パンチでダウンさせパウンド連打でとどめ
「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)に元UFCファイターの中村K太郎がRIZIN初参戦を果たし、マルコス・ヨシオ・ソウザと対戦した。
ヨシオはこの日から開幕した「ライト級グランプリ」に出場したホベルト・サトシ・ソウザの実兄。柔術で数々のワールドクラスの大会で優勝を重ね、2012年からMMAにも参戦。REAL Fight Championshipウェルター級王座決定トーナメントを制して初代王者にも輝いた。桜庭和志がプロデューサーを務めるグラップリングイベント「QUINTET」ではその華麗な柔術テクニックで観客を魅了している。
中村はUFC、DREAM、戦極といった日米のメジャー団体で長く活躍。SRCウェルター級シリーズ2010王者、DEEPウェルター級王座を獲得し、2度目のUFC参戦時は強豪ひしめくUFCウェルター級戦線で4勝4敗の成績を残すなど日本のウェルター級ではトップクラスの存在。チョークスリーパーを必殺技とすることから「裸絞十段」の異名を誇る。
試合は1R開始早々グラウンドの展開となり、中村が上を取るが、この体勢はヨシオにとっても絶好のポジションでもある。すぐにスタンドの展開に戻ると中村の左のパンチでヨシオがしりもち。すぐに立ち上がるが右目尻が切れる強烈な一発。
なおもパンチで攻め込む中村。ヨシオがダウンし、中村は追撃のパウンド。足を使ってしのぐヨシオだったが、中村はそれをさばくとなおもパウンドに鉄槌。
ソウザの動きが止まったところでセコンドがタオルを投げて、中村のTKO勝ちとなった。