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山本“KID”徳郁 | TOKYO HEADLINE
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浅倉カンナvs浜崎朱加、宮田和幸vs山本アーセンが決定【12・31 RIZIN.14】

2018.11.22 Vol.Web Original

スーパーアトム級初代王者の座をかけて対戦
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが11月22日、「RIZIN.14」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カード2試合を発表した。

 昨年行われた「女子スーパーアトム級トーナメント」の覇者・浅倉カンナと元Invictaアトム級王者の浜崎朱加が対戦する。

 この対戦はスーパーアトム級のベルトを制定し、その初代女王の座をかけた一戦となる。

 浅倉はRIZIN初出場となった2016年のアリーシャ・ガルシア戦こそ敗れたものの、翌年4月大会で初勝利。10月大会から行われたトーナメントでは大晦日の決勝でRENAを破り、見事優勝。今年7月にはRENAとの再戦にも勝利を収め、名実ともにRIZIN女子アトム級の頂点に立った。

 浜崎は今年5月にRIZIN初参戦。初戦こそ判定勝利に終わったが、9月大会ではDEEP JEWELSアトム級王者・黒部三奈との王者対決に臨み、アームロックで1R一本勝ちと本来の実力を見せつけた。

 参戦当初は「誰とでも戦う」という姿勢だったのだが、黒部戦以降は「浅倉戦の準備はできている」と対戦をアピールしていた。

宇野薫がKIDさんとの思い出語る「僕は彼にあこがれていたんだと思う」

2018.11.04 Vol.Web Original

2005年にHERO’Sで対戦「試合中に楽しくなったのはあの試合だけ」
 9月18日に逝去した総合格闘家の山本“KID”徳郁選手の「お別れの会」が11月4日、都内の青山葬儀場で行われ、多くの格闘家がKIDさんに別れを告げるため足を運んだ。

 2005年にHERO’Sで対戦経験のある宇野薫はKIDさんの訃報を聞いた時に「言葉が出なかった」と話した。

 その対戦については「試合中に楽しくなったのはあの試合だけ。試合中、彼の打撃が怖かった。その中で自分がトレーニングしてきたボクシングテクニックをうまく出せた。パンチが当たらなかったことに対してのうれしさもありながら、怖さとのぎりぎりの瀬戸際。それが逆に楽しくなってきた」などと振り返った。

 そして「楽しい時期を一緒に過ごさせてもらった。彼のお陰で楽しかった。僕は彼にあこがれていたんだと思う。ファイトスタイルもそうだし、期待に応えられるというところにあこがれていた。交流的なものは現役生活が終わったらしたいとは思っていたが、それはかなわなかった」と悔やんだ。

 最後に改めて「KID選手にはありがとうというお礼の言葉しかない。僕はもうちょっと、彼の分とは言わないまでも、まだやらせてもらえるんで、挑戦していきたい」と話した。

KIDさんお別れ会で魔裟斗が「お疲れ様でした。KID、今までありがとう」

2018.11.04 Vol.Web Original

「KRAZY BEE」選手代表の矢地祐介は最後は涙をこらえきれず
 9月18日に逝去した総合格闘家の山本“KID”徳郁選手の「お別れの会」が11月4日、都内の青山葬儀場で行われた。

 会にはゆかりの格闘家はもとよりスポーツ選手、アーティストら多くの参加者が訪れ、故人をしのんだ。

 弔辞では父親の山本郁榮氏が、「姉の美憂が幼いころに怒られてベランダに出された時に“お姉ちゃんを許してください”と懇願し、“ダメなら僕も一緒に出ます”とベランダへ出た思い出があります」などと幼いころのエピソードを語った。

 所属ジム「KRAZY BEE」の選手代表として弔辞を送った矢地祐介は15歳で前身である「KILLER BEE」に入会した時にKIDさんに「頑張れよ、いっぱい練習して強くなれよ」と声をかけてもらったこと。それからずっとKIDさんを追いかけてきたこと。そして今では大きな舞台で活躍するようになり、KIDさんとジムに恩返ししていこうと思った矢先の訃報に悔しい気持ちであることなどを語った。最後は嗚咽を漏らしながら「そっちに行った時には、またいろんなアドバイス、いろんなテクニックを教えてください」と声を振り絞った。

山本美憂が亡きKIDさんに捧げる執念の判定勝ち【9・30 RIZIN】

2018.10.01 Vol.Web Original

2年前に敗れたウィンにきっちりリベンジ
「RIZIN.13」(9月30日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で山本美憂がアンディ・ウィンを判定で破り、9月18日に急逝した山本“KID”徳郁さんに勝利を捧げた。

 2人は2016年に対戦し、その時はウィンが腕十字固めで勝利を収めている。美憂にとってはリベンジがかかった試合でもあった。

 美憂は1Rからタックルを決めまくり、テイクダウンに成功するとこつこつとボディーにパンチを放ち、ウィンのすきをうかがっては強烈なパウンドや鉄槌でウィンを削っていく。

 前回の対戦ではウィンが下から美憂の動きをコントロールしフィニッシュにつなげたのだが、この日の美憂はウィンの下からの攻撃をしっかりと阻止。常に有利な展開を作っていく。

山本美憂「リングに立つことがKIDの望んでいること」【9・30 RIZIN】

2018.09.28 Vol.Web Original

「トレーニングはトレーニングで集中しなきゃいけない」
「RIZIN.13」(9月30日、埼玉・スーパーアリーナ)の全選手インタビューが28日、東京都内で開催された。

 大会直前の9月18日に弟である山本“KID”徳郁が急逝した山本美憂も会見に姿を見せた。

 美憂はコンディションについては「いろいろありましたが、トレーニングはトレーニングで集中しなきゃいけないということは小さいころから教わってきたので、それは大丈夫。あとは体調を万全にしてリングに上がるのみ」と話した。

 試合が行われないのでは?という憶測もあったが「自分がMMAをやっている目的や、なぜやっているのか、私たち家族やチームがひとつになってやっているので、みんなはどういう気持ちなのか、そして自分の一番の師匠は何というかを考えたら出るべきだと思った。リングに立つことが彼の望んでいることだし、今まで教えてくれたこと。以上!」と気丈に語った。

堀口恭司 KIDさんの「いいじゃん、いいじゃん」という言葉が頭に残っている【9・30 RIZIN】

2018.09.27 Vol.Web Original

「RIZIN.13」のメーンで那須川天心と世紀の一戦
「RIZIN.13」(9月30日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する堀口恭司が9月27日、東京都内で公開練習を行った。

 堀口はメーンでキックボクシングルールで那須川天心と対戦する。

 この日は3分間のシャドーを披露。いつもの公開練習のようにタックルのフェイントといった動きはもちろんなく、パンチに回し蹴り、ヒザ蹴りをまじえた軽快な動きを見せた。

 練習後の会見では「ATTで打撃をメーンに練習してきた。ATTにはキックのトレーナーもいるので、そういう人に見てもらっていた。(栃木の空手道場)一期倶楽部では二瓶さんの一番下の息子さんに練習を見てもらった。当日も裏についてくれてアップを手伝ってくれることになっている」とここまでのトレーニング状況について話した。

38歳まだまだ進化中のリオン武が「KIDさんに少しでも恩返ししたい」【9・23修斗】

2018.09.24 Vol.Web Original

“伝説の王者”が現王者を破る
「プロフェッショナル修斗公式戦」(9月23日、東京・後楽園ホール)のメーンで現環太平洋フェザー級王者のTOMAと元世界ライト級王者のリオン武が対戦。3-0の判定でリオンが勝利を収め、まだまだ衰えることのない実力を見せつけた。

 1Rからともに距離を探り合う緊張感の漂う展開となったが、リオンはパンチのフェイントからのタックルを決めテイクダウンに成功するなど的確に要所を押さえていく。TOMAは変則的な蹴りで局面の打開を図るが、リオンはそれに合わせてタックルを決めるなどキャリアの違いを見せつける。

 勝負は判定となり2人が30-27、1人が29-28の3-0でリオンが制した。TOMAも決して一方的に攻め込まれていたわけではないのだが、ラウンドの終盤は常にリオンが攻撃して終わるなど、ここでもキャリアの違いを感じさせた。

 リオンは試合後のマイクで現在、CRAZY BEEで練習していることを明かし、「38歳でもまだ強くなれている。もっと強くなってCRAZY BEEを作ってくれたKIDさんに少しでも恩返ししたい」などと9月18日に急逝した山本“KID”徳郁さんへの思いを口にした。

KIDさんの急逝に山本美憂が「勝って弟にいい報告をしたい」とコメント【9・30 RIZIN】

2018.09.20 Vol.Web Original

榊原氏「前向きに戦うことが弟への手向けになると思っているよう」
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが9月20日、東京都内で会見を開き、榊原信行実行委員長が18日にガンのため亡くなった山本“KID”徳郁さんについてコメントした。

 会見ではまず「RIZIN.13」(9月30日、さいたまスーパーアリーナ)に参戦する山本美憂の「この度の事で皆様にご心配をお掛けしていますが、私、山本美憂は9月30日のRIZIN.13は予定通り出場いたします。もちろん勝って弟にいい報告をしたいと思いますので応援よろしくお願いします! 皆様、沢山の励ましのメッセージを頂き本当にありがとうございます!」というコメントが発表された。

 続けて榊原氏は美憂の様子について「先ほども本人と電話で話をしたが、“戦いたくて戦いたくて、リングに上がりたくて最後までガンと戦った弟に捧げる試合として必ず勝つ。勝利を弟に届けたい”という思いでリングに上がることに関しては何のブレもなくトレーニングを始めている」と話した。そして「そうはいってもいろいろな葛藤の中でこのリングに上がる山本美憂に声援を送ってほしいし、我々としても彼女が厳しい状況の中でしっかりリングに上がれるようなサポートはしていきたい」などと話した。

 また「本人は気丈だった。今は試合に集中することが、悲しみやいろいろなものに引きずられないためのいいバランスになっているのかなと思う。前向きに戦うことが弟への手向けになると思っているようだ。そういうことを会話の中から感じた」と美憂の心中をおもんぱかった

那須川天心が堀口戦「KIDさんに見てほしかった」【9・30 RIZIN】

2018.09.19 Vol.Web Original

9・30「RIZIN.13」で堀口恭司と世紀の一戦
「RIZIN.13」(9月30日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する那須川天心が9月19日、千葉のTEPPEN GYMで公開練習を行った。

 那須川は今大会、昨年行われたバンタム級トーナメントを制した堀口恭司とキックルールで対戦する。

 この日は3分間のミット打ちを披露したのだが、パンチの連打にミドルキックの速射砲、時折飛びヒザ蹴りを交えるなど多彩な打撃を披露。終了のブザーをオーバーしてミットを蹴り続けるなど、気迫のこもった練習を公開した。

 練習後の会見では「前回のロッタン戦では追い込みすぎて当日までなかなか疲れが取れなかった。そういった経験から今回はキレとかスピードを重視している」と練習内容を微調整していることを明かした。そして「今回の試合に臨む期間で相当レベルアップしていることは感じている。普段の生活だったり食べ物のことも勉強している。そういう部分が生きてきたと思う」と話した。

髙田延彦がガン闘病公表のKIDにエール

2018.08.28 Vol.Web Original

「俺はよみがえってくると思う。それだけのハートを持った男」

 RIZINの髙田延彦統括本部長が8月27日、元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏との番組「髙田横粂の世相談義」(FRESH!で月曜21時〜不定期配信中)内で、先日、ガンで闘病中であることを発表した山本“KID”徳郁へメッセージを送った。

 髙田氏は「なんとか彼の持つ強靭な精神力で病を撃退して、またみんなの前に元気な姿を、できることなら試合を見せてほしい。回復を心から見守りながら、日本のファンの前で、あるいは世界に向けても彼の試合を見せてもらえる、そんな日を待ち続けたいと思います」と話した。そして「この話を聞いた時には目の前が真っ暗になった。でも俺はよみがえってくると思うよ。それだけのハートを持った男ですから」と続けた。

12・31RIZIN 山本美憂とアーセンともに腕十字で一本負け

2017.01.01 Vol.681

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」が12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。
 9月大会に続き母子での参戦となった山本美憂と山本アーセンは奇しくもともに腕十字固めで一本負けを喫するという結果となった。

 先に登場した美憂はアメリカのKOTC王者アンディ・ウインと対戦。課題とされた打撃への対策も抜かりなく、得意のタックルでテイクダウンを奪ったものの、もうひとつの課題だった“上になってからの攻撃”で決めきれず、逆に下からの腕十字で右腕をとらえられる。ラウンド終盤でタップせずしのぐ美憂だったが、レフェリーがストップ。1R4分41秒、腕十字固めで敗れ、総合格闘技2連敗となった。

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