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内藤が1年ぶりの復帰戦で北原に1RKO勝ち【11・19修斗】

2017.11.20 Vol.Web Original

1年前の悪夢を払しょくする強烈右フック
 プロフェッショナル修斗公式戦「Shooto gig Tokyo Vol.23」(11月19日、東京・新宿FACE)のメーンで行われたフライ級のトップファイター同士の対戦、内藤頌貴vs北原史寛の一戦は内藤が1R1分7秒、KOで勝利を収めた。

 内藤は昨年11月に格闘技イベント「GRAND SLAM」でZSTフライ級王者の伊藤盛一郎と対戦し、序盤は優勢に試合を進めたものの、伊藤のニンジャチョークの前に失神負けを喫して以来の復帰戦。

 北原も昨年開催されたフライ級のインフィニティリーグ公式戦でのオニボウズ戦以来、約1年ぶりの復帰戦。ともにフライ級の中心選手ではあったが、この1年の間に形勢は大きく変わり、サバイバルマッチと位置付けられる試合となった。

 1R、内藤は右のインローから試合に入る。北原はタックルに行くが、距離が遠く内藤はバックステップで難なくかわす。内藤のインローに業を煮やした北原がパンチで踏み込んだところ、内藤のカウンターの右フックがドンピシャのタイミングで決まり北原はダウン。内藤が追撃のパウンドを連打したところでレフェリーが試合を止めた。

12・18修斗 インフィニティリーグでオニボウズが優勝

2016.12.19 Vol.680

 プロフェッショナル修斗公式戦「インフィニティリーグ2016優勝決定戦」(12月18日、東京・新宿FACE)でバンタム級トーナメントの最終戦2試合が行われ、オニボウズが北原史寛を1R2分38秒、KOで下し勝ち点12とし優勝を果たした。2位は勝ち点10の征矢貴、以下、北原(勝ち点4)、梶川卓(勝ち点2)、藤田ケオン寿大(勝ち点0)と続いた。

 このリーグ戦は早いラウンドで、しかもKO、もしくは一本で勝つと高い勝ち点が与えられる形式。
 昨年行われたフェザー級のリーグ戦では最終戦で2位の小蒼卓也が1R一本勝ちで勝ち点を積み重ねプレッシャーをかけると、それまでトップを走っていた岡田遼がドローに終わり順位が入れ替わるという劇的な結末となった。

 この日は「オニボウズvs北原」「征矢vs藤田」が行われ、征矢と北原にも条件付きながら優勝の可能性が残される混戦模様だったが、終わってみればオニボウズが圧倒した格好となった。

 先に行われたのは征矢vs藤田戦。征矢は判定勝ちでは優勝できないため、1RからKOを狙い果敢に前に出る。藤田は今リーグ戦では勝ち星がないものの、常にアグレッシブな戦いで会場を盛り上げた。この日も何度か征矢のパンチで腰を落とす場面もあったが、判定では1人が19-19をつけるなど最後まで真っ向から打ち合い、意地を見せた。

5・28修斗 インフィニティリーグで征矢が計量オーバー北原と不本意なドロー

2016.05.29 Vol.667

 プロフェッショナル修斗の公式戦「SHOOTO GIG TOKYO Vol.21」が5月28日、東京・新宿FACEで開催された。メーンで行われる予定だった「インフィニティリーグ2016公式戦」北原史寛vs征矢貴戦は、北原が計量をクリアできず、征矢の不戦勝となった。バンタム級のリミットは56.7kgだったが試合は59.9キロ契約で行われ、ドローとなった。
 試合は1Rから北原がタックルからのテイクダウンで主導権を握る。なんとか背中を付けないように粘る征矢だが、時間はいたずらに過ぎていく。ブレイクでスタンドに戻ると得意の打撃を繰り出す征矢だが、すぐに北原のタックルの餌食となる。
 征矢は1Rで勝てば不戦勝の勝ち点2にプラス2点、2Rで勝てばプラス1点加えることができたのだが、ジャッジ1人が20-19で北原を支持、残る2人が19-19の1-0のドローで勝ち点を積み上げることはできなかった。

 セミファイナルで行われたフェザー級戦は佐藤将光がスーパー均くんを3R3分59秒、スリーパーホールドで破った。
 佐藤は昨年から修斗に本格参戦。元環太平洋フェザー級王者の土屋大喜、Road to UFC JAPAN参加者でフェザー級の有望株である安藤達也をVTJで破るなど着々と白星を重ねていたが、昨年末に竹中大地に0-3の判定で敗れ、この日が再起戦。打撃、グラウンドともに均くんを圧倒し、再びフェザー級戦線に名乗りを上げた。竹中は今年3月に環太平洋フェザー級チャンピオンに就いており、佐藤は「前回は竹中選手に完封された。そこ(竹中)を目指して一歩一歩重ねていかないと。自分が勝たないとフェザー級は盛り上がらないと思うので頑張る」と話した。

 なおこの日は「世界フライ級王座決定戦」飛鳥拳vs澤田龍人が行われる7月17日の後楽園ホール大会の決定カードを発表。フェザー級では1年5カ月ぶりの復帰となる石橋佳太と安藤達也、ウェルター級ではABと3年ぶりの参戦となる元環太平洋ウェルター級王者・児山佳宏が対戦する。

3・21修斗 竹中が無敗で環太平洋フェザー級王座奪取

2016.03.22 Vol.662

 プロフェッショナル修斗公式戦が3月21日、東京・後楽園ホールで開催された。
 メーンで行われた「環太平洋フェザー級チャンピオン決定戦」で竹中大地(同級1位)が小蒼卓也(同級5位)を1R2分41秒、スリーパーホールドで下し第5代王者となった。
 竹中は2013年の修斗デビュー以来、無敗。昨年11月には土屋大喜、安藤達也といったフェザー級のトップ選手を破った佐藤将光を完封し、この舞台に上がってきた。
 小蒼は昨年行われたインフィニティリーグで優勝し、挑戦権を獲得した。
 試合は竹中の強烈な左ミドルからスタート。続けざまの左ハイキックにバランスを崩した小蒼だったが、タックルからバックを奪う。しかし竹中は体勢を入れ替え、コーナーに押し込むと足をかけテイクダウンに成功。小蒼はスイープして上を取り、パウンドを落とすが竹中は跳ね上げスタンドへ。すぐにタックルへいった小蒼を竹中がつぶしてバックを奪うとスリーパーホールドへ移行。これがズバリとはまって小蒼は無念のタップ。竹中が勝利を収めた。

2・27修斗 復帰戦の澤田がKO勝ち「RIZIN出たい」とアピール

2016.02.29 Vol.661

 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO GIG TOKYO VOL.20」(27日、東京・新宿FACE)のメーンで行われたフライ級戦で澤田龍人が小堀貴広を2R1分20秒、パウンドからのKOで破り勝利を収めた。
 澤田は昨年7月に内藤のび太への世界フライ級王座に挑戦し敗れて以来の復帰戦。
 1Rからタックルでテイクダウンに成功するとポジションをキープしパウンドで小堀を削る。2R開始早々に小堀の右フックを交わしてタックルするとリフトしてテイクダウン。小堀が下からの三角絞めを狙うが澤田は大きく担ぎ上げてバスターでクリア。そのままパウンドを落とし続けるとレフェリーが試合を止めた。
 澤田は「いろいろなところでエリートっていわれていますが、そんなにエリートじゃないです。辛い時期もありました。友達、チームメートに支えられて戦っています。チャンピオンになることが恩返しだと思っているので、それをつかむまであきらめません」と挨拶。そして「時分もRIZINに出たいので、出られるように努力します」とアピールした。

12・20修斗 インフィニティリーグは小暮が優勝 松嶋が16秒KOでウェルター級新人王

2015.12.21 Vol.656

「プロフェッショナル修斗公式戦」(12月20日、東京・新宿FACE)で「インフィニティリーグ2015フェザー級公式戦」2試合が行われ、金海裕輝を1R2分39秒、スリーパーホールドで破った小暮卓也が勝ち点12で優勝を飾った。

 この日までリーグ戦のトップは勝ち点10の岡田遼。勝ち点8の小暮は金海相手に2R以内でのKOまたは一本勝ちし、なおかつ岡田の結果待ちという苦しい状況だったが、組み付いてきた金海から足をかけてテイクダウンを奪うと、素早くバックに回り、パウンドからスリーパーに移行。金海もなんとか脱出を試みるが、がっちり決まり、無念のギブアップ。この時点で小暮は勝ち点12点で暫定トップに立った。

 この試合を見てリングに上がる岡田は誠と対戦。誠は小暮の結果次第では優勝の可能性もあったが、この時点で消滅。
 岡田は判定勝ち以上で優勝という条件となったが、優勝を意識してしまったか序盤から動きが硬い。それでも先にテイクダウンを奪い、パウンドで攻めるも下から腕十字を狙われるなどペースを完全には握りきれない。2Rは序盤から誠が手数で圧倒。岡田は中盤、しゃにむにタックルを繰り出し組み付くと投げでテイクダウンを狙うが、逆に誠に上のポジションを許してしまい、マウントからバックを取られスリーパーであわや一本の場面を作られてしまう。このピンチをしのいだ岡田は最後まで攻め続けたが、2Rは誠が優勢に試合を進め、判定は1人が19-18で岡田を支持したものの、残る2人が19-19のドロー。1-0のドローで、岡田は勝ち点11にとどまり土壇場で優勝を逃した。
 優勝した小暮は来年3月21日に行われる後楽園ホール大会で、根津優太が返上した環太平洋フェザー級王座の決定戦に出場。竹中大地と戦う。

 この日は年末の新宿FACE大会恒例の新人王決定トーナメントの決勝が行われた。
 ウェルター級の松嶋こよみは荒川大輔を1R16秒で秒殺KO。圧巻の勝利でデビュー3連勝を飾った。松嶋は開始早々に高速の後ろ回し蹴り。これは打点が高すぎて荒川の頭をかすめるに終わるが、バランスを崩した両者の立ち上がり際に松嶋がパンチ一閃。この一撃で荒川はばったりダウン。レフェリーが試合を止めた。
 ライト級は湯川和弥と摩嶋一整が対戦。摩嶋が湯川をグラウンドで完全にコントロールし、1R3分59秒、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収めた。
 フェザー級の山田丑五郎vs藤川智史は一進一退の攻防が続いたが、終始プレッシャーをかけ前に出続けた藤川が2-1の判定で勝利を収めた。
 今年は東京でウェルター、ライト、フェザーの3階級、23日の大阪大会でバンタム、フライ、ミドルの3階級が行われるためMVPと三賞は大阪大会の結果をもって発表される。

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