3月1日に開催される「東京マラソン 2020」の出場選手発表会見が28日、都内で行われ、国内外から出場するエリート選手が発表された。男子は133名で、そのうち海外招待選手と国内招待選手が11名ずつ。女子は43名でそのうち海外招待選手は14名。東京五輪への代表選考会も兼ねる男子では、大迫傑(ナイキ)、設楽悠太(Honda)、井上大仁(MHPS)らがエントリー。例年以上に白熱したレースが見られそうだ。
会見には選手を代表して設楽が登壇した。残された五輪出場枠はあとひとつで、出場権を得るためには、大迫が持つ日本記録2時間5分50秒を上回ることが条件。時計が指し示す2時間5分49秒より早くゴールに飛び込む必要がある。
設楽は「みなさんも一番気になるところはタイムだと思う。2時間5分49秒というのは、僕の中では1つのターゲットタイム。その先に2時間4分台があると思っています」。前日本記録保持者である設楽は先日、「2時間5分台で日本記録を出しても辞退すると思う」とコメントし、話題を集めている。
「コンディションは合宿を経て上がってきている」という。「東京マラソンでは、2年前に日本記録を出したみたいに、自分から揺さぶって、みんなに嫌なレースをしたい」と、意気込んだ。
「東京マラソン 2020」は、3月1日午前9時10分に東京都庁前をスタートする。