かねてから演劇界を牽引する新しい才能を次々と発掘してきたパルコ劇場が昨今注目しているのが劇団「柿食う客」の中屋敷法仁。
その代表作ともいえる『露出狂』は2010年の劇団での初演時は女優14人による作品だった。それを2012年にパルコ劇場がプロデュース公演としてキャストを男優のみに大胆にリニューアルして上演。キャストの約半数がオーディションでの選抜とあって、熱気と野心にあふれた作品となった。
今回はよりパワーアップしてオーディションで28人を選抜。総勢32人によるキャストで14人×3チームを結成。うち1チームは23歳以下の俳優だけとよりいっそう熱気と野心にあふれる作品となる。
高校のサッカー部という濃密で複雑な人間関係で構築された閉鎖的空間を舞台に、さまざまな感情をぶつけ合いながら少しずつ成長していく姿を描き、「青春とは何か」という問いに愚直に挑んでいく。