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7・30 RIZIN 堀口が1RKOで所を粉砕

2017.08.02 Vol.Web Original

堀口は優勝宣言「自分が優勝しないとRIZINが盛り上がらない」
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)のメーンで同トーナメン1回戦、堀口恭司vs所英男が行われ、堀口が1R1分49秒、レフェリーストップによるTKOで勝利を収めた。

 カード発表時、衝撃を持って受け止められた2人の対戦。タイトルに挑戦するなどUFCで最も成功した日本人ファイターの堀口、片や所は2005年のHERO’Sでメジャー戦線に躍り出て以降、日本の総合格闘技界で重要なピースであり続けてきた。

 戦う場も違えば階級も違う。今まで交わることのなかった2人の対戦が今年、堀口がRIZINに電撃参戦したことから実現した。

 26歳の堀口に、若い若いと思われていた所ももう39歳。所はRIZINでは才賀紀左衛門、山本アーセンといった若い選手の前に立ちはだかり、常に“世代交代”というワードとともに戦いを展開。勝つことで自らの存在価値を高めてきた。

 今回、RIZIN側から1回戦での堀口戦をオファーされた時に、10年来、所のセコンドを務める勝村修一朗をはじめ周囲は反対した。しかし所は熟慮の末、対戦を決意。それは「グランプリに挑戦するのはこれで最後。そのグランプリで今一番強い選手に挑戦したい」という考えのもとの決断だった。

 会見で所自身が「100人いたら99人が堀口が勝つと思っていると思う」というように下馬評では堀口が圧倒的に有利。しかし「その1回をここに持っていきたい。自分ならそれができるはず」という所の言葉に「そういえば、所ってそういう選手だったよな」と思い返したファンも多かったはず。

7・30「RIZIN」「米がおいしすぎる!」堀口が日本米パワー?で所をKO宣言

2017.07.19 Vol.694

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)に出場する堀口恭司が19日、都内で公開練習を行った。

 堀口はバンタム級トーナメントの1回戦で所英男と対戦。この試合はメーンで行われることが発表されている。

 練習の拠点をアメリカに置く堀口は16日に帰国。「今ちょうど眠いところ」と時差ボケ中ではあったが、この日は1R2分のシャドーを披露。切れのいいパンチ、キックはもとより、高い打点の飛びヒザも披露。仕上がりの良さを感じさせた。

RIZIN出場の所、大塚、石橋が公開練習。所は「自分の持っているものを全部出して勝つ」

2017.07.11 Vol.694

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)のトーナメントに出場する所英男、大塚隆史、石橋佳大の3人が11日、都内で合同公開練習を行った。

 石橋はミット打ちとスパーリングの2Rでパンチ主体の動きを見せた。大塚はシャドーの1Rで打撃の動きを確認。所はZSTフライ級王者の伊藤盛一郎を相手にグラップリングのスパーリングを1R。実戦をほうふつさせる流れるような攻防を見せ、順調な仕上がり具合を感じさせた。

 練習後の会見では大塚は「暑いのは好きなので温かくなるのは問題ない。今一番ハードに練習をやれている時期で疲労が一番ピークの時期ではあるがケガもなくいい状態で進めている。(対戦相手のアンソニー・バーチャックは)打撃もできて、レスリング出身の選手なのでレスリング能力もあり、柔術のジムに行っている感じで下からの攻めも全部できる。もともとUFCで戦っていたので強い選手なんだろうとは思っている。多分、向こうの人はだいたい日本人をなめているので、外国人とやると燃えます。(DEEPのベルトを持ってこいと言っていることについては)なめてんだろうな。お前もなんか持ってこい、って感じですよね。なんで俺だけ持っていかなきゃいけねえんだって」と話した。

所英男らがモリカビュチスの遺族救済へチャリティproject開始

2017.03.13 Vol.686

 総合格闘家の所英男、勝村周一朗らが中心となって、昨年12月にリトアニアで亡くなったレミギウス・モリカビュチス選手(享年34歳)の遺族の救済のため「レミーガ追悼委員会(Japan)」を形成。日本の格闘家とファンからの追悼・支援金を集める「追悼チャリティTシャツ」販売を代行し、売上の一部を子供たちの養育費に充てていくこととなった。

 モリカビュチスは2000年にZSTに参戦し、所らとしのぎを削る。日本を主戦場にし、HERO’S、K-1 MAXという当時のメジャーイベントにも参戦した。HERO’S参戦に当たっては、モリカビュチスの視察に訪れた前田日明氏が対戦相手だった所にも興味を示し、所も参戦決定。これをきっかけに所がブレイクしたというエピソードもあり、所にとっては人一倍思い入れの強い選手でもある。日本を離れた後も2014年まで戦い、一時リングを離れていたが、2017年にカムバックを予定していた。

 モリカビュチスはリトアニアの政治不安定から幼少期に祖母のもとに預けられ、プロ格闘家となってからも祖母が亡くなる2011年までファイトマネーのほとんどを祖母の治療費に充てていた。その間に3人の子供を授かり、間もなく4人目が生まれる予定だった。

 4人の母親であるライモンダさんとモリカビュチスは周辺の環境もあり結婚はしていなかったのだが、間もなく婚約という状況での訃報。

 一家の大黒柱を失ったライモンダさんは4人の子供を抱え、仕事にも就けないことから収入が見込めず、またリトアニア国からも社会保障(遺族支援)を受けられないことから、現在はリトアニア格闘技界とファンからのわずかな支援金で生活をしている。

 追悼委員会では「レミギウス・モリカビュチス追悼HP」(http://www.athleteyell.jp/project/remyga/)を立ち上げ、3月2日~7月31日(事前予約販売制)までTシャツとタオルを販売する。詳細は同サイトで。

KIDを追いかけアーセンに追われる男 所英男 インタビュー

2017.01.06 Vol.682

一夜明け会見で榊原信行RIZIN実行委員長から乾杯の音頭のご指名を受けたのは所英男。それは31日の山本アーセン戦で大きなインパクトを残す勝利をあげたからにほかならない。会見後にその所に緊急インタビュー。

12・31RIZIN 山本美憂とアーセンともに腕十字で一本負け

2017.01.01 Vol.681

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」が12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。
 9月大会に続き母子での参戦となった山本美憂と山本アーセンは奇しくもともに腕十字固めで一本負けを喫するという結果となった。

 先に登場した美憂はアメリカのKOTC王者アンディ・ウインと対戦。課題とされた打撃への対策も抜かりなく、得意のタックルでテイクダウンを奪ったものの、もうひとつの課題だった“上になってからの攻撃”で決めきれず、逆に下からの腕十字で右腕をとらえられる。ラウンド終盤でタップせずしのぐ美憂だったが、レフェリーがストップ。1R4分41秒、腕十字固めで敗れ、総合格闘技2連敗となった。

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