お笑いコンビ、ニューヨークの屋敷裕政による初の版画展『ヤシキ版画展2020』が18日、渋谷のヨシモト∞ドームでスタートする。屋敷が自身をモデルにした処女作から、個展のために制作した新作を加えた約60点の作品、原版、下書きの絵も展示する。
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香取慎吾が念願の個展「1人の男の夢が叶う瞬間を見てほしい」
「サントリー オールフリー presents BOUM!BOUM!BOUM!(ブン!ブン!ブン!)香取慎吾NIPPON初個展」(15日スタート)のプレスプレビューが14日、IHIステージアラウンド東京で行われた。あいさつに立った香取は「個展をやるのが夢だったんですが、まさかこんな大きな劇場で個展をすることになるとは思ってもおらず。たくさんの方のお力添えで感謝しています。1人の男の夢が叶う瞬間を見てほしい」と、感慨深げだった。
仏パリのルーブル美術館で昨年9月に開催した「NAKAMA des ARTS(ナカマ・デ・アート)」展で発表した作品と、新たに制作した体感・体験型のインスタレーション作品などを加えた100点超の作品を展示する。
新しい作品は「体にまつわるものが多い」と本人。10年ぐらい貯めていたという切った自分の髪の毛を使った作品や、自身のマウスピースをもとにした造形物、自分の黒目を撮影しその周りに絵を書きこむなど様々。DNAも採取したといい、それも会期中に何らかの作品になりそうだ。
開幕に向けてここ数日は会場に入って作業をしているそうで、「今回の個展は僕の体の中に入ってほしくて作っている。自分も自分の作品に囲まれて、今一番居心地のいい場所」と、本人。これからも作品は追加されたり、完成に近づいていくという。
会期は6月16日まで。
1年の終わりと始まりに「自分」と「世界」を見つめてみる 川島秀明展「Youth」
2001年アーティストとしての制作活動を開始して以来、世代を代表するアーティストとして注目を集め、国内外でも評価されている川島秀明の個展。
活動初期より、一貫して自意識と向き合い、人の顔と、そこに現れる繊細で複雑な感情を描き続けてきた川島。その作品は常に静謐さをたたえているが、見る者は画面に広がる色のグラデーションの巧緻さや、描かれている人物の目や表情に強く引き込まれ、自分とのつながりを覚えてしまう。
今回、発表された新作では初めて画面に2人、3人と複数の人物が描かれ、さらに背景までも描かれている。これまで同様、自分を投影した人物であることに変わりはない、という川島。しかし画面に複数の人物が登場することで「従来のように鏡に映った虚像そのものを描くという感じから、その虚像を見ている自分を描くという、幾らか客観的な視点が混じっている気がします」と語っている。
本展のタイトル「Youth」に関して、川島は、自分が描いているものは、その当時(10代のころ)へのわだかまりではないかと思い当たった、と語る。若いころの自意識とナルシシズムをどこかに置いてきた大人たちも心を揺さぶられずにはいられない。