本当にこれは、この人たちの嘘ですからね!」
岡田「僕の中では、勲が一番お父さんぽい感じがします」
宮川「岡田君にそう言ってもらえると、うれしいです(笑)」
岡田「一番物を知っていて常に冷静に物事を考えてくれる悟さんも、お父さんとして頼りになりますし…」
佐野「最年長ですから(笑)」
岡田「でも、どのお父さんも平等に好きです(笑)。お父さんが4人いるという状況は現実にはまずないと思うけど、この4人ならいてほしいと思ってしまいますね。1人の父親から学びきれないものを皆さんから補ってもらった気がします。僕も自分の父親からはいろんなことを教わりましたけど、父親から教わらなかったことを外で学ぶというか。でも由紀夫の場合、それをすべて家で教えてもらっている。由紀夫がうらやましいですよね(笑)」

 撮影現場でも、4人の“オヤジ”から多くの事を教わった、と岡田。

岡田「佐野さんや村上さんからは、現場で台本の読み方から芝居の話までいろいろと教えてもらいましたし、河原さんからは舞台の話を伺いました。大輔さんは…お祭りの話をしてくれました(笑)」
宮川「それしか話してないみたいやん(笑)」
村上「勲ノートにもお祭りの話が…」
宮川「書いてないですって(笑)。大体、仕事で海外のお祭りによく行くので、その話をしただけですよ」
村上「仕事なの? 単にお祭りが大好きな人なのかと思ってた」
河原「照れなくたって」
宮川「照れてるんじゃなくて!」
(一同爆笑)

 まさしく劇中さながらの、家族のような仲の良さ。そんなオヤジたちが見た岡田将生とは…。

佐野「僕はここのところ岡田君と共演が続いていたんですけど、彼は無地というか真っ白なキャンバスという印象ですね。その一方ですごく貪欲で負けず嫌い。芝居に関して、こんなに貪欲なのかと驚くときがあります。でも内側はすごくきれいなんですよね」
村上「僕は実は、岡田将生が出るということでこの映画を決めたんです。すごく好きな俳優なんです。だからもう岡田君に関しては思うままに葛藤すればいいし、貫けばいいし、仲間を見つけていけばいいと思う。僕としては、自分が映画好きなので今後もスクリーンで岡田将生を見続けたいなと思います」
宮川「岡田君て、かっこいいし存在感あるし、実際はどんな感じやろ、と思っていたら“そのまま”な感じだったのでびっくりしましたけどね。こんな気持ちのいい子なんや、って」
河原「一緒に飲んでいても気持ちいい奴なんですよ。若いのに安心感があるというか。僕のこともよく注意してくれて(笑)」
岡田「確かに僕、河原さんに“それはさすがにダメです”とか、よく言っていました(笑)」
河原「公共の電波では言えないようなことを言い始めたときにね…」
佐野「四者四様のお父さんたちでしたけど、岡田君がしっかりしているから僕らも楽にいられた部分がありますよ。みんながそれぞれ自由で、“らしく”いられたのはね」
河原「本来であれば若い人間が一番自由でいていいのにね(笑)」
一同「確かに(笑)」
岡田「お父さんたちが自由すぎるからだよ! そりゃしっかりしてなきゃだめでしょ(笑)。そもそも、それが由紀夫ですから。撮影中は毎日、面白かったです。河原さんに注意したり、佐野さんの長い話を聞いたり(笑)。由紀夫を自然に演じることができたのも皆さんのおかげです」
佐野「つまり、僕が話が長い、河原さんが自由、村上さんは知識がすごい、宮川さんが…」
一同「面白くない(笑)」
宮川「“真面目”でしょ! まな息子に言われたら傷つきますよ、もう(笑)」
 話題は、それぞれの理想の父親像へ。
佐野「一般的には、家族の中で家長として絶対的な権限を持ち、しつけを厳しくといったところが理想かなと思うんですけど…僕は嫌です」
宮川「嫌なんですか」
佐野「そういうふうにありたいという気持ちと、でもそれは嫌だなと思う気持ちがあるんですよ。だって自分が子供の立場だったら、命令系統の中で生きるより、自分で考えなさいと言われたほうがいいでしょ」
村上「この作品の中にもいませんしね。命令型のお父さんを入れると前時代の話っぽくなっちゃうし」
佐野「いや、でも、今でもけっこういるみたいだよ。表立つと周囲からいろいろ言われるから、家庭内で密かに…という家もあると思う。それがエスカレートするとDVにつながるケースも…って、話がまた長くなるからやめておきます(笑)」
河原「うちの父親はどちらかというと、その権威的なタイプでしたけどね。でも、それで学んだことも多かったし。まあ、自分もこの年齢になっても人間がまだできていませんから(笑)。自分に子供ができたときは父親然としなきゃと考えたことも一瞬あったけど…子供ってよく見てますからね。あくまで自分らしく、構えず生きていくのが一番いいと思うんですよ。そうすれば子供なりに学んでいくと思うんだけどね」
村上「僕はうちの父が理想の父親だなと思ってます。至って普通のサラリーマンで当たり前の事しか言わない人なんですけど、真面目ところは真面目に、ズルするところはズルして。人間臭くていいな、と」
宮川「僕のお父さんは…ちょっと衝撃的な趣味を持っていまして。琵琶湖にヨットを持っていたんですけど、そこで見知らぬ女性と写っている写真を見たことがあるんです。××の格好をしていました」
岡田「衝撃すぎてなんて言ったらいいのか…(笑)」
宮上「まあでも反面教師になったというか(笑)。自分は父親としてまだマシやろ、と」
佐野「でも、清く正しいままだったら人としてダメな気がするんですよね。アクシデントがあったとき免疫がないと死んじゃうでしょ。いろいろ経験していれば何かがあってもまあいいか、って思えるし」
河原「尊敬もされて、軽蔑もされるという人のほうが、いいですよね」
 彼らが演じた4人こそ、こんなお父さんがいたらいいなと思わせる理想の父親像。彼らの頼もしさと、“息子命”の健気さのギャップも魅力。そんなオヤジたちが“親バカ”よろしくべた褒めする岡田将生の存在感もさすがだ。
岡田「撮影から1年ほど経っても、こうして集まると一緒に笑ってくれる。こんなに素敵な4人の方々と、役を通り越してこうしてお話しができるのは本当にうれしいです」

 親子の絆を斬新な視点で見つめ直すことができる痛快エンターテインメント!
(本紙・秋吉布由子)

Copyrighted Image