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大谷翔平 | TOKYO HEADLINE
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本塁打王と10勝だけじゃない。大谷翔平の来季はオフシーズンまで目が離せない

2021.10.08 Vol.746

リアル二刀流1年目で46本塁打、9勝、そして26盗塁

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平が10月3日、今季レギュラーシーズン最終戦となるシアトルでのマリナーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場した。第1打席で、9月21日のアストロズ戦以来11試合ぶりとなる46号ソロを放ち、逆転ホームラン王に望みをつなげたが第2打席は申告敬遠、第3打席は見逃し三振、第4打席は再び申告敬遠、第5打席はボール球を空振り三振に終わり、48本のサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)とブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)に2本届かなった。

 大谷の今季はリアル二刀流1年目。投手としては23試合に先発し、130回3分の1を投げて9勝2敗、奪三振は156個で9イニング換算だと10.7個。防御率は3.18で、規定投球回に達していないものの、両リーグで15位以内をマークした。

 打では155試合に出場し、537打数138安打、打率2割5分7厘。本塁打46本は3位、三塁打は8本で1位タイ、二塁打は26本。100打点は18位。得点は103。三振は189、四球は96。

 投打二刀流は20試合で、出場しなかったのは4試合にすぎなかった。走塁でも26盗塁を決めて8位につけた。シーズンで45本塁打、100打点、25盗塁を記録したのは1993年のボンズ(ジャイアンツ)らに次いで史上5人目だった。

 大谷は日本選手初の本塁打王のタイトルへ向け、8月まで順調に本数を伸ばしたものの、終盤の9月に入り失速。一時は打点王との2冠さえ視野に入っていた。またベーブ・ルースが1918年に記録して以来となる「2ケタ勝利、2ケタ本塁打」の偉業もあと1勝でかなわず2022年シーズンに持ち越しとなった。

 来季の大谷にはこれらの記録の達成が期待されるが、来オフにはさらなる大谷フィーバーが起こりそう。

 大谷は2022年には契約が切れる。現在の契約は2021年から2年総額850万ドル(約9億4000万円)。内訳は2021年が300万ドル、2022年が550万ドル。だが、これは年俸調停を回避する形で結ばれたもの。大谷が本格的な契約交渉を繰り広げるのは2023年から。

 しかも2023年オフにはFA(フリーエージェント)になる。メジャーに渡ったとき、大谷の最大の希望だった二刀流での出場を認めたことが、エンゼルスに決めたポイントだった。ヤンキースは難色を示したため合意に至らなかったとされる。だが「球団は間違っていたと判断したようだ。FAの際は二刀流を認めて獲得に動くだろう」(ITサイト「ニュージャージー・コム」)と変化している。

 そんな噂が飛び交う中で大谷は今季本拠地最終戦後の9月26日に「エンゼルスは好きなチームです。ただそれ以上に、勝ちたいという気持ちが強いです」と発言。2014年を最後に7年もポストシーズンから遠ざかり、そのうち6度は勝率5割以下。2022年もオフによほどの補強をしない限り、ア・リーグ西地区の強敵アストロズを上回ることは難しく、ワイルドカードによる進出がやっとという状況に変わりはない。

 マドン監督は「このチームを去りたいということは聞いたことがない。勝ちたいという気持ちは誰もが思っていることだ」と火消しに懸命。

 CBSスポーツは「大谷がこのオフにエンゼルスと契約交渉を行うことに何の障害もない」として「金銭的にこだわるなら、年俸の規則がなくなる25歳までメジャーには来なかっただろう。早く来たのは最高のリーグでプレーし、そこで勝つことが最優先なのだ」と、大谷の気持ちを代弁した。

 そうはいっても契約の金額は名選手の最大の指標。エンゼルスの最高給選手はマイク・トラウト外野手(30)で、メジャー最高でもある12年総額4億2650万ドル(約473億4000万円)で1年あたり39億円を超す。来季は投手・打者・走者に加え、外野守備にも就く大谷の契約金額が契約切れやFA、さらにトラウトも絡んでどこまでアップするか。

 大記録と大型契約。大谷の2022年はこれまで以上に騒がしい1年になることは間違いない。

BLACK スーパーライト級初代王者の鈴木千裕が改めて「格闘技界の大谷翔平になる」【KNOCK OUT】

2021.07.19 Vol.Web Original

キックとMMAの二刀流挑戦を宣言

「KNOCK OUT 2021 vol.3」(7月18日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が7月19日、東京都内で開催された。

 第8試合で行われた「初代KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級王座決定トーナメント」決勝で宮越慶二郎(拳粋会宮越道場)に秒殺KO勝ちを収めた鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が改めてMMAとの二刀流に言及した。

 鈴木は1R開始直後、一気に距離を詰め右フックを繰り出し、宮越を大きく下がらせると追撃のフックの連打で先制のダウンを奪う。そして立ち上がった宮越にパンチのラッシュを浴びせ1R43秒でKO勝ちを収めた。

 鈴木は悲願の王座獲得に「チャンピオンになったなという感じ。今まで自分がKNOCK OUTを背負うとか変えるとか言っていてもただの選手がイキっているだけと思われていたと思うが、自分の言葉に説得力と重みがついたかなと思って安心している」とベルトを眺めながら語った。

 多くの選手がベルトを肩にかけて会見場に現れる中、鈴木は腰に巻いて登場。ベルトについては「めちゃくちゃ重かったが、まだ軽いなと思った。重さ云々ではなくベルト自体の価値はまだ軽いんだなと思っていて、これから自分がKNOCK OUTを背負って価値を上げて重くしていくものなんだなと思っている」と話した。

大谷翔平が史上初の二刀流でオールスター出場

2021.07.09 Vol.743

 米大リーグ機構(MLB)は東部時間7月1日午後9時(日本時間2日午前10時)からオールスター戦(13日・デンバー)の先発出場野手を決めるファン投票の最終投票結果を発表。エンゼルスの大谷翔平(26)がア・リーグ指名打者(DH)部門で1位となり、メジャー4年目で初選出された。日本選手ではイチロー(マリナーズ)、松井秀喜(ヤンキース)、福留孝介(カブス)に続き4人目、DHは初。

 また4日(同5日)には残る出場選手も発表されたのだが、大谷は選手間投票では投手として選ばれ、史上初の二刀流での選出となった。大谷の他に日本人ではパドレスのダルビッシュ有、マリナーズの菊池雄星の両投手が選出された。日本人選手が3人選出されるのは2003年(イチロー、松井秀喜、長谷川滋利)、2007年(イチロー、斎藤隆、岡島秀樹)、2014年(ダルビッシュ、田中将大、上原浩治)以来、4度目で史上最多タイとなる。

 今季の大谷は“二刀流”に磨きがかかり、打者としては7月7日(現地時間)のレッドソックス戦で今季32本目の本塁打を放ち、日本人最多本塁打記録を塗り替えた。これまでの記録は2004年の松井秀喜(当時ヤンキース)の31本。

 またア・リーグの本塁打王争いでもつばぜり合いを演じていたブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)を突き放し単独トップに立つなどここに来て本塁打を量産。どこまで記録を更新するのかにも注目が集まっている。

 投手としてはほぼ中6日で先発し、6日の試合で今シーズン4勝目(1敗)を挙げた。この勝利は日米通算50勝目(日本42勝、米8勝)だった。

大谷翔平が右ヒジ負傷で今季は打者専念へ

2020.08.06 Vol.732

 米メジャーリーグが7月23日(日本時間7月24日)開幕した。

 ここまで開幕時期やそれに伴う試合数をめぐり選手会とオーナー側が対立。一時はシーズンの開催が危ぶまれる雰囲気も漂ったが、コミッショナーの裁定でなんとか開催にこぎつけ、開幕日が決まったのは7月6日のことだった。今季は60試合制という異例のシーズンとなる。

 一昨年に右ヒジの靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、昨年は打者一本のシーズンとなったエンゼルスの大谷翔平は、今季は開幕が遅れたこともあり、二刀流でシーズンをスタート。

 キャンプ中の実戦形式の登板ではまずまずの仕上がりを見せていたが、初登板となった26日のアスレチック戦では先発したものの1つのアウトも取れず、3安打3四球と乱調。メジャー自己最多の5失点で敗戦投手となった。

 2度目の登板となった8月2日のアストロズ戦も1回3分の2で5四球と崩れ2失点。最後は球速もガクンと落ち、登板後には右腕の違和感を訴え磁気共鳴画像装置(MRI)の検査を受けた。検査の結果、右ヒジ付近の屈筋回内筋痛と診断され、今季中の投手としての復帰が難しくなったことから、4日にはジョー・マドン監督が今季は大谷に登板させないことを明言した。

 度重なる右腕の故障で二刀流の是非が再燃することとなったが、本人は二刀流の継続を希望。監督も「できると思っている」と話すなど、来季以降も継続されることとなりそうだ。
 大谷は残りシーズンは打者として出場。これまで(8月6日現在)2本塁打を放っている。

大谷翔平、心の声が漏れちゃった新CM「全力投球で臨んだ」

2020.05.18 Vol.Web Original

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が出演するプロテインブランド「ザバス」の新CMの放映が18日スタートした。大谷は「全力投球で撮影に臨みましたので、ぜひご覧ください」とアピールしている。

【2019年振り返り 5月編】大谷翔平復帰。大津で幼稚園児の列に車が突っ込む。東京五輪のチケット抽選販売受け付け開始

2019.12.23 Vol.Web Original

 5月1日から年号が令和となる。このおめでたい日に巨人の坂本が令和第1号ホームラン。今年はセ・リーグのMVPも獲得した。

 7日(日本時間8日)には昨シーズン終了後に右ひじの手術をしたメジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平が3番DHで復帰。4打数無安打1打点、1四球2三振に終わったが、3番での復帰に期待の大きさをうかがわせた。13日(日本時間14日)のツインズ戦では復帰後初本塁打を含む3打数2安打2打点2四球。翌日も3安打を放つなど完全復帰を果たした。大谷は6月にはブルペンでの投球を始め、2020年での二刀流復活へ期待が高まっている。

 8日には滋賀県大津市で幼稚園児の列に車が突っ込み、2人死亡、14人が重軽傷。交差点に直進した車に対抗車が右折を開始。それを避けるためにハンドルを切り、歩道に突っ込んだ。右折車の運転手・新立文子被告が自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪で起訴された。

 9日には2020年東京五輪のチケット抽選販売受け付けが開始。29日に締め切られ2425万件のアクセスがあった。開始からサイトが混雑し、アクセスできない事例や、申し込んだつもりだったができていなかったという事例が頻発した。

 11日には北方領土へのビザなし交流訪問に参加した日本維新の会の丸山穂高衆議院議員が酒に酔い、北方四島返還にあたり「戦争で取り返す是非」に言及し波紋を呼ぶ。丸山氏は日本維新の会を除名されたものの議員辞職はせず、8月にはまさかの「NHKから国民を守る会」の副党首に就任、現在に至る。

 20日には4月のウクライナ大統領選で圧勝したコメディー俳優のゼレンスキー氏が第6代大統領に就任。ゼレンスキー氏は親欧米路線の継続や汚職撲滅などを掲げて当選。就任式での演説では「任期の5年間は、国民に涙を流させないよう全力で取り組む」と語った。

 28日には登戸駅の近くで小学生ら18人が男に刺される事件が発生。小学6年生の女児と30代男性の計2人が死亡。犯人の岩崎隆一容疑者は自殺。この事件も真相は藪の中となってしまった。

【最新号5月13日配布開始】お帰り!翔平、待ってたよ!

2019.05.12 Vol.718

5月7日のタイガース戦から3番DHで戦線復帰
お帰り!翔平、待ってたよ!

 エンゼルスの大谷翔平がグラウンドに帰ってきた。

 大谷はメジャーデビューとなった昨年、開幕から二刀流でメジャーを席巻。投げては最速163キロの速球を武器に4勝を挙げ、打っては規定打席には届かなかったものの打率.285、22本塁打、61打点の驚異的な数字を残した。

 しかし6月に右ヒジの内側側副靱帯を損傷し故障者リスト入り。復帰後は打者として出場し、9月に3カ月ぶりに登板したが、後日、右ヒジ靱帯に新たな損傷が判明。以降は打者としてのみ出場し、オフシーズンに右ヒジの靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた。

 その結果、2019年は投手はお休み、打者としてのみの出場となることがアナウンスされた。

 もっとも同手術を受け、翌年に打者として活動した選手は皆無なことから、果たして打者として出場しても大丈夫なのか?という声はあったが、大谷は術後、順調にリハビリを重ね、キャンプもじっくり焦らずクリア。

 開幕から1カ月が経った5月7日、デトロイトでのタイガース戦で3番DHで復帰した。

 大谷はフル出場し5打席に立ち、4打数無安打、1四球2三振に終わったものの、第2打席には遊ゴロで1打点を挙げ、チームの5−2の勝利に貢献した。

 翌日も3番DHで出場。4打席に立ち、3打数無安打2三振、1死球に終わった。3打席目の死球は右ヒジに当たったように見え、ヒヤリとさせたが大事には至らなかった。

 まだまだ本調子ではないようだが、ヘルメットが飛ぶほどのフルスイングを見せており、打撃に関しては右ヒジは大丈夫なようだ。

大谷が帰国会見で2020東京五輪出場否定せず

2018.12.07 Vol.713

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平が11月12日、ア・リーグの新人賞に選出された。日本人では2001年のイチロー以来17年ぶり4人目の快挙となった。

 大谷は大リーグ専門局のインタビューに「すごくうれしい。応援してくれた方にとってもうれしいと思うので良かった」と喜びを語った。

 今季は投手としては4勝2敗、防御率3.31、打者では打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁をマーク。

 ライバル視されていたヤンキースの内野手アンドゥハーは打率.297、27本塁打で大谷は数字の面では劣ったが、同一シーズンでの「10試合登板、20本塁打、10盗塁」はメジャー史上初。約100年前のベーブ・ルースを想起させる活躍に、全米30球団の本拠地から選ばれた30人の記者のうち25人が大谷に1位票を投じた。

 大谷は帰国翌日の22日、東京都千代田区の日本記者クラブで会見を行い「充実して楽しい、良いシーズンだった」などと1年を振り返った。

 今年10月に右ヒジの靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けたが、「術後は順調。やって良かったと思っている」と説明。来季は打者に専念することになるが、二刀流については「今の段階で(断念)は全くない」と話した。今後の目標としては「ポストシーズンへ行きたい思いはより強くなっている」とした。

 また2020年の東京五輪については「出場してみたいという気持ちがあるのは普通なこと」と話した。

大谷翔平 来季は40本塁打に期待

2018.10.06 Vol.711

トミー・ジョン手術無事成功。二刀流は2020年までお預けも…

 大谷翔平のメジャー1年目のシーズンが終わった。

 今季、二刀流でメジャーに殴り込みをかけた大谷だったが、打者としてはオープン戦では思うような成績を残せなかった。しかし開幕前に打撃フォームを微調整。

 開幕戦(3月29日)のアスレチックス戦ではメジャー初打席でヒットを放った。4月1日のアスレチックス戦では先発し、6回を投げ3安打3失点で初登板初勝利。3日の本拠地開幕戦のインディアンス戦では第1打席でメジャー初本塁打を放った。

 その後も投打にわたり順調に成績を伸ばしていった大谷だったが、6月8日に右ヒジの内側側副靱帯損傷で故障者リスト入りしてしまう。7月3日に約1カ月ぶりに復帰すると打者として出場を重ね、2ケタ本塁打も達成した。9月2日には満を持して投手としても復帰。この登板で1シーズンに15本塁打と投球回50イニングを達成。これは1919年のベーブ・ルース以来の快挙だった。

 しかしその後、右ヒジ靭帯に新たな損傷が判明したことから、以降は投手としての出場は封印。打者として試合に出続け、最終的に打者としては打率.285、22本塁打、61打点、投手としては4勝2敗、防御率3.31の成績を残した。

 シーズン終了後の10月1日には靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を行い無事に成功した。

 投手として復帰するには1年以上かかるとされるが、「打者」としての出場は可能と見られており、その場合は来季は打者に専念する。ただし開幕戦に間に合うかは定かではないという。またトミー・ジョン手術を受けた投手が「打者」として翌年プレーをしたというケースはもちろんなく、投手のリハビリと並行しての出場というのも異例で、今年とは違った形で来季も注目を集めそうだ。

 今年は367打席で22本塁打を放っており、打者に専念する来季は30本はもちろん、40本塁打の期待もかかる。これまで日本人の最多本塁打は2004年に松井秀喜が記録した31本。

 なお二刀流の復活は2020年シーズンになる見込みだ。

大谷翔平がまずは打者として復帰

2018.07.06 Vol.708

 米エンゼルスの大谷翔平が7月3日(日本時間4日)、セーフコフィールドで行われたマリナーズ戦で「6番DH」で出場。約1カ月ぶりの復帰戦は4打数無安打3三振に終わったが、翌日は2本のヒットを放った。

 大谷は6月6日(同7日)のロイヤルズ戦に投手として登板後、右肘内側側副靱帯の損傷で8日(同9日)に故障者リスト(DL)入りしていた。

大谷翔平 ベーブ・ルース超えの第一歩!

2018.04.06 Vol.705

 今シーズン、日本ハムからメジャーリーグのエンゼルスに移籍した大谷翔平は3月29日(日本時間30日)、アスレチックス戦で「8番DH」でまずは打者としてメジャーデビューを果たし、初打席でライト前ヒットを放った。中2日空けた4月1日(同2日)、アスレチックス戦で今度は投手として初登板初先発し、6回6安打3失点で初勝利を挙げた。

 開幕戦に投手以外で先発出場し、10試合以内に投手として先発するというのは1919年のベーブ・ルース以来99年ぶりという快挙だった。

 3日(同4日)には、本拠地デビューとなるインディアンス戦に8番DHで先発し、初打席で右中間に初本塁打を放り込んだ。この日はこのほかにも2安打を放ち、マルチ安打も達成した。

 勝利投手となった次の試合で初回に打者として本塁打を放ったのは1921年のベーブ・ルース以来という離れ業。

 しかし大谷の勢いは止まらない。翌4日(同5日)にも8番DHで先発し、リードされた5回の第2打席で同点に追いつく貴重な一発を今度はセンター左寄りのスタンドへ。

 オープン戦では打率1割台、防御率27.00に終わり、一部には「二刀流」に懐疑的な声もあったが、初勝利とこの2本の本塁打でそんな声を完全に黙らせた。

 なにかとルースと比較されることの多い大谷だが、今後の目標は1918年にルースが達成した同一シーズンでの2ケタ勝利&2ケタ本塁打となりそうだが、難なくクリアできそうな滑り出しとなった。

 早くも「ビッグ」な存在となった大谷だが、アメリカでビッグなショーヘイといえばジャイアント馬場を思い出すオールドファンもいるのでは?

 馬場は1961年にデビュー1年でアメリカ武者修行に出ると短期間でメインイベンターにのし上がり、エンゼルスの地元ロサンゼルスでは「ショーヘイ・ビッグ・ババ」のリングネームで戦っていた時期もあった。地元の年輩のファンの中には「ショーヘイ」という響きに懐かしい記憶を呼び戻されるファンもいるのでは…?

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