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月刊EXILE | TOKYO HEADLINE - Part 2
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DOBERMAN INFINITY、新曲のこだわりは「自分たちがかけられて頑張ることができる言葉」

2021.06.12 Vol.Web Original

 ヒップホップグループのDOBERMAN INFINITYが9日、ニューシングル『konomama』をリリースした。この曲は、放送中の土曜ナイトドラマ『泣くな研修医』(テレビ朝日)の主題歌としておなじみの楽曲だ。

 メンバーによれば、難産だったというこの曲。 KUBO-Cは、月刊EXILE最新号のインタビューで、メンバーで話し合いをした結果、「僕たちの実体験を盛り込んだものにしよう」と決めたと明かしている。

 これまでも、背中を押してくれる楽曲の数々を届けて来た彼ら。

「今までの僕らの応援歌は、“頑張れ”と直接伝えるような歌詞が多くて。でも、今回は、“もうちょっと頑張ってみようかな”と思わせるような言葉選びにしました。それ自体が初めてだったので、すごく新鮮でした」と、GS。

『泣くな研修医』は、情熱を持って一人前の医師になることを目指す研修医たちの姿を描く青春群像劇。白濱亜嵐(EXILE / GENERATIONS)が主演。

EXILE MATSU、「継続は力なり」は「EXILEに入った当初からずっと変わらない」

2021.06.02 Vol.Web Original


 EXILEの松本利夫のワンマンSHOW「『MATSUぼっち07』-MEDAL RUSH-」が2日、品川プリンスホテル クラブeXで開幕する。「一人の表現者・松本利夫としての挑戦」をテーマに、2010年にスタートした「MATSUぼっち」シリーズの最新版で、世界的なスポーツの祭典の影で密かに地球転覆のプログラムを実行させようとするAIたちと松本が戦う。

 松本がセルフプロデュースし、ひとり舞台に挑戦するシリーズ。自身にとってライフワークともいえるプロジェクトだ。

 公演直前に46歳になった。松本は『月刊EXILE』最新号に掲載されているインタビューで、年の頭に1年のテーマを考えると「いつも一緒でやっぱり“継続”」だといい、「続けることの難しさ、大変さを実感しているし、でも続けることによって自分のモチベーションが保てる。やり続けていれば負けないというか。諦めてやめた瞬間、自分のなかで負けてしまうと思っているんです。だから『継続は力なり』というテーマはEXILEに入った当初からずっと変わらないんですよね」

 インタビューでは最新公演について、また46歳の今の思いについても語っている。

 『MATSUぼっち07』もともと昨年7月に上演が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた公演。6日まで同所で、その後、大阪、香川で公演がある。

【インタビュー】DOBERMAN INFINITY |TALK ABOUT NEW SINGLE & LIVE TOUR ーー月刊EXILE

2021.06.01 Vol.Web Original

6月9日に11thシングル「konomama」をリリースするDOBERMAN INFINITY。何かに全力で立ち向かいながら上手くいかずにもがいているときこそ、人生の主役は自分なんだということを忘れないでほしいという想いと、聴いてくれたリスナーの勇気となれる、心の声のように鳴り響く楽曲を目指し丁寧に描いた、これまでとは少し違うタッチの歌詞で表現された楽曲が完成した。

【インタビュー】TOSHIO MATSUMOTO | MATSU BOCCH 07 -MEDAL RUSH- ーー月刊EXILE

2021.06.01 Vol.Web Original

2020年、コロナ禍で延期を余儀なくされた「松本利夫ワンマンSHOW MATSUぼっち07」-MEDAL RUSH-」が、6月2日より上演される。スポーツの祭典、地下世界、AI・本作に関連するキーワードから連想される世界観で紡いだストーリーをお届けするとともに、松本利夫に本作にかける想いを聞いた。

キャリア初のカバーアルバムをリリースしたCrystal Kay『天体観測』に苦戦?

2021.05.03 Vol.Web Original

 キャリア初となるカバーアルバム『I SING』をリリースした、Crystal Kay。『月刊EXILE』最新号で本作について語っている。

 アルバムには平成初期から令和にかけての幅広いヒット曲を全13曲を収録。1曲を除いて男性ボーカルの曲だ。自身のSNSで「何が聴きたい?」と呼びかけて寄せられた楽曲のなかから選曲したという。そのなかで自分が歌うと思わなかったのは、BUMP OF CHICKENの『天体観測』だと明かしている。

「希望や勇気を感じさせる曲にしたいという想いで作ったんですが、歌うのは難しかったです(笑)。メロディが忙しいうえに言葉数がとても多くて追いつくのが大変なんです。でも、オリジナルのメロディをちゃんと聴いて忠実に大切に歌わないといけないと思ったから、自分になじむまで聴いて歌って聴いて歌ってを何度も繰り返しました。そしたら、だんだん自分の曲みたいな感覚になって歌うのがどんどん楽しくなっていきました」

 アルバムには、スピッツの『楓』、EXILEの『ただ…逢いたくて』、レミオロメン『3月9日』、Official髭男dism『I LOVE… 』、RADWIMPS『なんでもないや(movie ver.)』などを収録。さまざまなプロデューサーと組んで、オリジナルをリスペクトしつつ、“クリ”フレーバーの作品に仕上げている。

<ライブリポート>JAY’ED×Leola Special Acoustic Night at billboard LIVE  ーー月刊EXILE

2021.05.01 Vol.Web Original

 

2020年に「ふたり」を配信リリースしたJAY’ED&Leolaのスペシャルステージが3月13日に神奈川・ビルボードライブ横浜、4月2日に大阪・ビルボードライブ大阪にて開催された。ふたりが作り上げる心地よいグルーヴ感に浸る、特別なアコースティックライヴの横浜公演の模様をお届けする。

JAY’EDとLeolaによるアコースティックライヴ『JAY’ED×Leola Special Acoustic Night at billboard LIVE』が行われた。開演時刻となると照明が落とされ、最初にステージに上がったのは、Leola。観客たちは大きな拍手で彼女を迎えた。久しぶりの有観客ライヴのオープニングを飾ったのは「Alright!」。ギターをかき鳴らし彼女らしさ全開でライヴは幕を開ける。続いて「Lucky Me」を披露。「こんばんは、Leolaです!」と挨拶をし、「2020年はなかなかライヴができず、でもありがたいことにコンスタントに曲はリリースさせていただきまして、皆さんの前では披露していない新曲たちがたくさんあるので歌っていきたいと思います」と話し、期待感を高めた。次は、カバー曲「白いページの中に」、「朝が来るように」、そして「ないものねだり」ではギターを置いて、しっとりと歌い上げた。その後「皆さん楽しんでいただけていますか?」の問いに観客は拍手で応える。「ライヴって生きていますね! 今、心で感じていて楽しいです!」と今の想いを共有した。「ビルボードライブといえばコラボレーションドリンクということで、『FUTARI』を作っていただきました。カシスとミントがミックスされた爽やかなドリンクです」とこの日限定のスペシャルカクテルを紹介する場面も。後半は「キミが好きで、、、」「コイセヨワタシ。」「Let it fly」を立て続けに披露し、多幸感あふれる楽曲で会場を包み込んだ。

続いてピアノの音色が鳴り響くなか姿を現したのはJAY’ED。「どうもJAY’EDです、よろしくお願いします! 今日は(観客が)声を出せないから代わりにClap your handsで盛り上がっていきましょう!」と観客に呼びかけ、「Everybody」に合わせ会場はクラップでひとつとなる。今までさまざまなアーティストとフィーチャリングしてきた楽曲を歌唱するメドレーコーナー。「伝えたい事がこんなにあるのに」「また君と feat. Ms.OOJA」「永遠はただの一秒から」を次々と歌唱し、観客はJAY’EDの優しい歌声に耳を傾け聴き入った。「元々僕はヒップホップやR&B、要はブラックミュージックというものにすごく影響を受けまして、音楽を始めました。最初はクラブで歌って、そういう自分のルーツを次の曲で皆さんに見せられたらと思います」と「Different Man」を披露。さらに、デビューしてから必ず歌っているという「最後の優しさ」、「大切な人を思い浮かべて聴いてください」と「ずっと一緒 feat. Duran」をじっくりと会場を見渡しながら、エモーショナルに歌い上げ、本編を締めくくった。

アンコールでは、JAY’EDとLeolaが登場し、JUJU with JAY’EDの「明日がくるなら」を歌唱。ふたりが奏でるハーモニーで観客を魅了した。MCでは、翌日に誕生日を迎えるLeolaをサプライズで祝うひと幕も。最後は、2020年に配信リリースした「ふたり」を歌い、リズムに合わせてみんなで手を左右に振り、会場が一体となった。観客の拍手が鳴り止まないなか、感謝の言葉を届けてふたりはステージをあとにした。最初から最後までふたりのそれぞれの魅力、そしてふたりが織りなすハーモニーを存分に堪能できたスペシャルなアコースティックライヴは幕を下ろした。

 

Crystal Kay「何も考えず楽しく、懐かしい感じを味わってほしい」ーー月刊EXILE

2021.05.01 Vol.Web Original

キャリア初のカバーアルバム『I SING』をリリースしたCrystal Kay。彼女が20周年を経て特別な機会にリリースしたいと語っていた本作は、誰もが口ずさめる、平成初期から令和にかけての幅広いヒット曲を収録。そして、さまざまなプロデューサー陣と楽曲を作り上げたことにより、リッチでありつつも新しさを感じる一枚に仕上がった。そのこだわりが詰まった今作の魅力や聴きどころについて彼女に話を聞いた。

──カバーアルバムを出すことになった経緯を教えてもらえますか?

「10年ぐらい前にカバーアルバムブームがあったときに、私がやるなら20周年とかそういうスペシャルなタイミングでやりたいと思っていました。2020年に20周年を迎え、『クリカフェ』とかでも邦楽、洋楽問わずカバーを歌うとめっちゃ盛り上がっていたので、コロナウイルスの影響で遅れましたけど、このタイミングで出そうということになりました」

──選曲はどのように行っていったのですか?

「聴いてもらう方に聞くのがいちばん早いと思ってInstagramやTwitterなどで『もし私がカバーアルバムを出すとしたら何が聴きたい?』と問いかけました。そしたらすごくいろんな曲が集まって、でも歌ってみないとわからないのでスタジオに入ってワンコーラスずつ歌いました。全部で100曲近く歌ったと思うんですけど、そのなかから合わない曲、合う曲を選んでいきました」

──全13曲中12曲が男性曲ですが、自然にそういうラインナップになったんですか?

「私は女性曲も全然ありで歌いたい曲もいくつかあったんですけど、女性の私が女性の歌を歌っても普通になじんでしまう。原曲とあまり変わらなくなってしまうんです。それだったらむしろ男の人の曲のほうが合うところがあって、気付いたらほぼ男性曲になっていました(笑)」

──そのなかでご自身が特に「歌いたい!」と思った曲はどの曲ですか?

「歌いたかったのは唯一女性曲の『すき』。あとは『なんでもないや』と『I LOVE…』です。ちなみに『I LOVE…』は通常テンポとスローバージョンの2曲を収録しているんですが、原曲のリリースが2020年で近すぎるから絶対カバーの許可が出ないと思っていて。ダメ元でOfficial髭男dismさん側に私のデモを送ってみたら『歌が上手い人が歌ってくれるなら、いいですよ』って言ってくださいました」

──寛大(笑)。逆に、自分が歌うとは思わなかった意外な曲はありますか?

「『天体観測』です」

──確かに意外です。でも歌声もドラマチックなアレンジもすごく合っていました。原曲は突き抜けていくような疾走感が特徴的ですが、Crystal Kayさんバージョンは空へどんどん登っていくイメージが浮かびました。

「ありがとうございます。これは希望や勇気を感じさせる曲にしたいという想いで作ったんですが、歌うのは難しかったです(笑)。メロディが忙しいうえに言葉数がとても多くて追いつくのが大変なんです。でも、オリジナルのメロディをちゃんと聴いて忠実に大切に歌わないといけないと思ったから、自分になじむまで聴いて歌って聴いて歌ってを何度も繰り返しました。そしたら、だんだん自分の曲みたいな感覚になって歌うのがどんどん楽しくなっていきました」

──おっしゃるとおり、びっくりするほど“Crystal Kayの天体観測”になっていました(笑)。その一方であえてCrystal Kayっぽさを封印し、呟くように歌っていた「3月9日」も印象的でした。意識してそういう歌唱になったのですか?

「意識しました。今回は全体的に自分の曲ではないからこそ、オリジナルをちゃんとリスペクトしたいし、曲が持っている世界観と歌詞とメロディ、自分の声の3つの要素にフォーカスしたいと思っていて。その要素がちゃんと聞こえて、なおかつ余計なものを入れず音もなるべくシンプルにしたいというのをプロデューサーの方たちに伝えて作ってもらったんです。だから歌い方もあえてアレンジしていないです。“私がやっています”という感じは出さず、曲のよさとナチュラルに私の声を聴いてほしいと思って歌いました」

──「ただ…逢いたくて」はいかがでしたか? Crystal Kayさんの声にすごく合っている気がしたんですが。

「そのように聴こえてよかったです。でも、この曲はシンプルで逆に難しかったかもしれません(笑)。すごく耳なじみがある曲だから自分が歌っているのがちょっと不思議でした。でも、ただのカラオケみたいにしたくないし、ちゃんとアクセントとか言葉を届けられるように歌詞とかも『これってどういう意味なんだろう』『どういう想いなんだろう』って、歌う前にブレイクダウンして話し合っていきました」

──歌詞の解釈が特に難しかった曲はどれですか?

「すごく深いなと思ったのは『楓』。これは相手が亡くなっていても成立する歌詞じゃないですか。だからこそ切ないし、深いし、大きい。失恋の喪失ではなくもっと意味深い感じがあって歌っていても、考えさせられました」

──逆に共感しやすかった曲は?

「女性目線で歌っている『サウダージ』と、あとは『歌うたいのバラッド』は自分も歌うたいだから、入りやすかったです。ただ、歌い方に関しては歌詞だけでなく曲の雰囲気やアレンジによって変わるかもしれない。アゲアゲの曲だと自分っぽさをガンガン入れたほうがおもしろいだろうし、ロックなアレンジなら余計なことを考えずに歌えます。そのときそのときによって変わります」

──アレンジのほうも話し合いながら決めていったのですか?

「そうです。アレンジャーさんには『オリジナルの世界観を崩さず、でもCrystal Kay ワールドにしたい』ということをお伝えして作りました。だからどれもすごく気に入ったアレンジになっていて、しかもストリングスとか楽器の部分はほぼ生音なんです」

──とても贅沢ですね。

「超贅沢で本当にありがたいです。なので、聴くときはできればヘッドフォンでじっくり聴いてほしいです。そして、改めてこの曲たちがどれだけいい曲なのかを感じてほしいし、私の声も前面的に出しているので、そこも聴いていただければうれしいです」

──今回、カバーを聴いて改めて思ったのですが、Crystal Kayさんの声には子どもがまっすぐ歌うような無垢感がありますよね。歌のスキルが上がるとその無垢感がだんだんなくなっていくけれど、Crystal Kayさんは両方の要素を持っている稀有なアーティストだと思いました。

「それはすごくうれしいですが、自分ではあまり意識していなかったかも……。でも、母が『たまに子どもみたいな声出すよね』って言っていました。ラブソングだとちょっとかわいい声とか出たりするときがあって、『それは、ぶりっ子っぽいからちょっと抑えなさい』って言われたりします(笑)」

──全然ぶりっ子じゃないと思いますよ(笑)。ご自身は今回、カバーしたことで意外な引き出しや、改めて“Crystal Kayらしさ”を感じた部分はありましたか?

「まず、まっすぐ歌うのもいいなと思いました。あと私は高いキーで歌うことが多いけど、低いほうも出るのでオリジナルではそれはもっと聴かせていきたいなと。“Crystal Kayらしさ”に関しては……自分ではわからない。何だろう?(笑) でも、曲を自分のものにするテクニックはあるかもしれないです。今回もカバーではあるけど、“人の歌をそのまま歌っています”という感じにしたくなくて。『この曲、めっちゃ知っているけど、Crystal Kayの曲だっけ? あれ?』みたいな風にしたかったんです(笑)。ただ、このアルバムで私の歌を初めて聴く人もたくさんいると思っていて、そういう人たちには何も考えず楽しく、懐かしい感じを味わってほしいです。そして今は不安な毎日が続いていますけど、このアルバムで一瞬リセットというか。ヒーリングみたいな感じでチャージをしてもらえたらいいなと思います」

Album『I SING』NOW ON SALE UICV-1113 ¥3,000

月刊EXILE ( http://www.exilemagazine.jp/ )6月号より

 

 

石井杏奈「あまり幸せになれないよね、って言われる」闇を持つ役多く

2021.04.01 Vol.Web Original

 女優の石井杏奈が葛藤の真っ只中にいることを明かしている。

 現在発売中の雑誌『月刊EXILE』の5月号に掲載されているインタビューのなかで語っているもの。芝居に対して悩みや課題はあるかという質問に「22歳で高校生役と大人の役の、ちょうど狭間にいます」と語り、「学生役は経験しているからまだできますが、たとえば25歳の保育士さん役で年齢相応の貫禄を出してってと言われると難しかったり、そいういう葛藤があります」。

 また、「『あまり幸せになれないよね』とよく言われます」とも話す。闇を持つ役を演じることが多いことがその理由だとしている。

 9日公開の映画『砕け散るところを見せてあげる』で演じているのもそうした役。インタビューでは本作への思いなども語っている。

石井杏奈 Anna Ishii|Daydream ーー月刊EXILE

2021.04.01 Vol.Web Original

アニメ『とらドラ!』『ゴールデンタイム』の原作で知られる竹宮ゆゆこさんの小説が、初めて実写映画化される。4月9日(金)に公開のその作品、『砕け散るところを見せてあげる』で、ヒロイン・蔵本玻璃を演じる石井杏奈に作品の魅力や役作りなどについて話を聞いた。

─映画『砕け散るところを見せてあげる』が公開になります。撮影から2年経ちますが、今の想いは?

「ずっと温めてきたからこそ、公開になることに対して少しずつ寂しさが増しています。世に出るうれしさはありますし、誰かが観て誰かのものになるのが映画だとわかっていますが、自分の元を巣立ったら、そこで終わってしまう気がします」

─どの作品でもそういう気持ちになるんですか?

「この作品は特にそうです。題材も登場人物も愛おしくて愛しか詰まっていないので、余計寂しく感じます……。まず、私が演じた玻璃のことが人として大好きです。健気でまっすぐで純粋で、いじめられても人間らしい心を失わず強い芯をしっかり持っています。そういう内に秘めたものを持っている女の子はカッコいいですし、誰よりも幸せになってほしいと応援したくなります。撮影中も『玻璃はもっと過酷だった』『玻璃だって苦しいんだ』と思うと、辛いシーンも頑張れてずっと支えられました。玻璃のことも玻璃でいられる時間も、すべてが愛おしかったです」

─実際、壮絶なシーンでは石井さんは驚くほど豹変していました。あのようなときはスイッチが入るんですか?

「やろうと思ってやったことはないです。決めごとは絶対に作らないようにしようと思っていて、現場で『この空気だったら、こういうお芝居がしたくなる』など、その場で感じたことを演じています。難しいシーンだとしても『こうしよう』と考えるのではなく、『こういう気持ちになるんだ!』と発見して、そうすると無心になれます。玻璃役は毎日そんな感じだったので達成感にあふれていました」

─そんな石井さんから見て、生死を分けるほどの体験をした玻璃の状況をどう思いますか?

「苦しいや悲しいなどはあとから感じるもので、その当時は戦うしかない、頑張るしかないので無我夢中だったと思います。終わった後は苦しくて悲しかったですが、側にいた清澄からその倍の幸せをもらったからこそ自分は生きられたなと。ただ、玻璃はあのような経験をしても、『私以外の誰かにこんな想いをさせられない』と思ったのではないかなと感じました。それぐらい優しくてまじめで強い人です」

─そんな玻璃を生き切った今作は、石井杏奈の女優人生の中でどんな位置づけの作品になりますか?

「10年後に『ターニングポイントだった』と言える作品になると思います。お芝居一本で頑張ると決めてから1本目の主演映画なので、今後も自分にとっていちばんの味方になり、ここで感じた想いがきっと人生の財産になると感じています。一生忘れたくない、忘れられない作品になるのではないかなと思います」

─石井さんにとってお芝居をするいちばんの原動力は何でしょうか?

「自分の生きる理由です。少し重いですが(笑)、そんな気持ちになれるのは素敵なことですし、演じた役や作品を観た人が明日も頑張ろうと活力にしてくれたらうれしいです。そうやって誰かのヒーローになったり、誰かを救える要素が映画やドラマなどのエンタテインメントにはあると思うので、このお仕事をずっと続けていきたいです」

─10代から女優のお仕事をしていますが、そういう想いが明確に固まったのはいつごろですか?

「最初のころは独りよがりで誰かのためというより、自分がどう演じたいか、自分がどう楽しむかということを重視していました。でも、『ソロモンの偽証』のときに私を含め新人のキャストがオーディションで集められ、みんなのお芝居を見ていたら感動して泣きそうになる瞬間が何度もありました。そのとき、『人ってすごいな、お芝居って嘘じゃないんだな』と可能性をたくさん感じ、それ以来、『人に伝えたい』という想いで演じるようになりました」

─自分がどう、ではなく、みんなのお芝居を見て意識が変わったんですね。

「お芝居は見ている人がどう感じるかで正解が決まると思います。それがおもしろいところだなと気付いてから、どんどん楽しくなっていきました」

─今はお芝居に対しての悩みや課題はありますか?

「今、私は22歳で高校生役と大人の役の、ちょうど狭間にいます。なので、自分がどう変わっていこうか、どう表現していこうかということは考えます。制服姿で髪を結べば高校生になると思いますし、何かの職業の服を着て言葉や行動を変えれば社会人にも見えると思います。ですが、貫禄やフレッシュさは、どちらかに寄っていかないといけないので。学生役は経験しているからまだできますが、たとえば25歳の保育士さん役で年齢相応の貫禄を出してと言われると難しかったり、そういう葛藤はあります。あと、悩んでいるわけではないですが、『あまり幸せになれないよね』とよく言われます(笑)」

─それはどうしてですか?

「闇を持っている人を演じることが多いからかもしれないです。たとえば玻璃役も『不幸の極限の役だね』と言われるのですが、自分ではそんな風に捉えてはいないです。不幸なことがあるほど些細な幸せを感じられるので、逆にいいと思います(笑)。そういう意味で私はあまりこだわりがなく、自分がどう演じ、どう見られるかというところには興味がなくて。それよりも監督が思い描く役の像と自分をなるべく一致させたいです」

─天性の女優ですね。今後は初舞台『てれびのおばけ』のほか、ドラマ、映画と出演作品が目白押しですが。役の切り替えはどうしていますか?

「あまり考えたことないかもしれないです。役ごとに読書している感覚といいますか。今日はラブストーリーで、明日はミステリーのような感じで、作品のジャンルが変われば頭も勝手に切り替わります」

─では、最後にそんな石井さんが目指す理想の女優像を聞かせてもらえますか?

「年相応に輝く女優さんでいたいと思います。先ほど言ったように今は10代と20代の狭間にいますが、それは貴重な時期でもあるので、この年齢でしかできない役で輝きたいと思います。そして、いつかお母さん役や大人の役などをいただいたとき、その人(役)としてしっかりと生きられるよう、経験を重ねていきたいです」

 

 

鈴木伸之は「過去に戻りたい」? 最新出演作『ブレイブ -群青戦記-』がいよいよ公開

2021.03.11 Vol.Web Original

 

 劇団EXILEの鈴木伸之が出演する映画『ブレイブ -群青戦記-』が12日公開される。

 笠原真樹による人気コミック『群青戦記』を映画化したもので、戦国時代にタイムスリップした高校生のスポーツエリートたちが、部活のスキルを生かして、仲間たちを守るため生死をかけて戦い、その中で成長していく姿を描く。主演は新田真剣佑、監督は『踊る大捜査線』シリーズなど多くのヒット作を手がける本広克行。鈴木を含めて、強力な布陣のエンターテイメント作品だ。

 鈴木が演じるのは実力は日本一という剣道部の主将の松本考太。真剣佑演じる主人公の幼なじみだ。鈴木は『月刊EXILE』4月号のインタビューで、スポーツ強豪校の剣道部部長を演じるうえで取り組んだことや、撮影現場で感じたことなどを真っすぐに語っている。

 そのなかで、タイムスリップができたら何時代に行ってみたいかという質問に、「今の記憶や経験はそのままで、一度行ったら戻ってこられないという設定であれば」としたうえで、過去を選択。

「未来はいずれ勝手に訪れるので、あまり興味がないです。自分は今28歳なのですが、好きな過去に戻れるならいろいろやり直しもききますから(笑)。個人的に10代後半〜20代前半のころは人並みに大変なこともありましたが、すごく楽しかったという記憶が強いので、またそのころに戻って友達と一緒にワイワイしたい」

鈴木伸之 SPECIAL INTERVIEW BRAVE ーー月刊EXILE

2021.03.01 Vol.Web Original

3月12日(金)公開の映画『ブレイブ -群青戦記-』に出演している鈴木伸之が登場。今作は学園ものでもあり、主演の新田真剣佑さんを筆頭に、生徒役ではエキストラなども含めて同年代の俳優が多数出演している。そんな同志たちと過ごした現場での時間は、鈴木にとってかけがえのないものになったようだ。

──映画『ブレイブ -群青戦記-』のオファーが来たときの率直な感想からお教えください。
お話をいただいたときに、主演が新田(新田真剣佑)さんだということを知ったのですが、彼とは以前から友達だったので、まず初めて共演できるということがうれしかったです。作品的にもすごくエンタテインメントがギュッと詰まっている感じがして、とてもワクワクしました。さらに、今回ご一緒させていただいた本広(本広克行)監督は、『踊る大捜査線』シリーズなど、多くのヒット作を手がけている方だったので、そういった意味でもすごく楽しみでしたし、自分のなかで作品への期待も大きかったです。実際の現場では、本広監督からは特にアドバイスはありませんでした。本広監督は役者を信じて映画を撮る監督なので、見えない信頼関係がありながら撮影は進んでいったという印象があります。

──新田さん演じる西野蒼とは幼なじみという設定で絡みも多かったですか、撮影前にふたりで相談をしたりしましたか?
特になかったですね。現場では、新田さんが率先して場の空気を和ませてくれていたので、みんなはその流れに乗っかってお芝居をさせてもらったという感じです。あと今回の現場を通じて、みんなでご飯に行ったりするなど、演者同士の仲がすごくよくなりました。撮影中はカメラの回っていないところで他愛もない話をしたりして、すごく和気あいあいとしていましたね。

──本作は人気コミックが原作ですが、特別に意識したことはありますか?
原作は撮影前に拝読してとてもおもしろかったですが、自分のなかでは“コミックはコミック、映画は映画”という気持ちがありましたので、撮影で特に気負うことはありませんでした。ストーリーはまったく同じで、これまで『ブレイブ』を知らなかった方はもちろん、原作ファンの方も楽しんでもらえる作品になったかなと思います。

──ご自身が演じる松本考太は剣道部の主将で、実力は日本一という設定ですが、役作りはどうされましたか?
剣道の経験がなかったので、まずは基本的な所作から習い、身体になじませるようにしました。また、生徒会長であり剣道部主将でもあるという、生徒みんなをまとめて引っ張っていく役どころで、人としての器(うつわ)がなるべく大きく見えるようなお芝居を心がけつつ、考太はすごくまっすぐな性格なので、そういう実直な部分が表れるように意識をして演技をしました。ただ、アクションシーンでは少し苦労しました。日本屈指のスポーツ強豪校の剣道部部長として見せるのは、ちょっと難しかったですね。

──すでに試写をご覧になったそうですが、観ての感想をお聞かせください。
この映画に出てくるキャラクターはみんな、常に人のことを思い葛藤しながら行動をし、言葉を発するなど、ある意味「人間らしい」部分がたくさん描かれているなと思いましたし、人が人を思う気持ちというものが、しっかりと観ている人に伝わる作品だなと感じました。約2時間という上映時間のなかで、いろいろと考えさせられる作品になったと思います。言い方としては伝わりにくいかもしれないですが、すごく「眩しい」作品だなって思いました。

──もしも鈴木さんがタイムスリップをするとしたら、何時代に行ってみたいですか? 
今の記憶や経験はそのままで、一度行ったら戻ってこられないという設定であれば、過去がいいですね。未来はいずれ勝手に訪れるので、あまり興味がないです。自分は今28歳なのですが、好きな過去に戻れるならいろいろやり直しもききますから(笑)。個人的に10代後半〜20代前半のころは人並みに大変なこともありましたが、すごく楽しかったという記憶が強いので、またそのころに戻って友達と一緒にワイワイしたいですね。

──本作を通じて、役者として得たことはありますか?
撮影中は、とにかくがむしゃらにやっていたので、まだ実感としてはわからないです。あとまだ映画が公開されておらず、作品が視聴者の方の目にどう映るのかわからないということもあります。いろいろな反響や作品を観てくれた方からの感想を聞いたときに「あのシーンはそういう風に見られていたのか」とか、自分なりの新たな気づきや発見があると思います。また、今回の現場では、新田真剣佑という俳優として実直に生きている素晴らしい人間を筆頭に、多くの素敵な俳優さんと出会うことができたので、そういった部分は、これからも役者の道を歩んでいく自分にとって、かけがえのない財産になったと思います。本当にたくさんの刺激を受けました。出番の少ないエキストラの方やセリフのない方も、早朝からずっと待機して、ほんの数秒のために人生をかけてお芝居をしています。そういう姿は自分にとってもすごくモチベーションになりますし、仲間意識が強くなる感じもありました。

──最後に、『月刊EXILE』の読者の皆さんにメッセージをお願いします。
いつも応援してくださって本当にありがとうございます。『月刊EXILE』では、ドラマや映画など、自分が作品に出させてもらうたびに、いつも載せていただいて感謝しています。今回出演させていただいた作品は、現実では起こりえないファンタジーな物語ですが、そのなかには本物の感動や友情、絆など、人生を送るうえで大切なテーマがたくさん詰まっています。映画を観た人がいろんな感情を抱ける作品となっていますので、ぜひ劇場に足を運んでご覧になっていただきたいです。

 

月刊EXILE ( http://www.exilemagazine.jp/ )4月号より

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