シュートボクシング(SB)の2019年の開幕戦となる「SHOOT BOXING 2019 act.1」(2月11日、東京・後楽園ホール)のメーンにエース海人が登場。タイのポンシリー・ポーシリポンに5R判定で勝利を収めた。
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海人が1RKO勝ち。シーザー会長が「世界でも通用」と太鼓判【6・10 SB】
「伝家の宝刀」のヒジ打ちを出すこともなくパンチで完全KO
シュートボクシング(SB)の『SHOOT BOXING 2018 act.3』(6月10日、東京・後楽園ホール)のメーンイベントで海人がジャオウェハー・シーリーラックジムを1R2分43秒、KOで下し、エースの貫禄を見せつけた。
ジャオウェハーは2016年に行われた宍戸大樹の引退試合の相手を務めた選手。その時は強烈なヒジ打ちで宍戸を3R、TKOで葬り、ジャオウェハー=ヒジ打ちというイメージをファンに印象付けた。
一方、海人は国内外の強豪を相手に現在6連勝中。その中にはヒジでのTKO勝ちも3つ含まれるなど、今やそのヒジは「伝家の宝刀」ともいうべき武器となっている。
そんな2人の対戦とあって、この試合もまさに“斬り合い”の様相を呈するものとなると思われたが、海人はその刀を抜くことなくジャオウェハーを完全KOした。
試合は序盤から海人が右のジャブからローキック、ジャオウェハーのミドルをキャッチしてパンチを連打で打ち込むなど手数でも威力でも圧倒。最後は右アッパーから左右の連打でコーナーに追い込むと一気のラッシュ。ジャオウェハーは崩れ落ちるようにダウンし、レフェリーがすぐに試合を止めた。
海人が “切り合い”必至の壮絶マッチ出陣【6・10 SB】
相手のジャオウェハーはヒジで宍戸をKOの実力者
シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2018 act.3」(6月10日、東京・後楽園ホール)へ出場するSB日本スーパーライト級王者の海人の対戦相手がMAX MUAYTHAIスーパーライト級王者のジャオウェハー・シーリーラックジムとなることが5月18日、発表された。
ジャオウェハーは2016年4月に宍戸大樹の引退試合の相手を務め、3Rに強烈なヒジ打ちで宍戸をKO。さらに昨年4月にはKNOCK OUTのリングでWBCムエタイ日本ウェルター級王者・健太と対戦。3Rに得意のヒジで切り裂いてTKO勝利を収めている。
海人は現在6連勝中で、うち3試合はヒジによるカットでのTKO勝ち。
ともにヒジの使い手とあって、壮絶な“切り合い”となることが予想される。
“ミスターSB”宍戸大樹が壮絶な引退試合
シュートボクシング(SB)の「SHOOTBOXING 2016 act.2」(4月3日、東京・後楽園ホール)で“ミスターシュートボクシング”宍戸大樹の引退試合が行われた。
相手は昨年9月に自らの持つ「SB東洋太平洋ウェルター級」のベルトをかけて戦ったジャオウェハー・シーリーラックジム。延長戦の末、判定で勝利を収めたものの「不完全燃焼だった」という宍戸の意を受け、最後に再度相まみえることとなった。完全決着をつけるべく、宍戸の希望によりこの試合はヒジありの旧SBルールが採用された。
セミファイナルが終わり、メーンを迎えるにあたり宍戸に送られる激励賞の名前が延々と読み上げられる。あまりの多さに改めて宍戸のここまでの功績がうかがえる。入場曲が流れると会場中から宍戸コールが湧き上がる。南側客席の最後部から客席を縫っての入場。リング下で一礼しリングに上がるといつものように右手を上げて周回する。
そして20時18分、運命のゴングが鳴る。昨年の対戦後に主戦場のMAXムエタイでスーパーライト級のタイトルを獲得したジャオウェハーは明らかにパワーアップしていた。1R、サークリングしながらチャンスをうかがう宍戸にジャオウェハーのヒジが飛ぶ。その威力に一瞬、宍戸の顔がゆがむ。ヒジありの緊張感がリング上に漂った。2Rになって一気に試合が動き出す。宍戸が放った縦ヒジでジャオウェハーが右目上から出血。一気に会場が沸く。しかしドクターチェックからの再開後、ジャオウェハーが強烈なヒジ打ちを放つと、今度は宍戸が右目上の額のあたりと左の頭部をカット。おびただしい出血量に会場中が固唾をのんだが、試合は再開。しかし宍戸の劣勢は否めない。試合後「5Rはもたないと思った」と語った宍戸が3Rに勝負に出る。ジャオウェハーをギロチンチョークの体勢にとらえると一気に絞め上げる。千載一遇のチャンスだったがジャオウェハーがもがいて体勢が崩れると宍戸にはもう攻め手はなかった。それでもヒジで立ち向かった宍戸だったが、ジャオウェハーが左右のヒジで迎撃。とどめの右ヒジを振り抜くと宍戸は崩れるようにダウン。レフェリーが試合を止めた。20時30分、3R1分14秒、レフェリーストップによるTKO負けだった。
試合後のセレモニーではそれまでこみあげるものを必死で食い止めていた宍戸だったが、自ら指導するシーザージムのキッズ会員たちがリングに上がると号泣。そして自らの娘たちがリングを降りるときはロープ際まで行って最後まで見届けるなど優しい父親の一面も見せた。
シーザー武志会長がリングに上がると、しばし師弟2人だけの時間。そしてシーザー会長は「負けたかもしれませんが、最後まで戦い抜いた勇気。私は19年間彼を見てきて、教えてよかったなと思います」と宍戸をねぎらった。
最後に宍戸は「SBを続けてきて本当によかったと思います。SBで人生の半分を過ごしてきました。これから恩返しをして、あとに続く後輩たちに自分の経験を伝えていきたいと思います。SBを見に来てよかったと思ってもらえる大会、選手を作っていきたいと思います。自分に20年近く付き合っていただきましてありがとうございました」と挨拶し、10カウントゴングを聞く。
そしていつもの試合後のように本部席のシーザー会長の前にひざまずき頭を下げ、リングを降りた。
この日の試合をもって宍戸の生涯戦績は82戦58勝(24KO)24敗となった。
4・3シュートボクシング 宍戸が引退試合で壮絶に散る
シュートボクシング(SB)の「SHOOTBOXING 2016 act.2」(4月3日、東京・後楽園ホール)で“ミスターシュートボクシング”宍戸大樹の引退試合が行われた。
最後の対戦相手は昨年9月に対戦し、延長の末、判定で勝利を収めたジャオウェハー・シーリーラックジム。激闘のうえでの判定だったが「不完全燃焼だった」という宍戸の意を汲んでの再戦。また宍戸は今回の試合にあたり、ヒジによる攻撃を認めた旧SBルールの採用を希望。不退転の決意でこの試合に臨んだ。
セミファイナルが終わって、宍戸の入場テーマ曲が流れると、最後を見届けに来たファンが大宍戸コールで出迎える。リングインすると、いつものように右手を挙げてリングを周回。鳴り止まない宍戸コールの中、最後のゴングが鳴る。
昨年の対戦ではジャオウェハーの強烈な右ミドルキックに大苦戦した。ジャオウェハーはその後、MAXムエタイでスーパーライト級王座を獲得するなど、よりパワーアップしての来日。
1R、宍戸はサークリングしながらローとミドルで牽制する。ジャオウェハーは序盤は宍戸の動きを見極めるようにじっくり構えるが、すぐに右ミドルで反撃。コーナーに詰めて、右ヒジを放つとその威力に宍戸の顔がゆがむ。宍戸もサイドキックからバックブローと得意の流れで攻め込み、ヒジ攻撃を見せる。1Rから緊張感あふれる攻防が展開された。
“ミスターSB”宍戸大樹の引退試合迫る
“ミスターシュートボクシング”宍戸大樹の引退試合が4月3日、東京・後楽園ホールで開催される「SHOOTBOXING 2016 act.2」で行われる。対戦相手は昨年9月に宍戸の持つ「SB東洋太平洋ウェルター級」のベルトに挑戦したジャオウェハー・シーリーラックジム。
昨年の対戦ではジャオウェハーの強烈な右ミドルキックに苦戦し、延長ラウンドにもつれ込んだ末に、判定でベルトを守った宍戸。
8月に行われた「SB 30周年大会」からわずか1カ月足らず。それも元RISE王者の吉本光志と再延長戦にもつれ込む死闘を繰り広げての勝利の後という過酷なコンディションに加え、メーンを務めるべき選手たちが軒並み前戦で敗れてしまい「そんな選手をメーンにもってくることはできない」というシーザー武志会長のこだわりもあり、宍戸が自ら志願してのメーン出陣。そんな裏事情を差し引いても十分にファンを満足させる試合ではあったが、宍戸は試合後のリング上で「メインをきっちり締められず、すみませんでした」と観客にわびた。
そんなこともあってか「不完全燃焼だった」という宍戸は今回の試合にあたり、ヒジによる攻撃を認めた旧SBルールの採用を希望。完全決着戦で引退を飾るつもりだ。
宍戸は18年間の現役生活の中で75試合に出場。これはSB史上最多。SB東洋太平洋ウェルター級王者をはじめ多くのタイトルを獲得した。ベテランといわれる年齢になってからは負けが込むこともあったが、常に体を張ってシュートボクシングの魅力を伝えてきた選手。そんな宍戸が見せる最後の戦いがもうすぐそこに迫っている。
4・3シュートボクシング 内藤がRISEからの刺客・佐野と対戦
“ミスター・.シュートボクシング”宍戸大樹の引退試合が行われる『SHOOT BOXING 2016 act.2』(4月3日、東京・後楽園ホール)で、SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹がRISEからの刺客・佐野貴信と対戦する。
内藤は2月のシリーズ開幕戦でREBELSのトップファイター小笠原裕典をKOで下し、昨年参加した「BLADE.2」の-55kgトーナメント決勝で敗れた那須川天心へのリベンジロードを幸先の良い形でスタートさせたばかり。
佐野は2013年にKAMINARIMON全日本選手権60kg級王者となり大会MVPを獲得したRISE期待のルーキー。左ミドルを武器にREBELSや新日本キックなどにも参戦しており、昨年は、元J-NETWORLKスーパーバンタム級王者・炎出丸に勝利を収めている。現在RISEバンタム級9位。
今季開催予定のRISEバンタム級王座挑戦者決定トーナメントへの出場を狙う佐野は「今回のオファーが来た時に、とにかくとてもワクワクしました。いきなりナンバー2とやれるチャンスをもらったわけですからね。めったにないチャンスだし、RISEで培ったものを爆発させてSBで暴れてやります。僕が目指してるRISEのベルトを獲るために、内藤選手に勝ってナンバー1の那須川天心とのタイトル戦につなげたいです」と、内藤をナンバー2と表現し、自身の照準はあくまでも那須川であるとコメントしている。
内藤もRISEバンタム級王座挑戦者決定戦に乗り込むことも辞さない構えを見せているだけに、がぜん注目度の高い戦いとなっている。
“ミスターSB”宍戸大樹の引退試合の対戦相手が決定
シュートボクシング(SB)の2016年第2弾大会となる「SHOOTBOXING 2016 act.2」(4月3日、東京・後楽園ホール)で引退試合を行う“ミスターSB”宍戸大樹の対戦相手が、ジャオウェハー・シーリーラックジムに決まった。
ジャオウェハーは昨年9月のシリーズ最終戦で宍戸の持つ「SB東洋太平洋ウェルター級」のベルトを賭けて対戦したムエタイ王者。昨年の宍戸戦の後に所属ジムをグランタイボクシングジムからシーリーラックジムへと移籍し、それ以降3連勝。先日、主戦場のMAXムエタイで新たにスーパーライト級のタイトルマッチに挑み見事KO勝利を収めている。
前回の対戦では、宍戸はジャオウェハーの強烈な右ミドルキックに大苦戦。延長ラウンドの末の判定勝ちで王座を守った。
「不完全燃焼だった」という宍戸は今回の試合にあたり、ヒジによる攻撃を認めた旧SBルールの採用を希望。もともとヒジ打ちを得意としており、相手の額を切り裂いてのKO勝利も多かった宍戸。まさに“立ち技何でもあり”のルールで自身の集大成を飾ることができるのか…。
今大会は「宍戸大樹引退記念チケット」(7000円)を発売。券面には宍戸オリジナルデザインが施され、ジム利用優待券や限定グッズも付いたレアなスペシャルチケットとなっている。シュートボクシング公式オンラインショップ( https://shop.shootboxing.org/products/list.php?category_id=24 )などで購入できる。
“ミスターシュートボクシング”宍戸大樹が4月3日大会での引退を発表
立ち技総合格闘技シュートボクシング(SB)の2016年最初の大会となる『SHOOT BOXING 2016 act.1』(13日、東京・後楽園ホール)で、SB東洋太平洋ウェルター級王者・宍戸大樹が4月3日に後楽園ホールで行われる大会をもって現役を引退することを発表した。
後半開始前にリングに上がった宍戸は「4月3日の後楽園ホール大会での試合を最後に引退させていただきたいと思います。20歳の時から19年間、シュートボクシング一筋で頑張ってきました。自分が経験したことを後に続く者たちへ伝えて行きたいと思っています。最後の試合、まだ相手は決まっていませんが、最後、みなさんにシュートボクシングを応援していて良かったと思っていただけるような、最高の試合をします」と挨拶した。
シーザー武志SB協会会長は「残念ですけど、本人がどうしてもということだったので。『あと5年ぐらいやったらどうだ』と言ったんですが…。シュートボクシングという競技に関しては、今までのプロの選手の中で、彼が一番長くやった選手。僕よりも(試合数は)多いです。なので彼のことを『ミスターシュートボクシング』と呼ばせていただきます」と宍戸をねぎらった。
対戦相手については後日発表されるが、大会後の会見でシーザー会長は「候補は何人か上がっている。みんながびっくりするようなカード」と話した。
12・1シュートボクシング サワーが弘中を圧倒 鈴木はザカリアに完敗
今年創設30周年を迎えたシュートボクシング(SB)の記念大会『SHOOT BOXING 30th Anniversary GROUND ZERO TOKYO2015』が1日、東京・水道橋のTDCホールで開催された。平日の夜にもかかわらず、前売り券は完売。超満員札止めの3310人のファンが駆け付けた。
メーンではS-cupを4度制したアンディ・サワーと先日、修斗世界ウェルター級王座を返上したばかりの弘中邦佳が対戦。サワーが3-0の判定で勝利を収めた。
2人は約1年前に対戦し、サワーがKO勝ち。弘中にとっては1年越しのリベンジマッチだった。
試合はサワーが圧倒。弘中はそのタフさでダウンこそ奪われなかったものの、サワーのパンチの連打、首相撲からのヒザの連打に防戦一方。時折放つフックも文字通り単発に終わり、サワーの牙城を崩すには至らなかった。
年末の「RIZIN」でのMMAデビューを控えるサワーは試合後「大晦日のリハーサル的な形で今日は力を尽くそうと思いましたが、怪我もあり、うまく行きませんでした。RIZINですべてを出します」挨拶。試合中に片足タックルを見せる場面もあったのだが、会見で「MMAの練習の成果を見せました」と語るなど、心はすでに大晦日にあったようだ。
今後については契約済みの2試合を消化した後はMMAとシュートボクシングに専念するという。
12・1SB『GROUND ZERO TOKYO 2015』 RENAがRIZINと過酷な2連戦
今年30周年を迎えた立ち技格闘技シュートボクシング(SB)の年内最後の大会となる『~SHOOT BOXING 30th ANNIVERSARY ~GROUND ZERO TOKYO 2015』(12月1日、東京・後楽園TDCホール)のカード発表会見が10日行われた。
年末のRIZINで総合格闘技デビューを果たす、SB世界女子フライ級王者のRENAがグレイシャア亜紀と対戦する。
RENAは短期間で初挑戦のMMAを含む2連戦と過酷な12月となるが「厳しい2連戦になったが、今はぶっつぶれてもいいと思えている。こんなことは今まで思ったことはない。今後のことは正直、今は考えていません。グレイシャアさんは尊敬する選手で、そういう選手と拳を交えることができるのはありがたいことなんですが、ここは私のリングなので壁は軽く越えさせてもらいたいと思います」と語った。
同じくRIZINに出場するアンディ・サワーも修斗世界ウェルター級王者の弘中邦佳と対戦。昨年11月にKOでサワーに敗れている弘中にとってはリベンジマッチ。「大どんでん返しをしてみせる。アンディは大晦日も出るみたいですが、できれば代わりに僕が出ようかな、という気持ちでいます。今回はシュートボクシングの戦い方でしっかり戦う。対策はしっかり立てているのでKOできると思っている。アンディにはMMA挑戦を断念させるくらいのつもりでやりたい」と話しており、サワーもRENA同様過酷な2連戦となる。