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新納慎也 | TOKYO HEADLINE
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佐藤アツヒロ、最新主演舞台で「心の汗、かいています」

2019.04.11 Vol.Web Original



 佐藤アツヒロが主演する舞台『hymns(ヒムス)』が11日、銀座・博品館劇場でスタートした。

 スズカツの愛称で親しまれる鈴木勝秀の脚本・演出による舞台。人間の内面を描いたオリジナル3部作の最後の作品として、2008年に佐藤主演で初演された。本作はその再演にあたるが、主演の若き画家が中年の画家に、初演時にはいなかったキャラクターが登場するなど2019年版にアップデートされている。

 佐藤演じる画家オガワが、入れ代わり立ち代わり登場するマネージャーである友人や画商、ミステリアスな男たちと、ユーモアも交えた突き刺さる言葉を交わしながら展開していく会話劇。ステージはモノトーンで、セットもミニマム。むき出しのスピーカーからは轟音が響く。終盤はハラハラドキドキや「生きる」というのはどういうことなのかという問いを見ている側も突きつけられる。

歴史に埋もれた極めて特異なテーマ PARCO PRODUCE『BENTベント』

2016.06.26 Vol.669

 ナチス政権下のベルリンで行われていたユダヤ人の迫害をテーマとした作品は、小説、映画、演劇と数多い。しかし当時行われていたもうひとつの迫害、同性愛者へのそれについて描かれた作品はそうは多くない。『BENT』は歴史に埋もれたこの極めて特異なテーマを扱った作品。

 舞台はナチス政権下のドイツ・ベルリン。マックスは毎夜、女装のママが経営し、恋人のルディがアルバイトするクラブに入り浸っては好みの男をアパートに持ち帰る日々。しかしそんな生活は長く続かず、マックスとルディはナチスのホモセクシャル狩りに遭い、強制収容所送りになる。強制収容所に向かう途中、ルディはナチスになぶり殺される。失意のマックスが収容所に着くと、そこには同性愛者の印であるピンクの星をつけたホルストという男がいて、2人には精神を崩壊させるための過酷な強制労働が課せられる。そんな作業を繰り返しているうちに2人は心を通じ合わせていくのだったが…。

 過酷で救いのない状況に置かれながらも愛と尊厳を失わずに生きた男たちの物語を通じて、生きること、そして愛することについて深く考えさせられる作品。

PARCO PRODUCE『BENTベント』
【日時】7月9日(土)〜24日(日)(開演は日木・祝日14時、月水14時/19時、金19時、土13時/18時。火曜休演。※9日(土)は18時開演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】世田谷パブリックシアター(三軒茶屋)
【料金】全席指定 8800円/U-25チケット5000円(観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書。チケットぴあ・前売り販売のみ)
【問い合わせ】パルコ(TEL:03-3477-5858 [HP] http://www.parco-play.com/web/ )
【作】マーティン・シャーマン
【翻訳】徐賀世子
【演出】森新太郎
【出演】佐々木蔵之介、北村有起哉、新納慎也、中島歩、小柳友、石井英明、三輪学、駒井健介/藤木孝

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