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西田敏行『いのちの停車場』舞台挨拶で語った死生観「幸せな死に方を模索している」

2021.05.22 Vol.Web original

 

 公開中の映画『いのちの停車場』舞台挨拶が22日、都内にて行われ、主演・吉永小百合、共演の松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、南野陽子、柳葉敏郎、みなみらんぼう、泉谷しげる、田中泯と原作者・南杏子、成島出監督が登壇した。

 本作は現役医師でもある南杏子によるベストセラーの映画化。在宅医師として再出発した吉永演じる主人公が在宅医療を選んだ人々と家族に寄り添う姿を描く。

 映画館への休業要請を憂いながらも公開を喜んだ一同。現役の医師でもある原作者・南杏子が「私は“生き切る”ということをこの作品の中で描きました。皆さん、コロナの環境の中で心に迫るものがあったと思います」とキャストたちを労うと、吉永も「南先生が“生き切る”ということをおっしゃったが、それを心にとめ、1日1日を精一杯、最後まで生きることができれば、自分は幸せだったと思えるのではないかな、と思います」。

吉永小百合、舞台挨拶中に体調崩したみなみらんぼうに駆け寄り支える

2021.05.22 Vol.Web original

 

 公開中の映画『いのちの停車場』舞台挨拶が22日、都内にて行われ、主演・吉永小百合らキャスト9人と、原作者・南杏子、成島出監督が登壇。途中、みなみらんぼうが体調を崩し、医師を演じた役どころさながら吉永自ら駆け寄り支える一幕があった。

 本作は現役医師でもある南杏子によるベストセラーの映画化。在宅医師として再出発した吉永演じる主人公が在宅医療を選んだ人々と家族に寄り添う姿を描く。

 冒頭、吉永はコロナ禍の影響を乗り越えての完成と公開を喜びながらも、緊急事態宣言延長に伴う映画館の休業要請について「演劇は大丈夫だけど映画はダメと伺って、大変ショックを受けましたし悲しかった」と明かしつつ「でもそのおかげでこうして全国の皆さんとつながった」と劇場中継を喜んだ。

吉永小百合の父親役・田中泯びっくり「同じ年なのに」

2021.04.14 Vol.Web original

 

 映画『いのちの停車場』完成披露試写会が14日、都内にて行われ、主演の吉永小百合をはじめキャスト11名と成島出監督が登壇。そうそうたる豪華キャスト陣が撮影の思い出などを語った。

 現役医師・南杏子による同名小説を原作に、在宅医療を通して“生”に向き合う医師たちと“死”に向かう患者と家族が紡ぎ出す、命の物語。

 成島出監督との撮影を、ときに笑いを交えながら振り返ったキャストたち。「40数年ぶりの映画」と言うみなみらんぼうは「台本に“歌を口ずさむ”と書いてあって、何を歌うんだろうと思っていたら監督が“1曲、作ってください”と。1晩で作って、いきなり歌った」と成島監督からの“無茶ぶり”を明かした。

 田中泯は、監督から電話で「吉永小百合さんという大スターのお父さん役、と聞いて本当に驚きました…同い年なのに」と振り返り、会場の笑いをさそいつつ「吉永さんが僕をお父さんにしてくれた」と娘役の吉永に感謝。

「シーンが少なくて文句があります!」と訴えていた泉谷しげるは「自分のシーンはゴミがすごく汚くて、(撮影用に作った)ネズミの死がいなどもあった。東映の美術すごいな、と。こんな恐ろしい現場に吉永小百合を入れるのか、と怒りがわいた」と憤まんやるかたない様子で、会場を笑わせた。

吉永小百合が夫役に前川清を推した理由は「直立不動」の姿勢!?

2019.09.04 Vol.web original



 映画『最高の人生の見つけ方』ジャパンプレミアが3日、都内にて行われ、主演の吉永小百合、天海祐希、ムロツヨシ、前川清と、劇中のライブシーンで出演するももいろクローバーZ(百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れに)、犬童一心監督が登壇した。

 ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演で世界的にヒットしたハリウッド映画を、現代の日本に舞台を移し豪華キャストで映画化。ひょんなことから知り合った、余命宣告を受けたホテルチェーンの女社長(天海)と専業主婦(吉永)が“死ぬまでにやりたいことリスト”を実行していく物語。

吉永小百合、天海祐希が六本木に降臨! ももクロライブ“飛び入り”の思い出を語る

2019.09.03 Vol.web original



 映画『最高の人生の見つけ方』ジャパンプレミアが3日、都内にて行われ、主演の吉永小百合、天海祐希、ムロツヨシ、前川清と、劇中のライブシーンで出演するももいろクローバーZ(百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れに)、犬童一心監督が登壇した。

 ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演で世界的にヒットしたハリウッド映画を、現代の日本に舞台を移し豪華キャストで映画化。ひょんなことから知り合った、余命宣告を受けたホテルチェーンの女社長(天海)と専業主婦(吉永)が“死ぬまでにやりたいことリスト”を実行していく物語。

堺雅人「途中から親子のような恋人のような…」

2018.01.05 Vol.702

 女優・吉永小百合120本目の出演作となる映画『北の桜守(さくらもり)』完成披露会見と舞台挨拶が4日、都内にて行われ、主演の吉永や共演の堺雅人、篠原涼子、岸部一徳という豪華キャストと滝田洋二郎監督が登壇した。

「59年前に初めて映画に出演させていただいてから本作で120本目になりまして、よくここまでやってきたという気持ち」と明かした吉永。実写では初共演となる堺との親子役について吉永が「堺さんとは意識せず、すっと寄り添えた」と振り返ると、堺も「途中から母親なのか恋人なのか分からなくなることもあって、この関係性には名前をつけなくてもいいんじゃないかと」と大先輩・吉永との共演を振り返った。監督、共演者に称賛されながらも吉永は「私はいつまでもアマチュア」と真摯に語っていた。

 映画は3月10日より全国公開。

巨匠・山田洋次が、井上ひさしの思いを継いだ感動作『母と暮せば』

2015.12.12 Vol.656

 終戦から70年を迎えた今年。『父と暮せば』で広島を、未完となった『木の上の軍隊』では沖縄を舞台に、戦後を描いてきた井上ひさしが、どうしても書きたいと考えていた“もう一つの戦後の物語”を、日本を代表する映画監督・山田洋次が映画化。生前にたびたび、長崎を舞台にした物語を書きたいと口にしていた井上の思いに衝撃を受けたという山田監督。『父と暮せば』で描かれた“広島で原爆で死んだ父と生き残った娘の物語”を、“長崎で原爆で死んでしまった息子と、残された母の物語”として紡ぎ出した。山田監督にとって、本作は自身初のファンタジー作品。市井の人々を丹念にリアルに描いてきた山田監督が本作ではCGを多用して亡霊となった息子を描き、1948年の長崎を再現。夢と現実が入り混じる、切なくも美しい世界を描く。

 キャストも日本映画界を代表する顔ぶれが集結。母親・伸子役には山田作品『母べえ』『おとうと』でも主演を務めた吉永小百合。息子の浩二役にはクリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』で海外からも高い評価を得た二宮和也。そして浩二の恋人・町子役には『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した黒木華。

 「母さんはあきらめが悪いから、なかなか出てこられなかったんだよ」。ある日突然現れた亡き息子と、そんな息子を愛おしく迎え入れる母の、穏やかな日々。その儚くも幸せな時間がもたらすものとは…。

吉永小百合主演作が海外映画祭で2冠!

2014.09.17 Vol.626

 第38回モントリオール映画祭で2冠を獲得した『ふしぎな岬の物語』の受賞報告会見が16日、都内にて行われ、主演の吉永小百合と共演の阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶、成島出監督が出席した。
 同映画祭でワールド・コンペティション部門審査員特別賞と、エキュメニカル審査員賞をダブルで受賞したことについて、現地で受賞の瞬間を迎えた吉永と阿部は「本当に幸せ」と感激を語った。滞在したホテルで、作品を見た記者たちから“とてもいい作品だった”と度々声をかけられたという2人。手ごたえを感じつつも受賞が決まるまでかなり緊張していたことを明かした。

 日本で受賞を知った鶴瓶は「タモリさんから電話があったんですよ。僕が電話に出ていることが分かっていながら、留守電に吹き込むように“おめでとうございます”と一言、言ってきれた。僕が吉永さんとまた共演したのが悔しかったんでしょう」とエピソードを明かし、会場の笑いを誘った。
『ふしぎな岬の物語』は10月11日から全国公開。

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