有村架純が10月スタートのフジテレビ系の連続ドラマ『姉ちゃんの恋人』に主演することが2日、発表された。脚本家・岡田惠和が手掛けるオリジナルのラブ&ホームコメディーで、有村は3人の弟を養う“肝っ玉姉ちゃん”を演じる。
有村演じる主人公の安達桃子はホームセンターで働く27歳。高校3年生のときに両親を事故で亡くして大学進学を断念、3人の弟たちを養うため、大黒柱として働き続けている。それなりに幸せな毎日を送るなかで、職場で少し年上の吉岡さんと出会い、彼女の日常は大きく変わっていく。ほほ笑みを絶やさない吉岡さんに心ひかれていくが、彼には秘密があって…。
父親であり母親、もちろん姉でもあるヒロインを演じる有村は、「3人の弟を守らなきゃいけないという使命感と責任感から、何事にも一生懸命に向き合う女性なのかなと感じています。“肝っ玉姉ちゃん”というと気が強くて口が悪くてという印象がありますが、それだけではなく、お父さん、お母さん、お姉ちゃんという3役をうまく融合させて、桃子というオリジナルなキャラクターにしたいなと考えています」。
脚本の岡田惠和とのタッグは、『ひよっこ』などトータルで6作目。「見事にテイストもキャラクターも違った脚本で、しかも私自身ずっと家族のお話をやりたいと思っていたので、とてもワクワクしました。家族のカタチや、大切な人がそばにいることを大事にしながら、クスッと笑えるようなドラマに出来たらと思います」。
岡田も「信頼する有村架純さんとともに、ちょっぴり疲れて固まってしまった世界をほんの少しだけでも、ほぐせたら。そんな思いで書いています。再び有村架純主演ドラマを書けるのは、脚本家としてとても幸せな時間です。そして今回の有村さんは今まであまり見たことのない、突っ走り姉御キャラ。有村さん演じる桃子は、よく笑い、よく怒り、よく泣いて、よく食べて飲んで。よく働きます。地に足つけてしっかり生きる桃子を見てるだけで何だか心がほぐれること間違いなしです。笑って笑って幸せな涙を流せるようなドラマを目指します。素晴らしい出演者たちにもご期待ください」と、コメントを寄せる。
現場では「盛り上げ隊長」にならなければと、有村は意気込む。
「疲れた気持ちが少しでも和らぐような、見てくださる人たちが安心できる作品にしたいと思います。笑っているところが切なかったり、少し泣けるという場面はありますが、苦しさとか悲しさはないドラマです。みなさんも笑いながら、あまり構えず、感じるままお楽しみいただけたらうれしいです」とアピールしている。
ドラマは、カンテレ・フジテレビ系で10月27日スタート。毎週火曜21時。