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平本 | TOKYO HEADLINE
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6.18、K-1さいたま大会の追加カード発表 

2017.04.27 Vol.689

 6月18日(日)にさいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ大会で行われる「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN?第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント?」の追加カード発表が26日、都内の会場で行われた。新生K-1が誕生して、初進出となるさいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナでの大会とあって、ファンの期待が高まるカードがそろった。

 4月22日の大会で山崎秀晃に勝利し、2度目の防衛に成功したスーパー・ライト級王者ゲーオ・ウィラサクレックは、野杁正明と対戦。ゲーオの3度目の防衛となるタイトルマッチが行われる。両者は昨年の世界最強決定トーナメント準決勝で対戦し、ゲーオが判定で勝利。野杁にとっては、リベンジマッチとなる。4月に続き連続参戦となるゲーオは「いつでも戦う準備ができているので特に問題はない。野杁選手と戦えるのはうれしく思う。強くて怖い選手ですが、全力で挑んで防衛します」とコメント。一方野杁は「僕がベルトを取るのはここしかない。今までの格闘技人生の全てを賭けて取りに行きたい」と決意を述べると「前回ゲーオと戦った時は作戦を練らず、自分を出しましたが、今回は(小比類巻)会長と新しいトレーナーと作戦を練っている。新しい対策がどこまで通用するかですね」と試合に向けて準備を整えている事を示唆した。

 スーパーファイトでは、フェザー級で、ゲーオと同じく4月大会にも出場した武尊が連続参戦。またスーパー・ライト級では平本蓮の出場が発表された。2人の対戦相手は、元K-1ファイター・アルトゥール・キシェンコのジムに所属する兄弟選手。武尊は弟のブバイサ・パスハエフ、そして平本は兄のウマル・パスハエフと対戦する。会見4日前の4月大会で受けたローブローのダメージが心配される武尊だが「新生K-1になって初のさいたま大会なので、俺が出ないとダメだろうと思っていた。すぐ相手を決めてくれて良かったです。昔K-1で活躍した選手が育てている選手だし、アグレッシブなファイターと聞いてすごい楽しみ」と連続出場も意に介さず、初のさいたま大会へ期待を膨らませていた。平本は、対戦相手のウマル・パスハエフの「相手にとって不足はない。自分のキャリアのためにもこの試合は絶対に負けるわけにはいかない」というコメントが読み上げられると「(階級を上げたことで)今はベストの状態。減量のための練習ではなく、試合のための練習ができる。もっと強くなって、すごい試合ができる自信はあります。前回トーナメントを経験してみて、とても大切な宝物になった。それを生かして頑張ります」と自信をのぞかせた。

 ロシアの兄弟参戦に対抗するわけではないが、日本人では西京春馬、西京佑馬兄弟の出場が発表。小澤海斗と対戦が決定している春馬に加え、4月大会のプレリミナリーファイトでプロデビューを飾った佑馬が連続参戦。デビュー戦でありながら、1RKO勝ちというインパクトを残したことが評価され、出場が決定した(対戦相手は未定)。春馬は「いい勝ち方をして、西京兄弟が一番良かったと言わせたいです」と言うと佑馬も「いつも通り追い込んで、しっかり倒せるように頑張ります」とコメントした。

 なお、平本は、5月13日(土)新宿FACEで行われるKHAOS.2で、父の俊幸さんを相手にミット打ちを披露、また西京兄弟もエキシビションマッチを行うことも決合わせて発表された。

3・20「Krush.64」泰斗インタビュー「みんな平本選手に期待していると思うけど、僕にも意地があります」

2016.03.14 Vol.662

 3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]でK-1甲子園2014王者・平本蓮と対戦する泰斗のインタビューを公開。

――トーナメント1回戦(1・17「Krush.62」、早坂太郎にKO勝利)のあと、どのくらいで練習を再開したのですか?
「今回はいつもみたいに練習を休まず、試合の2日後からフィジカルトレーニングを再開しました」

――特にダメージはなかったのですか?
「早坂選手のミドルキックをもらって腕が少し腫れたくらいで、練習に支障をきたすようなダメージはなかったです」

――試合映像もチェックされていると思いますが、早坂戦を振り返っていただけますか?
「今の話にもつながりますけど、左ミドルをモロにもらいすぎですね(苦笑)。3Rは自分から出てKOできましたけど、試合を見ながら1~2Rまでは『何でもっと行かないんだ?』と思ったし、もっと自分から攻めることができた試合だったと思います」

――苦戦しながらも最後はKOするなど、泰斗選手の底力を感じる場面もありましたが、ご自身では反省点のほうが多いようですね。
「そうですね。僕的にはもどかしい試合でした」

――そして準決勝では平本選手と対戦が決まりました。1回戦をクリアすれば次は平本選手になると予想していましたか?
「はい。順当に行けば平本選手が勝ち上がって来るだろうなと思っていました」

――対戦相手として平本選手にはどんな印象がありますか?
「ボクシングが上手くて踏み込みもいい。蹴りはテンポよくポンポン蹴る感じですよね。パワーはあまりないけど、スピード・テクニックがある印象で、結構打たれ強さもあると思います」

――泰斗選手も色々な選手と戦ってきましたが、ずばり平本選手はトップクラスの選手だと思いますか?
「勢いには乗っていると思います。ただ木村”フィリップ”ミノル選手やマサロ・グランダーのように強い選手と対戦経験はあっても、勝ってはいないじゃないですか。だからそこはどうなんだろうなって感じですよね」

――平本選手はK-1甲子園2014王者で年齢も17歳。多くの人が期待している選手です。泰斗選手としては周囲の期待通りにはさせないという気持ちはありますか?
「ありますね。平本選手はデビュー前からほとんど苦労せずにここまで来たと思うし、そんなに辛い経験をしてないと思うんです。そういう選手に負けたくないし、負けるつもりも一切ないです。世の中そんなに甘くないぞっていう意地を見せたいです」

――泰斗選手は決して順調なキャリアではなく、悔しい想いもたくさんしてきたと思います。でもプロとして戦ってきた意地やプライドはありますか?
「意地はありますよ、本当に。僕は勝ちと負けが同じくらいで戦績は全然良くないと思います。でも僕にも意地があるし、今回は気持ちの勝負です。絶対に負けないです

――あと2つ勝てばベルトも手に入りますが、今は平本戦にすべてをかけていますか?
「はい。ベルトも決勝のことも考えてないです。ここで勝てば勢いに乗れると思うし、平本選手に勝てば僕の評価も上がるはず。みんな平本選手推しで、平本選手に期待していると思うけど、僕も意地を見せます」

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