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山脇千栄 | TOKYO HEADLINE
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これまでの鼓童のイメージをくつがえす新たな試み 新作公演『巡-MEGURU-』が11月よりスタート

2018.09.15 Vol.web original

 新潟県佐渡島で指導し、1981年に結成された「鼓童」。日本の伝統的な和太鼓を中心とした舞台は、日本のみならず世界で高く評価されている。そんな鼓童が、新作公演『巡-MEGURU-』の日本全国ツアーを11月から開催する。「今度の『巡』では太鼓のイメージや固定概念を変えたいと思っています」と住吉佑太。11月の公演は、その住吉が演出を担当、ほぼすべての曲を作っているという。

住吉「太鼓というと若い人は、鉢巻きを巻いて上半身裸の男性が、夏祭りでドンドンっていうイメージをお持ちじゃないですか? 実際にそういうふうにも言われますし、生で見た事がある太鼓の演奏は、大体がそんな感じだと思います。ただ僕はもう少し音楽的で、パフォーミングアートとして成り立っているというところを伝えたいなと。ですから、あえてメロディアスでポップに仕上げた曲を入れるなど、それまでのちょっと近寄りがたかった太鼓の印象を取っ払い、入り口をもっと広げて、多くの人に太鼓に触れていただく機会を作りたいと思っています。そんな気持ちから11月の公演は、自分たちと同世代の人が面白いと思ってもらえる作品というのを意識して、曲作りや演出をしました」

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