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女子3階級は柳 仙香、古谷あさみ、廣瀬里美が優勝【10・14全日本アマ修斗選手権】

2018.10.15 Vol.Web Original

女子フライ級の柳は「このまま頑張って、プロ選手になりたい」
 アマチュア修斗の最高峰「第25回全日本アマチュア修斗選手権」が10月14日、神奈川・小田原アリーナで開催された。

 昨今の格闘技界で大きな注目を集める女子格闘技だが、今大会でも昨年に続き、アトム級、ストロー級、フライ級の3階級で女子の試合が行われた。

 女子フライ級の決勝は山田彩香と柳仙香が対戦し、2R2分40秒、腕十字固めによるTKOで柳が勝利を収めた。

 1R、山田が打撃の攻防からタックルでテイクダウンに成功するなど優勢に試合を進めるが、柳も下からしっかり対応。2Rも山田がテイクダウンに成功するが、今度は柳が下から左腕をがっちり腕十字にとらえたところでレフェリーが試合を止めた。

 柳はテコンドー、キックボクシングといった打撃系の格闘技をバックボーンに持つのだが、フィニッシュは見事な腕十字。試合後、柳は「寝技はについては、この前、QUINTETのアマチュア大会に虎の子チームで出た時に寝技の練習を頑張ったので今回生かせたのかと思う。このまま頑張って、プロ選手になりたい」などと話した。

佐藤将光が挑戦者に齊藤曜を逆指名【11・17 修斗】

2018.10.12 Vol.Web Original

1月大会では齊藤がフルマークの判定勝ち
「プロフェッショナル修斗公式戦」(11月17日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが10月12日、発表された。

 世界バンタム級チャンピオン・佐藤将光(坂口道場一族)が“ザ・ギロチン”齊藤曜(同級世界3位/トイカツ道場)を相手に2度目の防衛戦を行うこととなった。

 2人は今年1月の後楽園ホール大会で対戦。佐藤にとっては世界王座戴冠後の初戦だったのだが、齊藤が得意のグラウンドの展開に持ち込み、代名詞でもあるギロチンであわやの場面も作るなど、フルマークの判定で勝利を収めた。

 その後、佐藤は7月の後楽園大会でトリスタン・グリムズリーを相手に危なげなく初防衛に成功。一方の齊藤は4月の川崎大会で平川智也にまさかの一撃KO負けを喫してしまい、手の届きかけた王座挑戦のチャンスを逃したかに見えた。

 しかし今回、佐藤が挑戦者に齊藤を逆指名しタイトル戦が実現することとなった。

 佐藤としては早いうちにリベンジを果たしてしまいたいところだが、齊藤も先日行われた「Amateur QUINTET.1」では上々の動きを見せるなど、平川戦のダメージを払しょくしつつあるところ。

 佐藤にとっては王者として同じ相手に短いスパンでの連敗は許されない。一方の齊藤も平川戦に続き連敗を喫すれば、1月の勝利は何だったのかと言われかねず、ともに大きなプレッシャーを背負っての戦いとなる。

 またこの日は今大会に出場が決まっていた“レスリングエリート”倉本一真(修斗ジム東京)の対戦相手が岩鬼(フリー)になることも発表された。

38歳まだまだ進化中のリオン武が「KIDさんに少しでも恩返ししたい」【9・23修斗】

2018.09.24 Vol.Web Original

“伝説の王者”が現王者を破る
「プロフェッショナル修斗公式戦」(9月23日、東京・後楽園ホール)のメーンで現環太平洋フェザー級王者のTOMAと元世界ライト級王者のリオン武が対戦。3-0の判定でリオンが勝利を収め、まだまだ衰えることのない実力を見せつけた。

 1Rからともに距離を探り合う緊張感の漂う展開となったが、リオンはパンチのフェイントからのタックルを決めテイクダウンに成功するなど的確に要所を押さえていく。TOMAは変則的な蹴りで局面の打開を図るが、リオンはそれに合わせてタックルを決めるなどキャリアの違いを見せつける。

 勝負は判定となり2人が30-27、1人が29-28の3-0でリオンが制した。TOMAも決して一方的に攻め込まれていたわけではないのだが、ラウンドの終盤は常にリオンが攻撃して終わるなど、ここでもキャリアの違いを感じさせた。

 リオンは試合後のマイクで現在、CRAZY BEEで練習していることを明かし、「38歳でもまだ強くなれている。もっと強くなってCRAZY BEEを作ってくれたKIDさんに少しでも恩返ししたい」などと9月18日に急逝した山本“KID”徳郁さんへの思いを口にした。

藤井惠の遺伝子を持つ高森惟舞が修斗デビュー【9・23修斗】

2018.08.17 Vol.Web Original

エンセン井上を師に持つセラと対戦
 プロフェッショナル修斗公式戦(9月23日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが8月17日、発表された。

 アマチュア修斗全日本王者の高森惟舞が修斗デビュー戦に臨む。高森は柔道をベースとしたファイターで、2015年の全日本アマ修斗女子バンタム級で優勝。2016年にはオーストラリアでプロデビューを果たし、カエラ・バーニーを判定で破っている。

 対するは修斗四天王の一人、エンセン井上を師に持つ“女版・大和魂”セラ。セラは昨年10月に行われた舞浜大会でデビュー。怒涛の打撃で熱戦を展開した末にキム・ヨンギを判定で破っている。

 高森は“ジョシカクのパイオニア”藤井惠の、セラはエンセン井上の指導を受けており、両選手の一戦は奇しくも修斗レジェンドの代理戦争となった。

安藤達也が圧勝も「決めきれなくてすいません!【8・3 修斗】

2018.08.04 Vol.Web Original

 プロフェッショナル修斗公式戦「This is SHOOTO Vol.2」(8月3日、東京・渋谷TSUTAYA O-East)のメーンで安藤達也が金物屋の秀と対戦。3-0の判定で勝利を収めた。

同時2階級制覇を狙う猿田がまさかのドクターストップ負け【7・15 修斗】

2018.07.16 Vol.Web Original

1Rから快調な動きを見せた猿田だったが…
 プロフェッショナル修斗公式戦(7月15日、東京・後楽園ホール)で世界ストロー級王者の猿田洋祐が世界フライ級5位の田丸匠と対戦。3R3分49秒、ドクターストップによるTKOで敗れた。

 試合は1Rから猿田がプレッシャーをかけ続け、ペースを握る。1R開始早々にタックルから大きくリフトしてテイクダウンを奪うなど、自力の違いを見せつけるような戦いを展開。猿田がプレッシャーをかけパンチからタックルでテイクダウンを狙うという動きが続く。田丸はタックルを許しながらもケージを使い巧みに立ち上がってはピンチを脱出。猿田は押し込みながらもとどめを刺せないもどかしい展開が続く。

 猿田の厳しいプレッシャーの前に田丸は2R終了時にはセコンドがイスを持ち込むまでケージ際に座り込むなど徐々にスタミナを削られ、このままでは猿田の判定勝ちかと思われた。

世界バンタム級王者・佐藤将光が1RKOで初防衛【7・15 修斗】

2018.07.16 Vol.Web Original

グラップラーに何もさせずパンチのラッシュでけりつける
 プロフェッショナル修斗公式戦(7月15日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「修斗世界バンタム級チャンピオンシップ」で王者・佐藤将光が挑戦者トリスタン・グリムズリーを1R4分20秒、KOで破り初防衛に成功した。

 グリムズリーは昨年4月にスリーパーホールドで岡田遼を破るなど、グラウンドを得意とする選手。佐藤のローキックにタックルを合わせテイクダウンを狙うなど、グラウンドに引き込もうとするが、佐藤はバックステップでかわし、その術中にははまらない。ミドルキックをキャッチされケージに押し込まれても体勢を入れ替え、逆に押し込むなど試合は徐々に佐藤のペースとなる。

歴史的名著『佐山聡のシューティング入門』が限定1000部で復刊

2018.07.13 Vol.Web Original

田崎健太氏がコラム「佐山はなぜ天才なのか?」を特別寄稿
 日本の総合格闘技の礎を築いた佐山聡の著書となる『佐山聡のシューティング入門』(復刊版製作発行:『佐山聡のシューティング入門』 復刊委員会)が7月31日に復刊されることとなった。1000冊のみの限定発売となる。

 佐山は1985年にMMAの原点となる「シューティング」(現在の修斗)を提唱。当時、シューティングはボクシング、キックボクシング、レスリング、サンボといったあらゆる格闘技のエッセンスを集約し考案されたもので、その基礎となるテクニックを、創始者である佐山自身が解説する技術書として1986年に同書が刊行された。

 その中では “打・投・極”という今もなお普遍的な実戦テクニックを網羅。優れた技術書として発刊から1カ月もしないうちに増刷されるなど、当時大きな話題を集めた一冊だ。

 今回の復刊にあたり、1986年版にはなかった「修斗の理念」、佐山聡の肖像写真など8ページを追加。さらに、佐山聡の真実に迫ったノンフィクション『真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男』(7月26日発刊)の著者である田崎健太氏がコラム「佐山はなぜ天才なのか?」を特別寄稿し、『佐山 聡のシューティング入門 THE WAY OF SHOOTO − 修斗 増補改訂版』として完全復刊する。

 7月15日に開催される「プロフェッショナル修斗公式戦」後楽園ホール大会で先行発売される。会場購入特典として『佐山聡のシューティング入門』特製ポスターがプレゼントされる。

ストロー級王者・猿田洋祐が2階級制覇へ本格始動【7・15修斗】

2018.05.22 Vol.Web Original

対するはフライ級世界ランカー田丸匠
 プロフェッショナル修斗公式戦(7月15日、東京・後楽園ホール)で世界ストロー級王者・猿田洋祐と世界フライ級5位の田丸匠の対戦が決まった。

 猿田は5月13日に行われたカルッツかわさき大会で世界ストロー級の初防衛に成功。かねてから公言している2階級制覇に向けて早くも始動することとなった。

 一方、田丸は昨年までプロ無敗で勝ち上がってきた新世代の旗手。しかし昨年6月に交通事故で前田吉朗戦を欠場し、10カ月ぶりの試合となった今年1月のライリー・ドゥトロ戦でプロ初黒星を喫してしまった。しかしこの敗戦を機に単身渡米し、MMAの本場・アメリカでトップファイターと肌を合わせる事で自身のレベルアップを図ってきた。

 勢いとキャリアで勝る猿田が一気に田丸を飲み込んでしまうのか、田丸がフライ級ランカーの意地を見せるのか。今後のタイトル戦線に大きな影響を与えるカードとなる。

 合わせて、加藤ケンジvs笹晋久、稲葉聡vs結城大樹、高橋孝徳vs野瀬翔平の3試合が発表された。

 加藤は現在3連勝で環太平洋ランキングにもランクインした注目のストライカー。対する笹は昨年のバンタム級新人王で、無敗の快進撃中。勝てばランクアップ、負ければランクアウトのサバイバルマッチとなる。

元環太平洋王者・根津優太が3年ぶり参戦で魚井に判定勝ち【5・13修斗】

2018.05.14 Vol.Web Original

根津「改めて“ただいま”。泣きそうです」
「プロフェッショナル修斗川崎大会」(5月13日、神奈川・カルッツかわさき)で元環太平洋バンタム級王者の根津優太が約3年ぶりに修斗に参戦。魚井フルスイングと対戦し、2-1の判定で復帰戦を飾った。

 根津は魚井のフルスイングの左フックを巧みなスウェー、バックステップでかわしては、強烈なロー、ミドルを打ち込んでいく。2、3Rにはラウンド終盤にテイクダウンも奪うなど、着実にポイントを奪い、ジャッジ1人が30-28で魚井を支持するなど難しい判定となったが、残る2人が30-28、30-29で根津を支持した。

 根津は「3年ぶりです。改めて“ただいま”。3年ぶりでも応援してくれる顔触れが変わってなくて泣きそうです。うれしいです。今日は勝ちにいってしまったんですが、まだまだ激闘はできると思う。明日の活力になれる選手になりたいから、これからも見守っていてください」と挨拶した。

猿田洋祐がKOで世界ストロー級初防衛【5・13修斗】

2018.05.14 Vol.Web Original

蹴り足をキャッチし強烈な右フック!
 プロフェッショナル修斗の春の大一番「プロフェッショナル修斗川崎大会」(5月13日、神奈川・カルッツかわさき)で行われた「世界ストロー級チャンピオンシップ」で王者・猿田洋祐が村田一着を3R45秒、KOで破り、初防衛戦に成功した。

 猿田は1Rから村田の蹴りをキャッチしてテイクダウンに持ち込みこつこつとパンチ。そして背を向けた村田にバックから強烈な右のパンチを連打し、削っていく。2Rも村田の蹴りをキャッチし、テイクダウン。1R同様、上のポジションをキープすると今度はヒジの連打。3Rも猿田は村田の右ミドルをキャッチすると強烈な右フックをクリーンヒット。ダウンした村田に追撃のパウンドを連打したところでレフェリーが試合を止めた。

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