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山岸門人 | TOKYO HEADLINE
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佐藤アツヒロ、最新主演舞台で「心の汗、かいています」

2019.04.11 Vol.Web Original



 佐藤アツヒロが主演する舞台『hymns(ヒムス)』が11日、銀座・博品館劇場でスタートした。

 スズカツの愛称で親しまれる鈴木勝秀の脚本・演出による舞台。人間の内面を描いたオリジナル3部作の最後の作品として、2008年に佐藤主演で初演された。本作はその再演にあたるが、主演の若き画家が中年の画家に、初演時にはいなかったキャラクターが登場するなど2019年版にアップデートされている。

 佐藤演じる画家オガワが、入れ代わり立ち代わり登場するマネージャーである友人や画商、ミステリアスな男たちと、ユーモアも交えた突き刺さる言葉を交わしながら展開していく会話劇。ステージはモノトーンで、セットもミニマム。むき出しのスピーカーからは轟音が響く。終盤はハラハラドキドキや「生きる」というのはどういうことなのかという問いを見ている側も突きつけられる。

鳥肌実、森下くるみらを迎え 伝説のホラー劇『山犬』を再演

2014.08.03 Vol.623

 独特の風貌と過激な演説芸で「ハプニングアートの極北」と評される鳥肌実、AV女優として一世を風靡し、現在は女優・作家として幅広く活動する森下くるみといった異色のキャストを起用しての舞台、OFFICE SHIKA PRODUCE『山犬』の上演が8月7日から始まる。

 作品の作・演出、そして出演の丸尾丸一郎曰く「2006年に初演したんですが、ふだん劇団鹿殺しでやっているような王道のエンタメ芝居以外にも引き出しを増やしたいと思って、ちょっと毛色の違う作品をわざとやってみたんです。ホラーで少人数で密な芝居。今から考えると脚本の詰めが甘いところや、ネタが滑ったところがあったので、もう一回『山犬』をやってみたいと思ったんです。なので脚本も演出も大きく変わっています。ホラーの一言では片付けられないような、“なんだったんだこれは?”という得体のしれない舞台にしたいと思っています」

 誰もその名前に覚えがない同級生「テラニシカツヒコ」から届いた手紙をきっかけに再会した3人の高校の同級生。彼らは手紙に導かれタイムカプセルを掘りに学校の裏山に行くのだが、そこで悲劇に遭遇する——というお話。

 鳥肌はこの謎の人物「テラニシ」を演じる。「鳥肌さんは以前から鹿殺しの舞台をよく見ていただいていたんです。再演にあたりこの狂気の役は鳥肌さんしかいないと。そして鳥肌さんと組み合わせるときに“これは普通の小劇場の女優じゃ難しいだろう”と思って森下さんに白羽の矢を立てました。初舞台なんですが、感情表現の豊かさや、日々の成長がすごいんです。努力の人です」

 OFFICE SHIKA PRODUCEでは1月にミュージシャンのCoccoを舞台に上げ、本格的な会話劇を展開。大きな話題を呼んだ。そして今回は鳥肌、森下を起用。他ジャンルの才能を巻き込み、よそでは見られない作品を発表し続けている。

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