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山内ケンジ | TOKYO HEADLINE
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離婚を考えている人におススメ !?『相談者たち』城山羊の会

2017.11.23 Vol.700

 CMディレクターの山内ケンジが2004年に「CMディレクター山内健司の演劇」として演劇活動を始め、2006年に「城山羊の会」を発足。もう13年になるのだが、その間、「つまらなかった」という感想はほとんど聞いたことがない。高いレベルの作品をコンスタントに発表し続けているのは驚異的。

 山内の作品は人間関係を深く鋭く、そしてユーモアに満ちたセリフで描き切る大人の会話劇。

 今回は「別れ話」についてのお話。山内曰く「人間には簡単に別れられる人間と、とても苦労して別れる人間の2種類がいる」と。別れといってもいろいろあるが、今回取り上げるのは「離婚」。それも苦労して別れるほうの人間を中心に描く。

 この一番イメージしやすい別れを題材に「なぜこれほどまでに苦労をするのか」といったことを一緒に考えていく作品になるという。

 今、離婚を考えている人におススメ——できるかどうかは定かではないが、一助にはなるかもしれない? なるんじゃないかな? そのへんはご自分で判断を。

対象とか場面は違えど「抗う」人を見るのは面白い Wけんじ企画『ザ・レジスタンス、抵抗』

2016.04.10 Vol.664

 Wけんじと聞くとある一定の世代の人は「やんなっ」でおなじみの東京の漫才コンビを頭に浮かべるかもしれないが、お亡くなりになられているので、もちろんそっちの話ではない。

 城山羊の会の山内ケンジと青年団のベテラン俳優である山内健司という2人の“けんじ”ががっぷり四つを組んでの新企画。
 山内ケンジも本名は「健司」で2人は同姓同名。もともとCMディレクターであるケンジが演劇活動を始めた当初は「健司」で活動していたのだが、青年団に山内健司がいたことから途中で改名し、現在に至る。

 今回のお話は山内ケンジ曰く「山内健司さんが抵抗し、社会から『無駄な抵抗はやめろ』と言われる物語。 同時にわたしである山内健司の抵抗でもあります」とのこと。会社や家庭での問題。性欲の減退や更年期に抗いながらたどりついた男の顛末が描かれる。

 公演中、28日には平田オリザ×山内ケンジ、1、4(夜)、6日にはWけんじ(山内ケンジ×山内健司)、10日には岩井秀人(ハイバイ)×山内ケンジのアフタートークもある。前売り完売の回もあるが、当日券はわずかながら出るので気になる人はぜひ!

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