愛知県一宮市を中心としたエリア「尾州」で育まれてきた高品質で多彩な表情を持つ「尾州テキスタイル」の魅力を伝えるワークショップが、2019年3月13日渋谷のFabCafe Tokyoで開催。ファッショントレンドに敏感な20代の女性が参加した。
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尾州テキスタイルを身近に感じるワークショップが開催
尾州テキスタイルのファッション性を発信し、ファッションの街・渋谷で尾州テキスタイルを楽しんでもらおうと、2016年から始まった「渋谷おみやげプロフェクト」。これまで、同プロジェクト限定オリジナルグッズの開発、ツイードランとのコラボ、カフェイベントなどを実施。その第三弾として、「尾州テキスタイル」に実際に触れ、自分らしい春のファッションを作り出していく「尾州ファッションワークショップ」が8日、渋谷の「FabCafe Tokyo(ファブカフェ東京)」で開催された。イベントでは一宮市の中伝毛織の中島君浩 副社長が尾州テキスタイルについての講演を、ハッピープリンター・杉原彩子クリエイティブディレクターが、ワークショップを行った。
尾州テキスタイルを使った「尾州ファッションワークショップ」が渋谷で開催!
愛知県一宮市を中心としたエリア「尾州」で育まれてきた高品質で多彩な表情を持つ「尾州テキスタイル」の魅力を伝えるワークショップが、渋谷のカフェで開催。ファッショントレンドに敏感な20代の女性が参加した。
繊維の街・一宮×ファッションの街・渋谷“スペシャルコラボカフェを展開”
毛織物の街一宮市の魅力が楽しめるカフェが渋谷に期間限定オープン。さまざまな展示やオリジナルメニューを展開した。
渋谷のkawara CAFE&DININGとコラボレーションした「BISHU CAFE(びしゅうかふぇ)」では、愛知県一宮市で生産される『尾州(びしゅう)毛織物』の魅力を広く紹介。『尾州毛織物』は英ハダースフィールドや伊ビエラと並ぶ高級毛織物の世界三大産地の一つで、そのウール生地は海外のファッションブランドでも服地として多く採用。高品質な素材として世界から、高く評価されている。店内にはこの『尾州毛織物』の生地を天井や壁などに使用して店内を装飾し、「シャトル」や「チーズ」といった毛織物を製造するために必要な用具なども展示。さらに毛織物関連の書籍や毛織物製造工程の映像も上映。『尾州毛織物』の魅力を知ることができる特別な空間を展開した。オープン初日には、中野正康一宮市長も来場し、「繊維の街一宮を、渋谷でアピールできる絶好の機会をいただき、大変うれしく思います。2年前に市長になってから、繊維の街として一宮を盛り上げようと動いてきました。渋谷区の長谷部区長の奥様が一宮出身という事もあり、今回ファッションに敏感な若い人が集まる渋谷で、このようなコラボレーションイベントがで開催できた。この機会に、一宮の毛織物の良さを若い人に知っていただきたいと思っています」と挨拶。
また、応援に駆け付けた長谷部渋谷区長に店内を案内しながら展示物の説明し、尾州毛織物で作った小物をプレゼント。長谷部区長は、「伝統ある一宮の毛織物を渋谷で紹介できるご縁に感謝します。渋谷に来る若い人が興味を持ってくれたらと期待します」と今回のコラボレーションの実現を喜んだ。また、店ではモーニング発祥の地としても有名な一宮にちなみ、オリジナルのモーニングメニューも提供。食べた人は、ボリュームと味に「とてもおいしいし、お腹いっぱいになって大満足」と絶賛していた。
来て、見て!もっと知って!尾州毛織物
日本最大の毛織物の産地である一宮市は、世界のハイファッションブランドにも品質の高さが認められる尾州毛織物を提供している。とはいえ、その高い評価は、国内はおろか、一宮の市民にさえ、行き渡っていない。世界に誇れるものが自分の街で作られている。その自信が一宮市、ひいては日本を元気にする。そのためには何が必要か? この2月と3月に、『一宮市主催 地方創生発信型イベント』が東京都渋谷区と愛知県一宮市で3回に渡って行われた。
木曽の清流に映え、心ふれあう躍動都市 一宮市で「尾州」に触れて
世界も認める、尾州毛織物
一宮市を含む尾州地域は昔から繊維とともに生きてきたエリア。肥沃な濃尾平野、木曽川の水は繊維産業の発展に寄与してきた。江戸から明治に変わるなかで、尾州は毛織物に注力し、今もなお国内最大の生産地として、国内総生産の8割を担う。