透明感のあるボーカルに、その連なりが作るハーモニー、そして清らかなメロディーからなる楽曲の数々を発表してきたアイルランド出身の兄弟バンドの最新作。1995年にデビューしてから、数々の名曲を発表、確かな結果を残しつつも2005年に活動休止。それから10年のインターバルを経ての本作は、美しくエモーショナル。楽曲はもちろん、メロディーの一遍、フレーズの一つひとつが涙腺を刺激する。アルバムには、タイトル曲のほか、先行シングル『ブリング・オン・ザ・ナイト』、彼らのルーツを感じる『ジェリーズ・リール』など全12曲を収録。収録曲のうち8曲は、ボン・ジョヴィや、ミシェル・ブランチ、シェリル・クロウなどを手掛けたジョン・シャンクスがプロデュースを担当。
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年末年始のサウンドトラック「東京スカ・プレイズ・ディズニー」 東京スカパラダイスオーケストラ
世界中の老若男女に愛されるディズニーの音楽。空前のヒットとなった『アナと雪の女王』の『レット・イット・ゴー〜ありのままで〜』を筆頭に、ディズニー音楽には数えきれないほど名曲があり、オリジナルとともに、ロックやエレクトロニックミュージック、ダンスミュージックにアレンジされたりして新たなアレンジでも楽しまれている。本作はスカ! 日本が誇る東京スカパラダイスオーケストラがスカサウンドでカバー。『レット・〜』のほか、『星に願いを』『小さな世界』『ミッキーマウス・マーチ』など全8曲を収録した。『ホール・ニュー・ワールド』では、話題の姉妹ユニットのチャラン・ポ・ランタンが参加。新解釈のディズニー音楽から刺激を受けられそう。
年末年始のサウンドトラック「When The Morning Comes」 A Great Big World
水晶を思わせる楽曲で世界を夢中にさせるニューヨーク出身のピアノポップデュオ、ア・グレイト・ビッグ・ワールドの最新作。ピュアで大自然を音にしたような壮大さ、美しいメロディーは、膨らみ切った期待を裏切らない。目を閉じて楽曲に耳を傾ければ頭上に大空が広がり、はるか遠くに地平線も見えてきそうな気がしてくる。美しく優美なアルバムだが、制作時には世界で愛された前作を超えるものを作ることができるのかというプレッシャーに押しつぶされそうになるときもあったというが、そのうえで音楽を作ること届けることの幸福を感じられたことで完成に至った。そうして作られた楽曲たちが、日々感じている悩みや、どうにもならないもやもやを洗い流してくれる。
年末年始のサウンドトラック「渋谷純愛物語2」SPICY CHOCOLATE
ヒット曲『ずっと』を生んだSPICY CHOCOLATEの『渋谷純愛物語』シリーズの第2弾が完成。収録曲は全13曲で、どの曲も胸がきゅんとするものばかり。『ずっと』を彷ふつとさせる『ずっとマイラブ feat. HAN-KUN & TEE』や『あなたと明日も feat. ハジ→ & 宇野実彩子(AAA)』『ミスキャスト feat. 大橋卓弥 (スキマスイッチ) & 奇妙礼太郎』など心に染みるミディアムソング、『Last Forever feat. 加藤ミリヤ & SKY-HI』などのダンサブルなナンバー、レゲエチューンまで、さまざまなサウンドにそれぞれの純愛ストーリーを乗せた。初回盤のDISC-2は本作収録曲のほか、他アーティストのヒットチューンを加えたミックスCDになっている。心が温まるアルバム。