Notice: Function _load_textdomain_just_in_time was called incorrectly. Translation loading for the all-in-one-seo-pack domain was triggered too early. This is usually an indicator for some code in the plugin or theme running too early. Translations should be loaded at the init action or later. Please see Debugging in WordPress for more information. (This message was added in version 6.7.0.) in /home/newthl/www/tokyoheadline/wp-includes/functions.php on line 6114
普及コーディネーター | TOKYO HEADLINE
SearchSearch

なでしこ高倉監督が危機感 4・9コスタリカ女子代表戦メンバー発表

2017.03.30 Vol.687

 日本サッカー協会が3月30日、会見を開き「キリンチャレンジカップ2017~熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本~」(4月9日、熊本県民総合運動公園陸上競技場)でコスタリカ女子代表と対戦するなでしこジャパン(女子日本代表)のメンバーを発表した。

 なでしこにとっては3月上旬に行われた「アルガルベカップ2017」で2勝2敗の6位に終わり、リスタートとなる一戦。

 高倉麻子監督はアルガルベ杯について「新しい選手もおり、選手の可能性を探りつつ、さまざまなポジションや組み合わせを試したりするなかで、なかなか私が想像するようなゲーム展開にならずに、結果としては残念だなと感じている。しかし新しい可能性を見せてくれた選手もいた」と振り返った。

 そして「アルガルベ杯を戦って、日本の現在地が見えた。このままでは勝てないという危機感を選手、スタッフともに持って帰ってきました。この選手たちで大会に臨んだのが初めてだったので、まず守備の約束事を決めながらプレーしたんですが、連動という部分ではまだ足りない部分があると感じたし、強度というのも普段の強度だとやられてしまう部分もある。オフ明けということもあって、ちょっとずつの甘さが出てやられてしまった試合が多かった。日本は技術的に高いと世界では言われていますが、非常に甘さがあって相手のプレスがちょっと早くなると、やはり技術もぶれていますしサポートも非常に遅い。そのへんを選手は危機感を持ってやっていかないと、パスサッカーとか言っていられる段階ではないということを感じている。自分たちのミスからの失点も多かった。もうひとつ上の集中力を身に付けていかないといけないと感じている」と危機感をあらわにした。

 今回のメンバーにはDFの石井咲希、MFの隅田凛、FWの大矢歩、上野真実の4人が初召集された。この4人の選考理由について高倉監督は「未知数」「新しい風を期待」「女子ではなかなかいないタイプ」「まだ粗削りな部分もあるが」といった言葉を交えながら説明。4人のポテンシャルの高さとそれによるチームの変革に期待をかけている様子だ。

 また今回の試合は高倉監督誕生後、国内では初の試合となるのだが「怯んだ戦いはしたくない。選手一人ひとりが個性を発揮しながら勇気あるプレーができればいいと思う」と話した。

 この日は今回の試合に伴い熊本で実施する、女子サッカーの普及活動についての説明が今井純子女子委員長からなされた。

「女子サッカーレガシープログラム in 熊本」と銘打ち、すでに3月11日からイベントが開催されているのだが、これはキッズ年代を対象にしたトレーニングといったプレーヤー向けのものもあれば、審判に興味のある女性に向けたプログラムなど多岐に渡ったもの。

 日本サッカー協会(JFA)では女子サッカーの普及を進めるための施策のひとつとして各地に「普及コーディネーター」を置き、イベントなどを単発に終わらせることなく育成・普及活動を計画的に行う考えを持っている。

 その各地で行われる活動を点で終わらせることなく連携していくために、今年5~6月から47都道府県で「普及コーディネーター」展開していきたいと考えているのだが、今回の熊本のレガシープログラムは普及コーディネーターのロールモデルとなるようだ。

Copyrighted Image