スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
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【東京五輪】男子400mリレーはバトンがつながらずまさかの棄権。バスケット女子は日本が決勝進出
陸上女子1500メートルで田中希実が8位入賞
東京オリンピック第15日となる8月6日、陸上競技の男子4×100mリレー決勝でメダルが期待されていた日本は1走・多田修平から2走・山縣亮太へのバトンが渡らず、途中棄権という結果に終わった。
日本は5日の予選では1走・多田修平、2走・山縣亮太、3走・桐生祥秀、アンカー・小池祐貴のオーダーで臨み、1組の3位で決勝進出を果たしたのだが、山縣と桐生の間でややバトンが詰まるなど安全運転のバトンワーク。メダルがかかる決勝では攻めのバトンワークで臨んだが、無念の結果となった。
女子1500メートル決勝では、この種目で日本人として初めて決勝に進んだ田中希実が、3分59秒95のタイムで8位入賞を果たした。田中はスタートから積極的に前に出て一時は2番手。道中は4、5番手につけると、ラスト1周も先団に食らいつき、8位でゴール。準決勝に続き4分を切る快走を見せた。日本人の女子選手が五輪の中距離種目で入賞したのは1928年アムステルダム五輪800メートルの人見絹枝以来93年ぶり、トラック種目に広げても1996年アトランタ五輪5000メートルで4位に入った志水見千子以来25年ぶりの快挙だった。
札幌で行われた陸上男子50キロ競歩では川野将虎が3時間51分56秒でで6位入賞した。
また女子400メートル決勝で、アリソン・フェリックス(アメリカ)が最後の100メートルでのステファニー アン・マクファーソン(ジャマイカ)とのデッドヒートを制し49秒46で3位に入り、オリンピックで10個目のメダルとなる銅メダルを獲得した。
レスリングでは女子53キロ級で、初出場の向田真優が金メダルを獲得した。向田は前半0-4とリードされるが、後半、じわじわと追いつくと終了間際に場外押し出しで1ポイントを獲得し5-4で逆転勝ちを収めた。
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【東京五輪】水谷隼、伊藤美誠組が「混合ダブルス」で日本卓球界悲願の金メダル
柔道男子73キロ級で大野将平が連覇達成
東京オリンピック第4日となる7月26日、日本は金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル3個を獲得した。
卓球の新種目となる「混合ダブルス」では日本の水谷隼、伊藤美誠組が決勝で中国の許昕、劉詩雯組を破り、日本卓球界で初の金メダルを獲得した。
水谷、伊藤組は前日の準々決勝でドイツのパトリック・フランツィスカ、ペトリッサ・ゾルヤ組と対戦し、3-3で迎えた第7ゲームで相手に一時は7点差をつけられ、6-10でマッチポイントを握られたがそこから連続4得点でジュースに持ち込むと、一進一退の攻防から16-14で逆転勝ち。その勢いで準決勝も突破し、この日の決勝に臨んだ。
決勝では中国ペアに2ゲームを連取されピンチとなるが、そこから3ゲームを取り返し逆転。第6ゲームは中国が取り3-3と白熱の展開に。勝負の第7ゲームは水谷、伊藤組が8-0でリードすると中国ペアの反撃を振り切り、ゲームカウント4-3で勝利を収め、中国を抑え新種目の初代王者となった。
柔道男子73キロ級では大野将平が決勝でラシャ・シャフダトゥアシビリ(ジョージア)と対戦。5分の本戦では決着がつかず、ゴールデンスコア方式の延長戦に突入。ともに1つずつの指導を受けた後の延長2分に大野は2回目の指導を受けてしまう。指導は3つで負けとなることから絶体絶命のピンチとなったが、大野は慌てず一本を取るべく我慢の柔道。最後は支釣込足で技ありを奪い、トータル9分26秒の死闘の末、勝利を収め、柔道男子日本勢史上4人目の五輪連覇を達成した。
柔道では女子57キロ級で五輪初出場の芳田司が銅メダルを獲得した。芳田は準決勝でノラ・ジャコバ(コソボ)と対戦。ゴールデンスコア方式の延長戦で小外掛けで技ありを奪われ敗れ、3位決定戦へ。3位決定戦でエテリ・リパルテリアニ(ジョージア)と対戦し、内股で一本勝ちを収めた。しかし試合後のインタビューで「金メダルを目指していたので悔しい」と言う芳田に笑顔はなかった。
新競技のスケートボードでは女子ストリートで13歳の西矢椛が日本選手では史上最年少となる金メダルを獲得。16歳の中山楓奈も銅メダルを獲得し、10代のメダリストが2人誕生した。これまでの最年少記録は1992年バルセロナでの競泳の岩崎恭子の14歳だった。
体操は男子団体総合が行われ、日本はトータル0.103点差で惜しくも銀メダルに終わった。またアーチェリーでは男子団体で日本は3位決定戦でオランダに勝利を収め、男子団体史上初のメダルとなる銅メダルを獲得した。45年ぶりの五輪出場となった男子バスケットボールは予選ラウンド初戦でスペインと対戦し、77-88で敗れた。しかし第2クォーターに一時26-26と同点に追いつくなど善戦。第4クォーターの終盤には一ケタ得点差まで追い上げるなど次戦に希望を持たせる内容だった。
第4日までの日本のメダル獲得数は、金8、銀2、銅3となった。
卓球の石川佳純、ビッグ佳純に「びっくり」
卓球の石川佳純が23日、都内で、自身の巨大モニュメント「ビッグ佳純」と対面した。石川自身をリアルに表現したモニュメントで、大きさは、実寸の4倍。 石川は「すごくびっくりしました。リアルで、これを作ってもらう時もたくさんのカメラで撮影してもらって、完成を見てすごくうれしいです」と喜んだ。
東京2020オリンピック開幕まで1カ月となり、「緊張感も大きくなってきましたし、いよいよだな、という気持ちがどんどん盛り上がってきています」と、石川。「自分自身悔いのないように調整したいですし、本当に体調にも気をつけて、コートに立ちたいと思います」と意気込む。
今の調整は70点ぐらいとのこと。「試合に行くまでにもうちょっと少しずつ上げて、コートに入るまで90点ぐらいにできたらいいのかなと思っているので、しっかり、あと一か月調整していきたいと思います」と、冷静だった。
「ビッグ佳純」は適切なタイミングで一般公開を計画しているが、状況を見て判断する予定。
アシックスは、東京オリンピック・パラリンピック大会の、日本代表選手団応援プロジェクト「TEAM RED」を展開している。「離れていても、どこにいても、私たちはTEAMだ。」をテーマに、応援を通して選手に力を与えていく。
石川佳純、パワーの源は焼肉 JAの産直通販サイト公式アンバサダーに
卓球日本代表の石川佳純が25日、産地直送通販サイト「JAタウン」の公式アンバサダーに就任した。
就任式で、石川は自分に活力を与えたいときに食べるという勝負めしの焼肉をさっそく注文。「普段から焼肉をよく食べています。試合前にも焼肉を食べてエネルギーをチャージしています。海外遠征時も日本の食べ物をしっかり食べてパワーをもらっています」。
石川は今後も毎月自分で注文し、その魅力を届けていく。「毎月、全国の旬の新鮮な美味しい食べものをお届けいただけることを楽しみにしています。農家の皆さんが一生懸命つくった全国各地の美味しいものを紹介していきたい」と意気込んだ。
全農の桑田義文代表理事専務は「石川選手にはおいしい国産農畜産物をたくさん食べていただき、華麗なプレーを通じて、日本中に『元気』を届けていただけたらうれしい」と期待を寄せた。
「JAタウン」は、全農が運営する産地直送通販サイト。石川の公式アンバサダー就任を記念してさまざまなキャンペーンを展開する。
早田ひなが延長戦を制して優勝!女子ファイナル、日本生命が3連覇【Tリーグ】
卓球「Tリーグ」の女子「2020-2021シーズン プレーオフ ファイナル」(2月27日、東京・アリーナ立川立飛)が行われ、日本生命レッドエルフが木下アビエル神奈川を3-2で破り、3連覇を飾った。
両チームはともに過去2シーズンの「プレーオフ ファイナル」に進出。昨年は新型コロナウイルスの影響により中止され、レギュラーシーズン首位の日本生命がそのまま優勝した。2年越しとなった「2強」同士のファイナル直接対決に、700人を超える観客が見守った。
今シーズン、木下アビエル神奈川は、エースの石川佳純を軸にしながら、新たにチームに加入した木村香純が格上の選手を連覇する活躍でチームに貢献。浜本由惟、長崎美柚のダブルスも最多勝を手にするなど、圧倒的な強さでファイナルに首位通過した。対する日本生命レッドエルフは2台柱の早田ひなと平野美宇の出場を上手く調整しながらシーズンを戦った。Tリーグ初代から続く王者のプライドに賭け、3連覇を目指す。
笑顔・石川佳純【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。