「俺は1点狙い。そいつしか興味がない」果たしてその狙いは?
修斗の2021年の第1弾大会となる、プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2021開幕戦」(1月31日、東京・ニューピアホール)に元UFCファイターの石原夜叉坊(KING OF FREE)が参戦することが1月13日、発表された。対戦相手は後日発表される。
夜叉坊は2011年に修斗でプロデビューを果たし、2014年6月まで修斗及びVTJでファイトを重ね、「Road to UFC JAPAN」を経て、2016年からUFCに本格参戦。3勝5敗の戦績を挙げた。
2019年2月のカン・ギョンホ戦を最後にUFCを離れ、その行き先が注目されていたが、今回、約8年4カ月ぶりに修斗に参戦する。
夜叉坊は今回の参戦にあたり「ただいま! この度、縁あって自分が生まれ育った修斗でまた試合ができる事になりました! いろいろと大変な時期ですが、皆さんに元気を出してもらえるような、おもろい試合を必ずお見せします。新しい時代ですね。自由のために闘う。今までも、これからも」と主催者を通じてコメント。そして「俺は1点狙いで、そいつしか興味がなくて、いま日本にいるファイターだったら、修斗でそいつが一番いいでしょ」と語るトレーラー映像にはバンタム級世界王者の岡田遼ばかりか、修斗世界フェザー級とRIZINフェザー級王者の斎藤裕の映像も流れており、夜叉坊のターゲットが誰なのかは気になるところ。
まずはバンタム級での戦いが予想されるが、夜叉坊が戦線から離れていた2年間で、修斗のバンタム級は世界王者・岡田を筆頭に環太平洋王者“怪物”安藤達也、その安藤を修斗初参戦で破った大塚隆史、大阪大会で復活を遂げた“天才”田丸匠…と生え抜きの成長、他団体からの参戦でまさに群雄割拠と呼ぶにふさわしい最激戦区となった。
また今大会にはRIZINで名を上げた加藤ケンジ、その激闘ファイトで常に会場を沸かせる藤井伸樹、津田沼の“新特攻隊長”齋藤翼といったトップ戦線を虎視眈々と狙うバンタム級の猛者も参戦。“UFC帰り”の夜叉坊の参戦は岡田を筆頭に多くの選手の刺激になるはずで、今年も修斗バンタム級戦線は目が離せない状況となりそうだ。