新型コロナウイルス対策として、各企業で導入が進むテレワーク。外出による感染リスクは減るものの、「自宅では仕事がしづらい。でも、不特定多数がいるカフェやコワーキングでは、セキュリティや感染リスクが心配で仕事ができない」と、働く環境の急な変化に戸惑う声も聞かれる。
そうした人たちのために、新しいワークスペースが登場した。会議室や住宅など、あらゆるスペースを1時間単位で貸し借りできるプラットフォーム「スペースマーケット」では、2日からテレワーク専用のプランを開始。書斎や会議室代わりに気軽に利用できそうだ。
スペースマーケットによれば、自宅で仕事がしづらい理由として「集中できない」、「子どもが一緒にいると仕事どころではない」、「WiFiがない」、「会議や打ち合わせができる場所がない」などが挙げられているという。
今回のテレワークプランでは、テレワーク専用プランを設定した約200のスペースを掲載。都内を中心に、1時間あたり500円前後で利用できる。1日集中して仕事がしたいソロワークや、打ち合わせでの利用、オンラインミーティングでの利用など、様々な要望に合わせて、希望にあったスペースを探すことができる。
今後、感染の広がり方や政府の方針によって、働き方やテレワークにおける課題もますます多様化しそうだ。ワークスペース確保の選択肢のひとつとして、スペースシェアが味方になるかもしれない。